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  • 60分~80分
  • 12歳~
  • 2017年~

アイアムサバイバー!白州さんのレビュー

224名
1名
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3ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

7/10

※個人的主観でも、無人島をテーマにしたゲームに偏愛があると思われる人の評価です。

具体的には、無人島ゲームは基本理不尽であり、ギリギリのシビアなバランスのマゾゲーとかではなくて、もう死ぬことが当たり前の極限状態の無理ゲーの中で、いかに立ち回るか、そんな無理ゲーにさらなる追い打ちをかけるような「これ、ゲーム崩壊するよね?」と思わせるようなやべぇイベントがやべぇバランスで入っているなど、もう無理ゲーすぎて、逆になんか笑えて楽しくなってくる人の評価ということを前提に参考にしてください。

こう書いていると、ゾンビゲーと似たようなジャンル(バランスうんぬんとかではなくて、ゾンビ映画のそれあるある!に特化したようなゲーム)な気もしてきたが、それと似たようなものかもしれない。ちなみに自分はゾンビにそんなに思い入れはないが、なぜか、無人島ゲーは好きなのである。

というわけで、無人島ゲームは結構やってきた方だと思うし、だいたいシビアでマゾで人気がなく、無駄にテキストが多く、半分以上が日本語化されておらず、それを気合で和訳して遊ぶくらいなのだが、いろいろ遊んできた無人島ゲームと比べても、個人的には、かなりこのゲームは気に入った。

ぶっちゃけ、国産ゲームよりも海外ゲームやろ!と思う派閥なので、申し訳ないが、あんまり期待していなかったにもかかわらず、想像以上に無人島ゲームしていたので、嬉しい驚きだった。

ここからは、普通の無人島ゲームと何が違うかをレビューしていく。

まず、自分が担当する人間が3人いるという点。

普通、無人島ゲームは、だいたい自分1人がどうやって生き延びていくかに焦点が当てられているため、1人分の食料だけを意識してればいいのだが、このゲームは最初から3人ずつ(いわゆるグループ)でスタートする。

なので、当然3人分の食料と水が必要になってくるので、かなりキツイ。だが、メンバーが死ぬと、必要な食料や水が減るので、負担が軽くなる。ただし、できるアクション数も減る(できるアクションは人間の数だけ)ので、そことの兼ね合いが面白かった。

おまけに全キャラクターカードがユニークで、それぞれに役職通りの能力がついていて、結構な枚数あるのには驚いた。

次に、救出というルール。このゲーム、10ラウンドあるのだが、3、6、9ラウンドに救援がやってくる。

これに助けてもらうと、メンバーの右上にある得点が入るのだが、助けてもらうには、特定の条件が必要になる。

基本は、食料、水、物資が必要だったりするのだが、面白いのが、救援側は全カードがユニークなので、助けに来てもらえるまで、何が必要なのか、一切わからない!まぁ、現実の無人島なんてそんなものだろうしw

何か必要な物資あげればいいとかはまだしも、性別の指定があったり(例えば、金持ちのボンボンが助けてくれるのは女のみ!複数いるなら、かわいい順!※かわいいポイントはカードに書かれているw)、誰かを殺したら救援するとかいうぶっとんだもの(悪魔というカードがそう。なぜか他にもUFOとか幽霊船とか人外が結構混ざっているw)も入っているのは面白く、それでいて、しっかり条件がねられていて、すげーなと思った。

ちなみに最後に救出されると、得点が2倍になるというルールも秀逸。早めに脱出して得点確保か、最後に逆転狙うかの選択肢があるのは良い。

そして、無人島ゲームにはよくある足の引っ張り合いを起こすようなルール。

このゲーム、他の人といろいろなものを自由に交換してよいのだが、他にも、人を攻撃したら殺すか、奪うかできたり、救援しにきた人も攻撃して沈めたりできてしまうw なんちゅーゲームだ・・・

あまりにもエグいので、勝ちを狙うことに全力をかけるゲーマーだけで遊んではいけない。せめて、直接攻撃が笑いあえる面子で遊ぶことを推奨する。使い方間違えると、マジで危ないゲームだと思う。

だが、それでこそ、無人島ゲームである。無人島というテーマだからこそ、このルールなのである・・・(偏愛)

他にも、水は限られた枚数しかなくて、ゲーム中盤になると、水源が枯れてしまって、危険を侵さないと水が手に入らなくなったり、危険動物が出てきたとき、援護もできるけど、そこに交渉が入ったりと、いやでも、他の人との交渉をさせてくるシステムになっている。

とまぁ、こんな感じで、普通のボードゲームを求める人には、多分合わないゲームだと思う。

無人島の無慈悲な世界観を体感してみたい人におすすめかな。

ただ、インディーズゲームがゆえに、ルールブックの書き方が若干悪いのは残念。

あと、箱絵もちょっとテンションがあがらんなぁ。これもインディーズゲームがゆえのデザインだから仕方ないのだが・・・。

とまぁ、どっかの出版社がデベロップいれれば、結構化けるじゃないかと思わせてくれた無人島ゲームだった。

無人島ゲームが好みなら、ぜひともプレイしてほしい作品。

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おとん
白州
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