ヌメリ / かえるの王子様白州さんのレビュー

6/10

ドラダやカフェインターナショナルのデザイナーによるすごろく。

コマを複数使うところとか、ただただ進めばいいわけじゃないところとか、ドラダに似ているところはある。

プレイヤーは、１〜５が描かれた５つのコマを持ってゲームスタート。

手番では、サイコロを振って、出た目のコマを次の空いているマスまで進むことができる。

ちなみにコマがいたら、それを飛び越えてすすむことができる。

マスには、得点がかかれており、前半はマイナス点、ゴールには30点とかなり幅広く描かれている。

ゴール周辺の３マスは高得点だが、４マス目は何もないマスだったりとただ進めばいいわけじゃないところがユニーク。

また、コマにある数字は得点をその数だけ倍するため、大きい数字をうまく活用したくなるのも特徴。

他にも、大きい数字の目を分解（例えば、５が出たら、５を動かしても良いし、１−４，２−３で動かすことができる）できたり、連続して３つ自分のコマが並ぶともう１度手番を行うことができたりと、古き良きゲームの典型みたいなシステムが多い。

ルールもシンプルで、悩みどころも多い、まさに90年代のゲームといった感じだが、やはりサイコロ運は無視できない存在なのが気にはなるので、この評価。

個人的には４つのコマどれでも動かしていいドラダのほうが好きなのだが、ヌメリもこれはこれでアリだと思うので、誰にでも手軽に遊べるゲーム。

ただ、ドラダもヌメリも両方絶版になっているのは残念ではある。