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  • 1人~3人
  • 30分~45分
  • 8歳~
  • 2024年~

サークローラモチャボさんのレビュー

110名
8名
1
11日前

レビュアーの私はボードゲーム初心者です。

このゲームを広く知ってもらいたいのでレビューを投稿することにしました。今後キックスターターで新たな展開があるとのことで、それを応援する意味もあります。

まだクリアできておらず拙い部分があると思いますが、どうかご容赦ください。後半の感想はキックスターターに向けて、もうちょっと簡単になったら嬉しいなこんな展開があれば嬉しいなという願望まるだしのものとなっております。

全体的に結構な文量になりましたのでご留意ください。

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精霊が住む森に降りた手負いのドラゴンを人間の進行から守る(進行を妨害する)ゲームです。ジャンルは陣地防衛やタワーディフェンスというもののようです。

1人〜3人プレイが可能で、1プレイには30〜45分ほどかかります。誰か一人勝者がいるというものではなく、勝つときも負けるときも全員が同じ気持ちになる、プレイヤーみんなで協力するタイプのゲームです。

私は1人プレイですが、じっくりゆっくり考えてしまうため毎回1時間以上かかります。

下記の3フェーズを1WAVEとして、これを決着がつくまで繰り返します。

1.プレイヤー側 

(ゴーレムの召喚や移動、イベントカードの処理など)

2.人間(敵)側  

 ダイスロールによる移動や戦闘処理

3.クリーンアップ 

 各種マーカーを取り除く

 気絶した人間が活動可能になる(復活)

プレイヤーがやることはひたすらに人間の進行を妨害することです。ドラゴンのエネルギーが完全に回復するまで妨害できたら勝利となります。

しかし人間部隊が1人でもドラゴンマスにたどり着けば敗北になります。この1人でもというのがポイントで複数のルートから進行してくる人間をどうやって妨害するかに頭を使うのがとても面白いです。

人間部隊は気絶状態(行動不能)にはなるものの、倒すことはできません。気絶しても次のWAVEには復活して進行を再開する異常にタフな奴らです。


それでは中身を見ていきます。

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16cm×16cmというかなりコンパクトな外箱です。

高さは3.5cmほどです。

あけるとこんな感じになっています。

ルールブック、ゲームボード、木製コマやダイス、各種カードが入っています。

木製コマは可愛らしいつくりで満足感が高いですね。

箱いっぱいにぎゅうぎゅう詰めということもなく、ちょうどよい収まりだと思います。

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ゲームボード 厚紙製で四つ折りになっています。

広げると30cm×30cmになります。

白い面がイージーモード、黒い面がノーマルモードになります。

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6枚の人間キャラカード、木製コマ、ダイス

キャラごとにイメージカラーが統一されているので見た目がキレイで分かりやすいです。

それぞれ厄介な固有能力があります。

(部隊全体移動、遠距離攻撃、味方を回復するなど)



また人間キャラはある条件下でレベルアップします。(しなくて良い!やめてくれって感じです笑)

レベルアップ後はカードを裏返します。黒い背景になって恐ろしさが増したように感じますね。

レベルアップをすることで体力が増えたり固有能力の発動条件がゆるくなったりと厄介この上ないです。

ちなみに人間は行動順(ダイスを振る順)があらかじめ決まっているため、騎士は1番最初に動くことはできません。ルールブック通りにセットアップをするとつい騎士から動かすものかと思ってしまいますがそうではないのです。

なおカードとありますが実際は厚紙製のタイルですね笑

表面が少しザラザラしており高級感があります。

また、とても触り心地がよいです。

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3枚のドラゴンカード(タイル?)

どれも強力な効果で盤面に大きな影響を与えます。

ピンチを切り抜けられる可能性を秘めていますが、1ゲームで使用できるのは3枚のうち2枚まで。

1枚は諦めるしかないためゲームごとに先の展開を見据えて使うカードを選択する必要があります。

今の所、結構ギリギリのタイミングで使用するゲーム展開ばかりなのですが余裕を持って使用できる盤面なら勝利は近い、のか?

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3枚のプレイヤーキャラクターカード(タイル?)

これらはプレイヤーの能力を強化してくれるものです。

1人プレイの時は自分の手番が来るたびに選び直せたりするのかな?

