サマルカンドたつきちさんのレビュー

BGG評価6.4／重さ1.95／2-5人全てベスト

イスタンブール風のルール

1980年作品とは思えないピュアユーロ

競りでも陣取りでもない事に驚く

シドサクソンの能力ハンパないw

【システム】

ピック&デリバリー／セットコレクション

【準備】

ボード上の回りの10ヶ所のスペースに商品カード2枚ずつ表でランダムに置く(残りは山札)

各自：200金/7枚商品カード/売却レートの価格表/を受け取る

任意の場所に手番順に各自駒を置きスタート

※駒は同じ場所でも可

【手番】

①自駒を｢→｣の方向へ1歩進む

②5金支払い🎲を振り、ダイス目分進む

(振るのは1回のみ)必ずその歩数分進める

6面🎲の目:1〜5と1マス戻るが1面

いずれも停まったマスの効果を｢必ず｣実行

※出来ないと厳しいペナルティ有り

【ゲーム終了】

500金のプレイヤーが出た時点で即勝ち

【商品カード6種】小麦/ランプなど

各6種類の総枚数に2枚ずつの傾斜(22枚〜12枚)あり

売却レートも枚数が少ない程高い

※プレイ人数1人減る毎に各1枚ずつ減らす

〈3種のマスしか無いのでルールは簡単〉

【街】のマス

同じ商品カードを1種類だけ2枚以上で売却

※2枚売却で10金程だが6枚だと100金以上で売れるので手札に同じ商品を集めるのが基本

〈ペナルティ〉売却が行えなかった場合

手札を全員に見せ売却できない事を証明し

銀行に20金支払う

【透明ディスク】

・売却後→その商品に透明ディスクを置く

※ゲーム開始時に2枚あるディスクは商品が売却されるまではボードの脇に置いておく

・誰かが売却したらその商品にディスクを置く

・2枚共ボード上に置かれたら以降売却の度に

売却した人が2枚あるディスクの1枚を選び

任意の場所から移動し

今売却した商品上に乗せる

〈透明ディスクの効果〉

①透明ディスクが置かれた商品は3枚からしか売却できない

②収入も3枚売って2枚のレートと全て1ランク下がる⤵️

※最大7枚まで売却で収入は6枚のレート

【オアシス】のマスカードを1枚5金か

4枚20~30金で買う(山札から手札に補充)

〈ペナルティ〉

手札3枚捨てる(山札に戻しシャッフル)

※右プレイヤーが3枚ランダムに引く

※3枚無い場合は手札全て捨てる

【遊牧民キャンプ】のマス

①マスト②任意

①ギフト：手札1枚その場所に置く(マスト)

②交換：手札と場にあるカードを任意枚数交換しても良い(任意)

※誰かが停まる度1枚ずつカードが場に増える

〈交換をしなかった場合〉

更に1歩進み→そのマスのアクションを実行

※その先がキャンプなら、更に同じ処理可能

(但し🎲で進んだ場合→1歩進む効果はナシ)

〈ペナルティ〉上納できない！

手札が1枚も無い場合：20金を支払い山札から1枚ギフトとして置く

〈キャンプ上限枚数の恩恵❣️〉

キャンプによって置ける枚数4〜6枚の上限が決まっていてプレイヤーが停まった時に上限に達していたら→ギフトはせず

キャンプにある全カードを10金で買う(マスト)

・その後、山札から2枚キャンプに補充

後、面白いのは

【山札切れ】

山札から補充が出来ない場合

その時点で、全員12枚になる様に手札を減らす

それらのカードをシャッフルし新たな山札を作る

【BGGフォーラムのお勧めバリアント】

商品カード使用後

本来のルールでは山札に戻してリシャッフルする為、山札切れが中々起こりません

なので

使用後、山札に戻さず山札とは別に

捨て札置き場を用意してそこへ捨てる

山札が無くなったら→手札を12枚に減らし

捨て札置き場へ捨てた後カードをシャッフルして新たな山札を作る

【捨て札置き場を設けるメリット】

・山札が無くなるのが早くなり手札を溜め込んでる人への牽制になる

・全てのカードが必ず1周するのでカウンティングに意味をもたせる

拡張のイスタファンルールは、ルール/インストに記載しました

【感想】

1980年と古い作品なのに競りや交渉ではなくセットコレクションってところが意外でした

イスタンブールの簡易版の様なルールで

今遊んでも古さを全く感じません

手札運はありますが、全てのアクションが

有効に機能していて無駄が無く美しい印象

山切れで手札12枚以下に捨てるなどは

カタンやフィンカなどにも採用されてるシステムでコレが原点なのかーっと感心

カタンより15年も前の作品なのに⁉︎

まさにピュアユーロの原点を見た気がして新鮮さすがシドサクソン

名が残ってるデザイナーだけの事はあると納得してしまいました(^^)

イスタンブール風👍面白い