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  • 3人~4人
  • 30分~60分
  • 6歳~
  • 2015年~

ヴィレッジオブファミリアいかっぱさんのレビュー

162名
1名
0
2年弱前

5歳息子と7歳娘と遊びました。

見習い魔法使いの卒業試験として、魔法のツリーハウスを建築していくゲームです。

テーマもわかりやすく、箱の絵も可愛いので、購入しましたが、説明書読んでびっくり。6歳からとなっていますが、このルールを理解できるのか???

やることは、ツリーハウスの計画書を受け取るたびに1枚ずつ選んで、隣の人に回していく。これを繰り返して5枚そろえることなんですが、この計画書を回す行為が、みんな同時ではありません。そのため、早い人はどんどん選んで回していく、遅い人はどんどん溜まっていきます。そのため、早い人は計画書が回ってこなくなります。その時は自分のストックから選ぶことが出来ます。

早い人は、より良い計画書を得られる可能性がありますし、早くそろえたボーナスとしてビスケットがもらえます。遅い人は多くの計画書から慎重に必要なものだけを選ぶことができます。

ツリーハウス(計画書)は赤、青、黄色、緑、紫の5種類あり、Lv.6(6階建)まで建設できます。建設はLv.1から順に行う必要があります。

計画書の中には魔法カードも混ざっており、ドラフト中のみ使用することができます。魔法には、計画書を回す向きを逆にする魔法や選んでおいた計画書を捨てなきゃいけない魔法(選んだカードがある人全員)などがあります。

また回ってきた計画書に欲しいものがない時でも選ばなくてはならないのですが、魔法カードがあれば、全て捨てることができます。

場には人数−1のビスケットが置いてあり、計画書を5枚選べた人からもらえます。

建設フェーズは順番性となっているのですが、この順番は選んだ計画書を1枚同時にだし、計画書に書かれた行動順位の数字が小さい人からになります。(せっかく選んだのに、この順番決めで使ってしまった計画書はツリーの建築には使えません)

Lv.1と一部のLv.4の計画書には月のマークが描かれており、このカードで建築した時は、自分の使い魔を魔法の森(共通ボード)に派遣することができます。使い魔を特定の場所に置くと、ポーションを作れるようになります。この使い魔の配置は早いもの勝ちなので、建築フェーズの順番は結構重要です。

この建設フェーズまでを4回繰り返して、より素敵な(高い)ツリーハウスを建築した人の勝ちになります。

しかし、得点になるのはツリーの高さだけではありません。

使い魔を派遣しポーションが作れるようになっても、すぐには得点になりません。Lv.3まで建設すると得点になるのですが、赤のポーションが赤のLv.3で得点になるわけではないんです。赤のポーションが得点になるのは、黄色のLv.3。赤のポーションをどうやって黄色に渡すかというと、木の根元にパイプカードを置き供給します。パイプカードも計画書の中に入っています。

Lv.1は使い魔派遣、Lv.2はとっておきたい計画書を置いておける倉庫、Lv.3はポーションボーナスで各色同じ効果なのですが、Lv.4以降は色によって効果が異なります。

いずれもアイコン化してあるのですが、ある程度把握していないと、どんな効果なのかわかりません。最初は説明書と睨めっこしながらなので、先を読んだ戦略的なドラフトはできませんでした。

ポーションボーナスもどの木とどの木を繋げば良いかがわかっていれば、パイプカードが早いターンで回ってきても取れるのですが、覚えていないと意味のない木通しを繋げてしまうかもしれません。(特殊効果アイコン一覧はあるのですが、ポーションの見方がよくわかりませんでした)

このボリュームのルールを6歳で把握し、戦略的に遊ぶのは、難しいのではないでしょうか。

日本のゲーム全般的に、海外のゲームより年齢設定が低い印象があります。

「やることはできる」といった年齢設定です。(街コロも7歳からですが、一年生で習わない漢字もいっぱいだし、掛け算もまだできません。でも子供達、大好きですが)

今回、3人で遊んでみて、なんと勝ったのは息子でした。

ポーション効果を狙い、いろんな色のツリーハウスを建てていたけど、上手く繋がらなかった私たちより、とにかく1本の木に集中してLv.6まで建てた息子の勝利です。

自分のツリーハウスがつながって、広がっていくのはとても達成感があり、ドラフトも楽しいです。子供達の「もう一回!!」も出ていました。

子供とやる時は、初めは魔法の種類を制限したりして、ルールを簡略化して遊ぶのがいいかなと思います。


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