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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 10歳~
  • 2019年~
614名
2名
0
1年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

適度な食事と適度な運動で健康的な肉体を作り上げよう!

「コンサンプション・フード&チョイス」は、栄養士でもあるデザイナーさんが
「食に関するゲームは色々あるけれども自分が納得の行くゲームはなかった」→「それなら自分で作ってしまおう」という製作動機からして熱いメッセージが込められたゲームです。

▲ゲームボードは思っていたよりも大きめ。共通のボードに加えて個人ボードもあるので、結構場所を取ります。


ゲームは1ラウンドで基本4アクション×6ラウンド。
ワーカープレイスメントっぽくも見えますが、個人ボードには何回も打てるアクションもありますので、
早取りの要素は後述する買い物アクションか、外食アクションくらいで発生するくらい。
ワーカーのコストも払う必要がなければ、途中でワーカーが増えることもないので、
どちらかというと獲得した食材やそれを取り込んだ栄養というリソースをどう扱うかという
リソースマネジメントの方に重きを置いている印象を受けました。

大きな流れとしては、
・買い物などで調達した食材を調理するか、外食に行くかつまみ食いをするかで栄養を体内に取り入れる
・体内に取り入れた栄養を消費してワークアウト(運動)を行う
ことの繰り返しとなります。

外食に行ったり、つまみ食いをすることで手っ取り早く体内に栄養を取り入れることができますが、
一旦調理という手順を挟むことによって勝利点を獲得したり、ゲーム終了時のボーナスを獲得したり、
あるいはゲーム中に1回だけ使える特殊能力を獲得したりと、ワンクッション置くだけの価値はあります。

もっとも、1回の調理アクション(レシピ&料理と称されています)で扱える食材トークンは3つまでなのに、
4種類以上の材料を必要とするレシピも数多くありますので、完成への道のりはなかなか厳しいです。
おまけに、前提となる食材を調達するための買い物アクションはラウンドごとに売り切れが発生したり、
安く買える食材はサイコロによって決定と、欲しい食材が簡単に手に入るとも限らないのが悩ましいところ。
食材を買い貯めしようにも、ラウンドの経過によって食材は傷んでしまい、
最悪の場合ゴミ箱行きで減点になってしまうなど、ここにも計画性が求められます。

外食アクションも栄養を取り入れるだけなら楽かもしれませんが、
どの栄養素が提供されるかはラウンドごとにランダムに袋からピックするので、
場合によっては水と糖分しか提供されないチャイニーズビュッフェ(もはやドリンクバー)や、
油と糖と肉の塊をガッツリ満載したテイクアウトピザが提供されたりと、こちらも一筋縄ではいきません。

ただ、先着1名限定のテイクアウトピザのアクションは、ラウンド終了時にもう1アクション実行可能で、
ゲーム中盤以降は調理や運動など、他プレイヤーとの競合を気にせず打てるアクションを選択することが多いので、
よほど偏った具のピザでなければだいたいスタートプレイヤーが持っていくような印象です。

▲完成したレシピがこちら。外国のゲームなので和食は多くありませんがどれも美味しそう。ナチュラル飯テロ。


こうして体内にいろいろな栄養素を取り込むわけですが、中には摂りすぎがかえって害になるものもチラホラ。
そこで、運動(アクティビティ&ワークアウトと称されています)で消費することで体内環境を整えましょう。

食事を作るときはキッチンエリアにストックした食材をレシピに移していきましたが、
運動をするときは体内エリアにストックされた栄養をアクティビティへ移していきます。
中にはどんな栄養素を置いてもいいという指定があったりもするので、不要な栄養の消費はやりやすいかも。

さらに、アクティビティは全8種類に分かれており、これらを幅広く行うことで追加のボーナスも手に入ります。
アクティビティで得られる得点そのものはレシピよりも少なめになりますが、
摂りすぎが害になる栄養を処理することで減点の回避にも繋がりますので、こちらも軽視できません。

▲アクティビティの一部。カード右上のアイコンをたくさん集めることを意識しましょう。


こうして6ラウンドが終了したところで最終得点を計算します。

体内に取り入れる栄養は全部で11種類。全て適量の範囲で留めていれば55点が手に入ります。
レシピやアクティビティの点数などと合わせると、100点超えも決して難しくはありません。
が、野菜や水、穀物など少なくとも5、6枚は集めないといけないものも多く、満点への道は険しいです。
イメージから軽視しそうな油脂も3枚は体内に留めないといけないなど、この辺りは栄養士さんの設計ならでは。

いくらでも取っていい野菜や水、なんなら取らなくてもいい糖やアルコールはともかくとしても、
不足しても過剰になってもいけない油脂や穀物、ナッツに乳製品などの調整に頭を悩ませることになります。
できれば過剰に取っているものをアクティビティで消費したいところですが、
そういうときに限って消費したい栄養を求められるアクティビティが場に出ていないこともしばしば。

体内環境の減点や、傷んだ食材に未達成のレシピやアクティビティにも減点が発生してしまうので、
健康な肉体づくりには何はなくとも計画性が必要だということですね。ためになるなあ。

また、これらのアクションを補助してくれるアシスタントを毎ラウンド1人迎えることができます。
手番の逆順で指名していくことになるので、このアシスタントの選択もゲームの行方を大きく左右します。

▲今回のゲーム終了時の僕の体内。油脂と乳製品・卵が1枚過剰になっており惜しくも満点ならず。


初回プレイではインストも込みで3時間弱とかなりかかりましたが、
慣れればゲームに表記されているように2時間以内で収まるゲームにはなるかと思います。

個人ボードも標準的な仕様のものと、その裏面を見てみると偏食家やジャンクフードジャンキーなど、
それぞれ栄養面で縛りが厳しくなった(それでいて別に加点があるわけでもない)仕様に分かれています。
普通の盤面に飽きたら高難易度に挑戦してみるのも一興でしょう(混在は推奨されていないようです)。

テーマとして栄養と健康を突き詰めた「コンサンプション・フード&チョイス」。
ゲームとしても程よくまとまった一本ですので、テーマが刺さったのなら遊ぶ価値は大いにあるでしょう。

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つっちー
びーている / btail
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