ゴーレムが+1マス追加移動可になるものが使い勝手が良くて好きです。

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3枚のサークルカード(タイル?)

このゲームにおける重要システムです。

プレイヤーがとることのできるアクションはこのカードによって決まります。上手く扱えるようになれたら勝利が見えてくるのでしょうが、なかなか難しいです。

※注意 説明用にマーカーを仮配置したものです

プレイヤーがアクションを行うたびにキノコのような形のマーカーを時計回りに動かします。そして動かした先に示されたアクションを行います。

同時にカード下部の四角い枠の中にアクションピースを置きます。この枠はカード1枚につき3つしかないため、1度のWAVEでマーカーがサークルを一周することはありません。そのためプレイヤーは現在のWAVEを乗り越える事を考えつつ次のWAVEでどう動きたいかについても考える必要に迫られます。

ゲームが進むとクリスタルという特殊能力トークンを手に入れる事ができます。このトークンはサークルの内側にあるマスに配置することでプレイヤーに新たな選択肢を与えるものです。

特殊能力を使うか、通常のアクションを行うか、そもそもどのマスにクリスタルを置いて置くのか、この判断がゲーム展開に大きく関わるので悩みどころです!

なお人間部隊(敵)の1人、呪術師はこのサークルカードに干渉してきます。体力が低いからとナメてかかると計画を狂わされて痛い目をみるでしょう。

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12枚のイベントカード 

このカードはちゃんと?薄いカードです。

イベントカードはⅠ、Ⅱ、Ⅲの3段階があります。

段階ごとにそれぞれ4枚ずつあるのですが実際のゲームで使うのは各段階で3枚ずつになります。

そのためある程度のランダム性が生まれます。個人的にはもっとたくさんのイベントがあるとより展開が複雑になって面白くなると思います。

このイベントカードにはプレイヤー側が不利になるようなことしか書いていません笑

そのため、めくるたびに指先に緊張が走ります。

なお、スリーブはTCGハードの91.5mm×66mmサイズを使用しています。

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ゲーム準備完了時の配置はこんな感じです。

だいたい60cm×60cmの大きさがあれば十分ですね。

なお、手の動かし方がしっくりくるように置いたためルールブックのものとは少し違います。


イベントカードは裏返して配置します。

段階が上がるごとに徐々に背景が黒くなっていくデザインになっています。

人間部隊がドラゴンに近づきつつあるのを表現しているのでしょうか。

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さて、ここから先は実際に遊んだ様子を紹介したいと思います。とはいえ全ての展開を写真におさめていてはキリがありません。そのため各WAVEごとの進行具合を紹介するに留めます。

正直、実際に遊んだことがある人でないと伝わりにくいか?、とも思いますが...


WAVE6終了時の盤面 

深く攻め込まれて敗北濃厚、かなり厳しい展開に...



無念... 魔導士が最悪のタイミングで2マス移動...

今回は人間部隊の進行速度が凄まじく防戦一方。

一度深く攻め込まれたら最後、なかなか立て直しがきかないのが結構キツいです。今のところ一度もドラゴンが羽ばたくこと叶わず... かなり難しいです!


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気になった点

なかなかクリアできないので文句のようになってしまいますが、決して悪意があるわけではありません。

このゲームはとても遊びごたえがあるので何度も挑戦したくなります!

ただイージーモードでもかなり難しい気がします。

レビューを書くにあたりいつも以上にゆっくり考えましたが、今回は勝てるかもと思う事がありませんでした。

以下、気になった点をあげてみます。

①人間部隊の進行スピードが凄まじい

妨害するための準備を整える前に攻め込まれてそのまま駆け抜けられて敗北してしまいます。

プレイヤー側の攻撃手段はドラゴンカードを除けばダメージ1のゴーレム突撃しかありませんから、どうしてもパワー負けする場面が目立ちます。

例えばWAVEを跨いで活動する事はできないが2ダメージを与える事ができるパワー系ゴーレム、倒されたら特定のポイントに復活するガード系ゴーレム、遠距離攻撃ができたり倒された時に人間に悪い効果を与える妨害系のゴーレム、というようにゴーレムにも能力差があるといいなとおもいました。

また人間部隊は妖精の森に攻め込むわけですから最初から木が生えているマスがあったり、崖があってすぐに渡れない(次のWAVEから移動可能)とか何らかの理由で移動に制限がかかるマスがあっても良いかなと思います。


②ルールブックの表記が若干曖昧なところがある

すでに製作者さまが修正版のPDFを公開してくれていますが、それでもよく分からない事がでてきます。

例えば今回のプレイでは

❶人間部隊のアクションフェーズで新たに人間が部隊入りした時、その人間は直ちに活動するのか次のWAVEから活動するのか?

