猫との距離Sak_uvさんのレビュー

家から出て行ってしまった愛猫たちを呼び戻そう。猫ごとに好きなオモチャは違うし、興味の強さも違う。オモチャを使い分け、上手に猫たちの気を引こう。そして目指すは猫マスター！
ライバルは他の家族たちだ！(笑)
...という感じのゲーム(だと思う)です。←ルールブックの短文から推測

手札を配り、今回のターゲット猫を設定したらゲームスタート。猫にはオモチャへの興味・関心の深さを示す数値が設定されています。

プレイヤーたちは順番に1枚づつカードを出し、それぞれのオモチャが猫に与える関心度を決めて行きます(各オモチャに対して0-6までの数値のカードを2枚付けます)。
全てのオモチャへの関心度が決まったら、手札に残ったオモチャの種類ごとに猫に与える関心度を計算して、合計が猫の興味・関心を超えない最大のプレイヤーが勝利、3回勝利したプレイヤーが最終的な勝者になります。

このゲームの妙味は、勝利すればするほど手札の枚数が増える＝関心度の合計が高くなる点です。これにより先行しているプレイヤーは勝ちにくくなり、勝負がもつれるような構成になっています。
カードのプレイングを見ながら他のプレイヤーがどのオモチャを持っているか推測し、ハメるようなプレイングができると楽しいですね(ゲーマーあるある)。あとはピッタリの値に設定できた時も。

オモチャごとの関心度や猫の興味・関心のパラメータも、オモチャが猫のテンションを上げる効果代やテンションが上がりすぎて無関心になる（スンッとなる感じか？）イメージを絡めると頭の中で猫遊びができます(笑)。興味・関心が低い猫はツンツンなんだなー、とか高い猫はテンション爆上がりになるオモチャを与えよう、とか。

1枚のカードが「目標設定」「アイテムの効果量決定」「最終計算」の3つの用途に使うように設計されているので、カード数を押さえるように設計されていますが情報が多いため最初は戸惑うかもしれません。
ただ、それ以上に「え、もうこのラウンド終わりなの？」とか「猫のスン化不可避！」とか悩み、猫たちに愛着が沸いてくること請け合いです(笑)。プレイする機会があれば是非遊んでみてくださいね！