ひも電String Railway

紐で駅を繋いで得点を稼ぐだけなのに毎回知恵熱が出るアナログなゲーム。

紐で作られた輪っかを広げてゲームスペースを確保したら

プレイする順番を決めて先手になる人が

輪っか1つを使って山岳地帯を作り、一本の紐を置いて河川を決めます。

※このゲームはゲームスペースの外側は一切使えません。

次に各プレイヤーには拠点となる駅プレートと

駅プレートと同じ色の短い紐4本と長い紐1本と3点が渡されます。

拠点駅を所定の場所に設置したら準備完了です。

スタートプレイヤーから順に手番を回していきます。

手番ですることは、駅プレートを一枚取る(一番最初の人だけ2枚取る)

駅プレートを河川・山岳・線路に乗らないようフィールド内に設置する。

設置した駅プレートと拠点駅(自分の紐が届いてる駅でも可)が

紐で繋がる(紐が乗る)ように紐を設置して自分の駅から線路を繋げる。

この際、河川・山岳・他の人の線路に紐が乗る(交差する)と1点減点です。

また、自分の線路は交差してはいけません。これらのルールを守れていたら

線路が開通できたと言うことで駅プレートに書かれた得点が貰えます。

線路を引く際に他の人の置いた駅も繋げていればその駅の得点も貰えます。

駅プレートには種類があり、他の人が線路を繋げると得点・減点する物や

山岳地帯で使うと高得点になったり他の人が線路を繋げれない駅や

紐の終点か始点に繋げないといけない置き方の指示を出す駅もあります。

これらの駅プレートと紐を駆使して５周後に一番得点が高い人が勝利です。

↑ここまで大まかな説明

↓ここから遊んだ感想

一筆書き陣取り鉄道経営ゲームと言う３つの要素が合体した作品。

紐で駅を繋いで得点を稼ぐ際に「他人の駅」も使えるため

長く広く線路を伸ばして他人の駅をどんどん利用するのもいいですが

簡単に高得点が得られる駅や自分が独占したい駅を引いた時に

自分の駅を囲めないと不利になるため駅と紐の使い所に毎回迷います。

後手になるほど使える駅が増えるため先手はフィールド作りで

自分の有利な状態を作らないといけない。これにより毎回展開が変わる。

山岳地帯で観光駅を独占したり行きにくい所に高得点駅を置いたりして

先手は後手を悩ませる戦略が必要で手番順でゲーム性が変わるのも面白い。

ルール自体もカード引いて紐を選んで繋がるように置くだけなので

初心者でもすぐに遊んでもらえるレベルです。

おまけに運の要素もしっかりあるので上級者が1人勝ちしにくい。

そして、とても写真映えします。自慢しやすい見た目なのも良い。

簡単だけどしっかり悩めて頭を使わされます。

アナログならではの感触と閃きが味わえるオススメのゲームです。