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  • 1人~4人
  • 90分~240分
  • 15歳~
  • 2023年~

ヴォイドフォールさんずさんのレビュー

621名
3名
0
7ヶ月前

超大作 4xゲーム (eXplore":探検、"eXpand":拡張、"eXploit":開発、"eXterminate":殲滅)


ゲームの流れ

全部で3ラウンドあり、ラウンドごとに以下のABCを繰り返す

A準備フェイズ

・新しいイベントカードを処理する

 ラウンドの共通目標の公開と共に、個人の状態も変化させられる

 マイナス効果とプラス効果が両方あるものが多い


Bメインフェイズ(アクションフェイズ)ラウンドごとに4~6回(イベントカードにて指定)繰り返す

・(協力プレイ時のみ)1人目がプレイする各ターンの前にマイナスイベントの公開がされる

 条件を満たすと破棄できる。放っておくと敵が強くなったり資源が減ったり、最悪ゲームに負ける。

・はじめ9枚ある手札から1枚カードをプレイし、カードごとに3つあるアクションのうち2つを処理

 1度使ったカードは次のラウンドになるまで使えない

※交易トークンというものを支払えば3つともできる。

・カードプレイとセットで議題(個人目標)をプレイでもきる。

 プレイした場合、議題ごとに固定の追加アクションがある(生産や敵陣攻撃など)


C評価フェイズ

・小競り合い

 各プレイヤーの陣地に中立の敵が攻めてくる

・維持費の支払い(食料)

 建造物やプレイ済みの議題(個人目標)が多いと支払いも多い

・得点獲得

 議題カードの得点を獲得

 (つまり、1,2ラウンドで議題カードをプレイしていれば得点の回数が増える)



ABCを3度繰り返して最終得点が高い人が勝ち

主な得点源は、

①議題カード(個人目標)

②戦争勝利(初期配置されている中立の敵、他のプレイヤーとの戦争)

③技術獲得(特殊能力カード。得点は高くはないが、能力は強い)

④過剰生産(生産したときに、リソース保持上限数の15以上になると得点)

⑤個人ボードのトラックを最後まで進める


特に①と②がメイン。ただし、14ある公家(能力の違う勢力)によっては④がメインになることも

基本的には、拡大再生産&軍拡して、領土を広げてまた拡大再生産して、といった感じです





ゲームの特徴

※ソロ、二人協力、二人対戦 での感想になります。

1.リプレイ性が高い

・14勢力(公家)あって、勢力ごとに変更する点が多くプレイ感が変わる

 ①勢力ごとの特殊能力

 ②個人ボード(トラックを進めた際にもらえる収入)

 ③初期技術

  技術はどれも強力なので戦略のうちの大きなウエイトにもなる

 ④初期カード

  9枚あるアクションカードのうち2枚ほど入れ替える公家が多い

  これによってかなりプレイ感が変わる

 ⑤初期目標(議題カード)

  序盤プレイの指針も変わる。というか公家ごとに指定されている

 ⑥初期陣地

  14のうち4勢力が初期陣地の能力が違う

 ⑦得意なカード

  9枚のアクションカードのうち、1枚か2枚得意なカードが指定されている


2.マップが豊富

 プレイ人数、さらには強力と対戦で専用のマップ(シナリオ)が用意されている

 ソロ8マップ、

 協力2人=7マップ 3人=6マップ 4人=4マップ

 対戦2~4人、各11マップ

 マップごとに攻撃性が高かったり低かったり、特殊な建物の有効活用が必要だったりする


3.充実した協力とソロプレイ

 正直協力やソロはおまけかと思ってましたが、むしろそっちがメインでよいくらい完成度が高い


4.以外とプレイヤー同士の攻撃性は低い

 4Xゲームとしてのプレイヤー同士の殲滅性についてはやや薄いです

 というのも、攻撃するには準備がそこそこ必要で、

 中立のマップに配置されている敵を倒したほうが、美味いことのほうが多いです。

 対戦プレイヤーに攻撃するほどの余力とうまみがあまりありません

 攻撃性の高い公家とマップで攻撃しようかなといった感じ

 それでも戦争のランダム要素や秘匿要素もなく、公開情報のみで解決するため

 勝敗がアクションをする前にわかります

 なので、攻撃性の低い公家でも、うまみを消すように立ち回れば

 負け戦になったり、勝利してもろくに何もらえなかったりするところは攻めてこないので

 プレイヤーとの戦闘の回数はそう多くならないはず。(特に2人戦)


5.コンポーネントの質が高い(キックデラックス版)

 宇宙船のフィギュアはもちろん

 へクスを組み合わせるタイプのマップはすべてトリプルレイヤー(両面ダブルレイヤー)

 個人ボードもトリプルレイヤー(ダブルレイヤー+ボードにカードを差し込めるように+1)

 綺麗にしまえるインサート

 などなど質がとても高いものになっています


6.準備とプレイには時間がかかる。細かいルールも多い

 慣れても準備に30分。2人でプレイ時間は2~3時間かかります

 プレイ的には1枚カードをプレイして2つアクションをするだけなんですが

 それに付随する細かいルールが大量にあります。bggの複雑さも4.5…


○ゲームの感想

 ひじょ~~~~~に面白い

 対戦も協力もいい。何度もできる。リプレイ性が高い

 結構値段も張りましたし、プレイするのも苦労しましたが(ルール量と準備含めたプレイ時間的に)

 2023年プレイした中ではヘゲモニーとヴォイドフォールの2トップです


日本語訳を公開してくれている方にはいつも感謝しております

ありがとうございます

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坂口@ヒプノセラピスト
Ken M.
びーている / btail
さんず
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