CFRChampionship Formula Racing

　『CFR(=Championship Formula Racing)』は名作『Speed Circuit』のリメイク版です。最大の変更点はプレイヤー数で、車の性能を自分で調整できる通常ルールでさえ、原版よりも2人多い８人ですが、ソロプレイのために設定されている４人のレーサー達(60年代を代表するグラハム・ヒルとジム・クラークに、80年台を代表するネルソン・ピケとナイジェル・マンセル)専用の性能が固定されたマシンも加えれば、最大プレイヤー数は12人となります。『SFR』で用意されたコースは、モンテカルロ'86、シルヴァーストーン'97、モンツァ'00、ニュルブルクリンク'02の４ヶ所です。この中で、『Speed Circuit』の拡張キットである『Grand Prix Accessory Pack Ⅱ』にて、全く同じコースが用意されているモンテカルロ'86で比較すると、実際のコースを縮小してマップ化している『Speed Circuit』に対して、『CFR』ではソロプレイ専用ルールをシステム化するためにコースを歪めています。また、12人プレイが成立するように、スタート前やトンネル部分が2車線ではなく、3車線になりました。とは言え、ゲームとしての完成度から言えば、『CFR』版の方が格段に優れているので、そのコースマップを『Speed Circuit』に流用するのも面白いでしょう。