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  • 3人~7人
  • 60分~80分
  • 10歳~
  • 2005年~

キャメロットを覆う影Nobuaki Katouさんのレビュー

434名
3名
約6年前

 コロコロ堂で、5人でプレイした感想です。

 キングドミノや世界の七不思議をデザインしたブルーノ・カタラとセルジュ・ラジェが共作した、アーサー王の居城「キャメロット」を襲う数々の災難やクエストに、プレイヤーが協力して立ち向かい、全員でクリアを目指す協力ゲームです。

 そして、このゲームを盛り上げるもう一つの要素が「裏切り者」の存在で、アーサー王も含めて全てのキャラクターの中に、裏切り者が1人存在する可能性があり、邪魔をしているのは誰なのかも、いち早く見抜かなければ知らず知らず苦しい状況に追い込まれる場合があります。

 ゲームの勝利条件は、7種類のクエストをこなしながら、12本の剣が並べられる円卓に白剣を7本以上並べられたらアーサー王と円卓の騎士側の勝利となります。

 プレイヤーは、アーサー王と円卓の騎士側となり、アーサー王やガウェインなどから選びます。

 それぞれのキャラクターには、個別の能力があり、これもまたこのゲームの魅力の1つだと思います。

 次に、アーサー王に忠誠を誓う騎士か、裏切り者か判定するカードを引きますが、裏切り者は8枚中1枚なので、プレイヤー全員味方の場合があります。

 ゲームはカードを中心に使用し、クエストを解決していきますが、黒色カードと白色カードの2種類によってゲームが展開されていきます。

 黒色カードは、各プレイヤーが出番でほぼ必ず引かねばならなくなっており、内容は情勢が悪くなるカードです。

 敵の騎士、ランスロット、サクソン人、ピクト人の出現や、聖杯、エクスカリバーが敵に奪取されそうになるという内容ばかりです。

 それ以外に、スペシャル黒色カードもあり、味方全員のHPが-1されたり、手札を減らされたり、結構踏んだり蹴ったりな内容です。

 それの反対が白色カードで、敵の騎士やランスロット、サクソン人、ピクト人と戦える兵力が1~5まで軍勢カードや、聖杯やエクスカリバーを奪還できる内容です。

 また、黒色カード同様、白色カードにもスペシャルカードがあり、敵のカードを除去できるものや、自分以外の味方全員のHPを+1できる内容など、こちらは喜ばしい内容となっています。

 ルールの詳細はかなり長くなりそうなので、敗北条件と勝利条件、プレイヤーが手番でできることを簡潔に記します。

 敗北条件は、以下の3つのうち、1つでも条件を満たしてしまうと敗北です。

1 全プレイヤーの騎士のHPが0になったとき。

2 攻城兵器が12機並んだとき。

3 円卓に黒剣が過半数を占めたとき。

 勝利条件は1つで、円卓に剣が12本並んだときに過半数を占めるときだけです。

 よって、敗北条件が結構厳しいので、プレイ中はゲーム全体重苦しい雰囲気に包まれます。

 あと、プレイヤーが手番でできることですが、必ず選択しなくてはいけないことがあります。

 プレイヤーには、マイナス要因である、黒色カードを1枚引くか、HPを-1するか、攻城兵器を1つ置くかの3つのうちどれかを選択したのちでないと、白色カードなどがプレイできません。

 マイナス要因を終えたら、プレイヤーには、以下のプレイが選択できます。

1 クエストに合う白色カードをプレイする。

2 体力回復や手札補充などの効果があるスペシャル白色カードをプレイする。

3 円卓にいる場合、白色カードを2枚手札に加える。

4 HPを+1する。

5 別なクエストや円卓の場所に移動する。

 これを繰り返して、プレイヤーは勝利を目指すことになります。

 今回は、たまたまプレイヤーの中に裏切り者がいなかったため、全員で協力しながらゲームをプレイできたので、何とか円卓に白剣を7本並べることができ、勝利することができました。

 ただ、攻城兵器もあと2つしか余裕はありませんでしたし、剣も白剣7本対黒剣5本の2本差、HPも皆余裕はなかったです。

 これで、裏切り者がいたら、多分勝てていなかったのではと思います。

 また、ゲームは重苦しい雰囲気で、ルールの理解もまだ浅いため、何度もルールを確認してしたので、余計時間を掛けてしまいました。

 一つ一つのルールは簡単ですが、何せ量が多いのと、やるべきことも多いので、その都度仲間と相談し、危機にどう対応するのか決めて実行していくことは結構楽しかったです。

 あと、コンポーネントが非常に豪華で、雰囲気作りに役に立っていると思います。

 何度も繰り返しプレイするのは、時間が掛かるので厳しいかもしれませんが、たびたび手に取って遊びたいと思うゲームだと思います。

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Nobuaki Katou
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