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  • 2人~4人
  • 40分~60分
  • 15歳~
  • 2023年~

ホシヅクリkanamatanさんのレビュー

1020名
5名
0
1年以上前

35手で星を作るデッキ構築

華美なイラスト、幻想的なフレーバーに飾られているが、本質的には決められた手番数、決められた盤面で最適解を目指すかなりストイックなデッキ構築ゲーム。

レビュー書く前に推奨セットを全てプレイして全カード確認済。

終了後点計算風景。イラストが美しい。

プレイはクリエイトと書かれたカードを出すまで制限なくプレイが出来る。クリエイトをプレイするとプレイ回数をカウントしたあとにカードを1枚購入して手札に加える。

プレイする度に手札を4枚まで補充するため実質的にほぼ全カードにキャントリップ*仕様。

プレイ回数に制限はほぼ無いが、総手数は定められているのでハンドマネジメント、リソースマネジメントはかなりシビアなものに仕上がっている。得点源のカードはほぼクリエイト付かつ手札に強制的に入るためマネジメントは得点を取る度に厳しくなる。

※キャントリップ=プレイ前後でカード枚数が変わらない効果を持つカードの事

詳しい説明は他のレビューの方に任せて良い点と悪い点を。


○良い点

・タイトなマネジメント要素群

 この作品の最大の良さ。

 手数のマネジメント、ハンドマネジメントの2要素はタイトで美しい。

 ︰手数のマネジメントについて

 総手数は35手。しかし、プレイは単体プレイの他に同じ色のカードをまとめて出せる同色プレイ、3色出してプレイ回数にカウントしない3色プレイ、プレイ時効果で手番カウントをしないカードなど手番を圧縮する手立ては用意されている。

 また、先に35手に到達すると他人の手番数を1手分削れる。また、手番進行は総手番数の少ない順なので手番マネジメントが熱い。

 どこまでもプレイが続けられるからこそ総手番リミット、手番進行による見えない制限が効き戦略の幅を広げることに成功している印象。

 

 

 :ハンドマネジメントについて

 平行して語らねばならないのがハンドマネジメント。手数の管理と並列して我々プレイヤーを悩ませる。

 この作品は購入したカードが確実に手札に入るため、次手番に確実に使用ができる。それにより、先述のまとめプレイがしやすいメリットがある。

 その一方でキツく襲ってくるのが得点カード達だ。得点カードはカード効果による追加プレイを除けば使った瞬間に手番が終わるクリエイト効果を持っている。そのため、買えば買うほど擬似的に手札は圧迫されてしまう。ドミニオンの勝利点カード以上に堂々とデッキの回転を止めてくるため対策は必須だ。

上記の2点が自分の手番で何手分、どのカードをどの順番で使うかをシビアに管理する必要があり、経験者にとって素晴らしい体験を生み出してくれる。

この点はドミニオンよりも先鋭化されていて素晴らしいと感じた。


・最適解を見つける楽しみ

 これは賛否分かれるポイントになりそうだが個人的には好みのポイント。

 デッキ構築の歴史は経験差を削り均すことに注力してきたと言っても過言ではない。基本的に市場が固定されず誰かが動く度にラインナップが変わって最適解が更新され続ける。運の要素をあえて強める事で経験者と初心者の差を埋めているのだ。


 一方でこの作品はドミニオンベースに10種サプライ+得点カードの固定市場になっていて最適解が固定されている。また、ほぼオールキャントリップのため動きの再現性が高い点、先述の手番リミットも相まってデッキ構築なのにさながら詰将棋のようなパズルゲームの一面も併せ持っている。


○悪い点

・ダウンタイム

 制限があるとはいえ際限なくプレイ出来るオールキャントリップシステム。最適解が何回プレイか、ドローするたびに状況は変わる。故に1人1人の手番がかなり伸びる要素を持つ作品。

 そのため、1手番で5プレイくらいやると下手すると5分10分手番が来なくなる。

 3人で遊んで1戦40分で全員が長いと感想を持ったので4人戦やった日には…。私は参加したくないです。


・メインボード

 小さくて置きにくい。

システム的にも視覚的にも分かりやすいので同進行度はキューブ積んでいたがポロポロ崩れて分かりにくかった。

ルールに書いてる通りに並べろよと思うかもしれないが並べるとトラックからはみ出して置いていて気持ち悪い気分になる。

安っぽいと言われるかもしれないが4つ折、2つ折のペラ紙のトラックのが遊びやすかったと思う。


以上。


総じてドミニオンから最適解を求める、1盤面を突き詰める方向性に先鋭化した作品。

遊びやすくの方向への派生はいくらでもあるが洗練され精鋭化した最適解パズルとしてのデッキ構築は他にあまり無いのでは無いだろうか。

シビアなプレイが好きな人はぜひ遊んで欲しいところ。  



 

 

 


 

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