ピノキオになって、嘘をつくゲーム。
ちよっと古いゲームです。
友人たちと5人で遊びました。
ルールを簡単に説明しますと
まず全員、自分の前に
ピノキオカード1枚を置きます。
ピノキオの横顔のカードで、これは自分です。
そうして、
帽子、リボン、服、ズボン、靴の衣服カードが
各種、赤、青、黄色とありまして、
それぞれ3枚ずつ計45枚。
これを全員に配り切ります。
全員、配られたカードは中身を見ずに、
自分の前に伏せた山にして配置して
ゲームスタート。
スタートプレイヤーが自分の山から
1枚引いて自分だけが見て
色と名前を宣言して伏せて場に置きます。
例えば「青い靴」みたいな感じ。
時計回りに次の者は、
同じように1枚引いて自分だけが見て
色と名前を宣言して、また伏せて場に置きます。
ただし、この時、制限がありまして、
前のカードと同じ種類の衣服、
または同じ色のカードしか
場にプレイできません。
しかし自分の山から引いたカードを
そのままプレイするしかないので、
前のカードと色も衣服の種類も違うカード
ってことは全然ありうることです。
じゃー、どーしましょうか?
嘘をつくのです。テヘペロ
例えば、青の靴と前のプレイヤーに出されて
自分が引いたカードが赤のリボンだった場合、
「青のリボン」とか「赤の靴」とか
とにかく嘘をつくのです。ドキドキ。
その次のプレイヤーは
自分のカードをプレイする前に
まず今出されたカードが嘘だと思うなら
任意で「それは嘘(つまりダウト)」と
宣言できます。
ダウト宣言が出されたら、そのカードを公開し、
本当か嘘かを確認して、
もし嘘じゃなければ、ダウトを宣言した者は
鼻カード1枚を受取り、
自分のピノキオカードの鼻を伸ばすように配置します。
もしそれが、マジで嘘なら、
嘘をついた者が鼻を伸ばすわけです。
この時、注意点が1つありまして、
ダウトを宣言した者は、
それが正解であろうとなかろうと
正解発表後に、
好きな衣服と色を宣言してカードを出すことができ、
これに対して、
次の者はダウトを宣言することができません。
これはスタートプレイヤーに対しても同じです。
こーして全員の山がなくなれば、
最後にプレイした者の次の者が嘘かどうか宣言し
ゲーム終了。
一番、鼻の伸びてない者が優勝。
そーゆうゲームです。
ルールを見ればわかると思いますが、
このゲームはカードを選べず、
機械的にプレイするだけなので
よっぽど運に恵まれてない限り、
みんな、どこかで
嘘をつかなくてはいけなくなっています。
しかも、運次第では
全て嘘をつかなければならない可能性すらもあります。
とゆーことは、もし勘でダウト宣言しても、
それが当たってる確率も高く、
しかもダウト宣言すれば、自分はダウトされません。
つまりダウト宣言したもんがメチャ有利。
そーゆう傾向をもつゲームです。
ただ、ことはそう単純なものでなく、
ダウト宣言しまっくたら
優勝できない可能性も高くなります。
今回のプレイでは
僕はダウト宣言できる時は必ずしてました。
僕の右隣の友人は、
マダミスでもボロを出すことがないほど嘘がうまく、
表情から読み取ることが不可能だったので、
決め打ちしちゃいました。
いや、単に嘘がバレて
鼻が伸びてゆくピノキオ(友人)を
見たかっただけかもしれません。
そのおかげで、
僕の右隣の友人はドベになってしまいました。
でも当然、間違ってる時もあり、
僕の鼻も伸びちゃって、
結局、僕も優勝できませんでした。
優勝を目指すなら、
ダウト宣言を慎重にすればいいかもだけど
でもそーするとひょっとしたら
自分はダウトされるかもしれない。
それに鼻が伸びるピノキオも見たいとゆう
欲望も抑えきれず、
隙あらばダウトを言いたくなっちゃう。
それに、一瞬の戸惑いで名前を言うテンポが遅いとか、
右隣の者が明らかにダウトっぽく見えても
それはブラフかもしれない。
そんなプレイヤー間の心理が交差することで
ゲームとしての場が形成されてる感じでした。
ちなみに、もしみんなが自分の番が来るたびに、
ダウトができるならするってゆう戦法をやりだすと、
偶数プレイ人数なら、
ダウトをゆう者が常に同じになっちゃいます。
あるいは、みんなが慎重になり過ぎて
誰もダウト宣言しないままゲームが終わる
(カウントとしていたら、
同じカードは3枚しかないので、
どこかでボロが出ますが、
嘘をつく緊張感で
カウントできるのが困難ではあります)
そーゆうぶっ壊れ要素はあります。
仮に、そんなことを皆がしないにしても、
ゲームそのものが
理不尽に思える瞬間はいくらでもあります。
なんで本当のことを言えるカードが俺には来ないねん。
またダウトされたやん。なら先にダウトしてやる!
なにー、ダウトちゃうやん
また鼻伸びちゃう。どーやっても勝てへん。
なんか理不尽。なんか納得いかへん。
ぴえん。みたいな。
ただ実際に僕らが遊んだ時は、
笑って盛り上がりました。
なんでかゆーと、嘘が見破られたら
どんどん鼻が伸びる誰かのピノキオの横顔を
目の当たりにしてしまうからです。
嘘をつくと鼻が伸びるとゆう
ピノキオのユニークさをみんなで体感することで
楽しかったってゆう結論になってしまいました。
たとえゲームとして理不尽と感じても。
鼻がどんどん伸びるのを
「大ウソつきやん!」って笑う
そんな遊びをしてるような。
だから勝ち負けに、
そこまで意味がないよーにも思えます。
小さい子と遊べば、勝ち負けは別にして、
子供にはうけると思います。
でも大人同士で遊ぶ場合は、
運に左右されるのが嫌な人をほど
このゲームに抵抗があるかもしれません。
嘘をついて伸びる鼻とゆう
ピノキオ要素を笑えるかどーか、
それによってこのゲームの面白さは大きく変わる、
そんなゲームでした。
- 投稿者:
レモネード
- 2興味あり
- 25経験あり
- 0お気に入り
- 22持ってる
その他のコンセプト |
---|
頻出するメカニクス |
---|
運・確率 | 2 | |
---|---|---|
戦略・判断力 | 0 | |
交渉・立ち回り | 1 | |
心理戦・ブラフ | 2 | |
攻防・戦闘 | 0 | |
アート・外見 | 0 |
レビュー 1件
リプレイ 0件
戦略やコツ 0件
ルール/インスト 0件
掲示板 0件
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