❷魔導士は気絶している人間の体力を回復させることができるのか?仮にできるなら回復後は気絶状態からも回復したことになりクリーンアップフェーズを待たずにアクションを起こすことになるのか?

❸ドラゴンマスに木を生やすことは可能なのか?

❹特殊能力の癒し手でドラゴンエネルギーを1回復させた時にイベントカードやドラゴンカードは発動する?

といった疑問が生じました。それぞれ

❶部隊入り後すぐに行動を開始すると仮定

❷魔導士lv2自身を回復して問題回避

❸ドラゴンマスに木を生やさず問題回避

❹癒し手のクリスタルを獲得せず問題回避

という解釈をしたのですが少しモヤっとしたままです。

1プレイヤーとしてはルールブックに書いてあることが全てである以上、分厚くなってもいいのであらゆる状況に対応したFAQ的なものが欲しいなと思いました。

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キックスターター版への期待

まだ企画は始まっていませんが、ページを見ると近日公開と表示されるようになりました。いよいよ情報公開日が近づいているようでワクワクしています。

事前のお知らせによるとストーリーが追加されたりコンポーネントが豪華になるようで楽しみにしています。

個人的には箱が大きくなっても良いのでゲームボードは折り畳むタイプでなく1枚ものだと嬉しいです。あちこち持ち歩くものでもないと思うので!

また、ゲームそのものとは別ですが世界感の掘り下げにも期待しています。

例えばゲムマ版ではプレイヤーを助けてくれる精霊や召喚士がどんな見た目をしているのか分かりません。プレイヤーキャラクターカードにそれらしいイラストが書かれていますがよく分かりません。 それらの見た目はゲームの進行には影響しませんが、ゲームへの没入感には影響すると思います。(少なくとも私は遊んでいるゲームの世界に入り込むのが好きなので)

以前遊んだエバーデールというゲームはルールブックにユーモア溢れる年表(ゲームの世界観を掘り下げる)がついていました。

このゲームのアートワークは儚げで綺麗ですから想像だけで終わらせてしまうのはもったいない気がします。

一気に書き上げましたがとても長い感想になってしまいました。キックスターターの開始を待ちつつ、まずはイージーモードのクリアを目指して頑張ります!

楽しいゲームをありがとうございます!

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#1
7日前

遊んでいただいてありがとうございます。
励みになります。
Kickstarter版へのご要望もしっかり拝見しましたm(_ _)m

以下、疑問点に回答させていただきます。
ルールが分かりづらかったせいでハードモードでプレイをさせてしまったようで申し訳ありません。
ぜひリベンジを楽しんでいただけますと幸いです!

❶人間部隊のアクションフェーズで新たに人間が部隊入りした時、その人間は直ちに活動するのか次のWAVEから活動するのか?
→次からです。(人間たちのアクションフェーズに入ったところで活動可能な人間コマのダイスを振ります)

❷魔導士は気絶している人間の体力を回復させることができるのか?仮にできるなら回復後は気絶状態からも回復したことになりクリーンアップフェーズを待たずにアクションを起こすことになるのか?
→できません。(活動可能な全人間の体力を1回復)

❸ドラゴンマスに木を生やすことは可能なのか?
→可能です。当初想定していなかったのですが、そのように遊んでいる方もいらしたので、例外を少なくするために可能としました。改訂版のルールブックにも追記させていただきました。

❹特殊能力の癒し手でドラゴンエネルギーを1回復させた時にイベントカードやドラゴンカードは発動する?
→発動します。

改めて、素敵なレビューをありがとうございました!

貴族
TottoTottino/Yanagida
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