マラブンタMarabunta

クニツィア先生の新作、

アリの世界を舞台にした２人対戦の陣取りゲームです。

水性ペンで書き込んで自分の陣地に。

書き込んで相手プレイヤーの侵入をブロック。

しかし、クニツィア先生、

何作も何作もこんな仕組みを考えつくものです。

すんばらしい☆

ゲームの箱にも描かれています。

本作は「ROLL DIVIDE」（ダイスを分配）がテーマのゲーム。

エリア別に色分けされたダイスをゴロゴロ～と振り

それを２つに「分配」し、タイルをどちらかにつけて

相手プレイヤーから選んで取ります。

選んだダイスの目をゲームボードに書き込んでいきます。

ここでちょっとややこしいのが「0」（ゼロ）の扱い方。

ゼロには色がありません。

ルールブックに「0」はどこにでも書き込むことができる

と書いてあるので好きな場所へ書き込みがちですが

これはルールミスになります。

このゲーム、ルールの核になるものが３つあります。

◆ 同じ数字が隣接してはならない

◆ ダイス目とエリアの色を一致させる

◆ 自分が書いた数字に隣接するようにしか数字を書くことはできない

ゲーム開始直後、

序盤何も書き込んでいないゲームボードへ数字（0～３）を書き込む場合や、

エリアに自分の数字がまったくないところへ数字を書き込みたい場合、

「アリ塚」を使用しなければなりません。

自分が書いた数字がゲームボード上にすでにある場合、

アリ塚は必要ありません。

エリアの色は関係なく自分の数字に隣接していれば

好きな場所へ「0」を書き込むことができます。

（ここがおそらくミスが多発するであろうルールです！）

基本デフォルトでアリ塚は２個あります。

（後でアリ塚を開放し獲得できます！）

この最初は２個しかないアリ塚をどこにするかで

プレイヤーの勝敗が決することもあります。

できるなら何色もエリアがクロスする

ゲームボードの真ん中に書き込みたいのが人情。

ところがカップケーキ（得点になる）や木箱（特典を獲得）

の場所はエリアのすこし外れた場所にあります。

これが面白い☆

ダイスの取り方（DIVIDE）やプレイヤーの戦略でどういうルートにするか

これが程よいジレンマとなって楽しさに大きく貢献していると思います。

得点計算もユニーク。

各エリア（6ヶ所）ごとに、両プレイヤーは数字を合計します。

そのためエリアごとに勝者が変わることもあります。

各エリアでスコアが高かったプレイヤーが勝利します。

そして

エリアごとにある得点計算用の「葉っぱ」の書き込んだ丸印が得点になります。

つまり、ときどきペンで葉っぱに丸を付けていないと

勝利しても大した得点にならない、という事態も多々あるのです。

葉っぱの得点書き込みはダイス目にある「エリアフラッグ」です。

エリアフラッグもなかなか無視できない重要な要素になっています。

数字を書き込むことによってまるで

アリが列をなして巣に戻っているかのような

面白い盤面になります。

お子様には少々難しいかもしれませんが

初心者様や仲の良い夫婦、友人とのプレイには最適☆

久しぶりのクニツィア先生の２人対戦ゲーム

最高です☆