シンソクキネマ白州さんのレビュー

7/10

ソクラテスラとかつくってるサークルの新作。

見た通り、2枚の映画カードを組み合わせて、融合映画をつくるゲーム。

映画のカードの組み合わせは、非常にクオリティが高く、それだけでも盛り上がる。

ゲーム的には、協力ゲームでよくある「◯◯な映画」というお題を引いて、それに合わせてつくるのを数回行い、できあがった映画とお題カードをそれぞれ別に混ぜて、組み合わせを当ててもらうというライト層よりのルール。

これはこれでいいのだが、やってみると、１枚ずつお題カードをやっていくというルールが思ったよりきつくて、特に似たようなお題がきたときに非常に困る。

ゲームをクリアすると考えると、たしかに他の人が言う通り、お題カードの引きに非常に影響される。

まぁ、ゲームクリアはおまけみたいなもので、出来た映画に一喜一憂する感じで遊ぶのがここのサークルの作品は吉だろう。

カードの枚数が少ないというレビューもあるが、ノンリプレイヤーの自分からすると、初見パンチはクリティカル級なので、十分楽しめたし、ありそうでなかったやつをハイクオリティで実現するのはさすがだと思うので、この評価。

逆に何回も遊ぶと考えると、たしかに面白さは下がるかもね。

なので、イベンターとか自分みたいなノンリプレイヤーなら面白いゲームとかで済むと思うけど、何回も遊ぶゲームではないというのを認識して買った方が事故は少ないかも。まぁ、これから拡張も出るかもしれないし、それ次第ではあると思うが。

ちなみにこれまでの偉人や絵画とは違い、最近の時代のものを使っているため、AIで画像を作っているとはいえ、著作権的にもかなり攻めている作品であり、絶版になる可能性も秘めていると思われる。

なので、気になる人は今のうち、買っておいたほうがいいかもね。