- 1人~2人
- 3分~10分
- 5歳~
- 2017年~
七味ならべSoMayさんのルール/インスト
↓解説動画です
http://somay.skr.jp/move/sichiminarabe.mp4
「七味ならべ」(第二版)
プレイ人数:1~2人 プレイ時間:3分~10分
●ゲームの概要
七味唐辛子(以下:七味)は、日本で古くから親しまれているミックススパイスです。でも実際七味に何が入っているかをご存じの方は少ないかと思います。それもそのはず、実は七味は「唐辛子を含め香辛料が7種類入っていること」以外に中身に特に決まりは無く地域や店によって、それぞれ配合が違うのですから。
プレイヤーは、七味売りとなって、誰よりも素早く正確に七味を完成させましょう!
●カード内訳
本製品は、1人~2人用です。1デッキ(計37枚)が、2組(合計74枚)入っています。
デッキ内訳(合計37枚)
唐辛子(11枚)、麻の実、芥子、陳皮、黒胡麻、白胡麻、青海苔、焼唐辛子、菜種、生姜、紫蘇、山椒、ハバネロ(12種類各2枚)、勝利カード(2枚)
●カード説明
「香辛料カード」:唐辛子、麻の実、芥子、陳皮、黒胡麻、白胡麻、青海苔、焼唐辛子、菜種、生姜、紫蘇、山椒、は、七味の材料です。この12種類の中から、唐辛子を含め7種類そろえることで七味の完成を目指します。
「ハバネロカード」:ハバネロは、「お邪魔カード」です。これが入ってしまうと七味は成立しません。
「勝利カード」:勝利マーカーです。勝利点を記録するためのカードです。
●ゲームの進め方
「七味ならべ」は、1人用の「基本ルール」と、2人用の「対戦ルール」があります。はじめに1人用の「基本ルール」を遊んでゲームの流れを確認してください。慣れてきたら、2人用の「対戦ルール」でどちらが素早く正確にできるか競争しましょう。
●基本ルール「ひとりで七味ならべ」(1人用)
目的:正確に「七味」を完成させる
準備:自分のデッキから「勝利カード」2枚と「ハバネロカード」1枚を除外します。自分のデッキをよくシャッフルし、裏向きのまま手に持ちます。
①デッキの上から順に1枚ずつ表に開き、手元に4枚並べます。これを「場札」と呼びます。
②場札から任意に1枚ずつ選び、前方の「七味置き場」へ、最後に出したカードだけが見えるように重ねていきます。
③使った場札はデッキから補充します。場札は4枚まで置けます。
④「七味置き場」に「唐辛子」を含む7種類の「香辛料カード」が揃うまで②と③を繰り返します。
※1人のプレイヤーが作る「七味」は、ひとつだけです。
※デッキから直接、「七味置き場」に置いてはいけません。
※「唐辛子」と「焼唐辛子」は、違うカードです。
※「白胡麻」と「黒胡麻」は、違うカードです。
※「ハバネロカード」は、お邪魔カードです。場札に「ハバネロカード」が出た場合、場札に残したままにします。もし、間違えてハバネロを七味置き場に置いてしまうと七味は台無しとなり得点にはなりません。
⑤「七味置き場」に、七味が揃ったと思ったら、カードを置くのをやめます。
⑥以下の条件と照らし合わせ「七味」が完成しているかを確認します。
七味成立条件:七味唐辛子!
・「唐辛子」が、1枚以上入っている
・「唐辛子」以外の「香辛料カード」が、1枚ずつ6種類入っている
・「ハバネロカード」が入っていない
特殊成立条件:一味唐辛子!(以下、一味)
・「唐辛子」のみで7枚以上を揃えることができた場合は、「一味」として七味成立と同等とみなします。
⑦七味成立条件をすべて満たし七味が完成していれば、「七味ならべ」成功です!未完成だった場合は、残念!もう一度、挑戦しましょう!
※簡単すぎる?そんな時は、同時に作る「七味」の数を2つ、3つと増やすと難易度が増します。そちらもおススメです。
●対戦ルール「ふたりで七味ならべ」(2人用)
目的:基本ルールを用いて、七味完成の速さと正確さを競います。
勝利条件:数ラウンドを戦って、先に3勝したプレイヤーが勝利です。
準備:各自、自分のデッキから「勝利点カード」と「ハバネロカード」を全て除外します。双方、自分のデッキをよくシャッフルし、裏向きのまま手に持ちます。
卓の中央、プレイヤー全員が手の届く公平な位置に「フラッグ」をひとつ置きます。「フラッグ」には、七味唐辛子入れを使うと雰囲気がでます。もちろん、他のゲーム駒、ダイス、消しゴム等でもかまいません。
●ゲームの進め方
①「スタート」の掛け声とともにいっせいに始めます。(基本ルール参照)
②「七味」が揃ったプレイヤーは、中央にある「フラッグ」を素早く取り、「七味」が揃ったことを他の対戦プレイヤーに宣言します。
③いずれかのプレイヤーにフラッグが取られたら、このラウンドは終了です。各プレイヤーは、自分の「七味置き場」にカードを置くのを止めて、七味成立条件、特殊成立条件(基本ルール参照)に照らし合わせ「七味」が完成しているかを確認します。
④「七味成立条件および特殊成立条件」を確認した結果、「七味(もしくは一味)」を完成させ、さらに「唐辛子カード」が相手より多かったプレイヤーがこのラウンドの勝者です。双方とも、「七味(もしくは一味)」を完成させ、さらに「唐辛子カード」が同数だった場合は、「フラッグ」を先に取ったプレイヤーがこのラウンドの勝者です。「七味(もしくは一味)」を完成させずに「フラッグ」を取ったプレイヤーは即敗者となり、無条件に相手がこのラウンドの勝者となります。
⑤勝者は、勝利点1を得ます。勝者は得点がわかるように「勝利カード」1枚を表向きにしてプレイの邪魔にならないところに置きます。そして、「ハバネロカード」を自分のデッキに1枚追加します。(ひとつのデッキに最大2枚まで)
⑥双方とも、自分の場札と七味置き場のカードをデッキに戻し、シャッフルします。どちらかが3勝利点を得るまで①~⑥を続けます。先に3勝利点を得たプレイヤーが、このゲームの勝者です。
例:トムとベティが対戦ルールで遊びます。トムは七味が揃ったことを確信し素早くフラッグを取り「揃った」とベティに宣言しました。トムとベティはゲームを止め、各々の七味が揃っているかどうかを確認します。トムは、七味(唐辛子、陳皮、芥子、黒胡麻、白胡麻、焼唐辛子、山椒)を揃えました。一方、ベティは、フラッグを取り損ねましたが、七味(唐辛子、唐辛子、青海苔、菜種、紫蘇、生姜、麻の実、焼唐辛子)を揃えました。どちらも七味は完成していますが、ベティの方が「唐辛子カード」の数が多かったのでベティの勝ちです。まず1勝したベティは2勝目を目指し、ハバネロカードを1枚デッキに加えゲームを続けます。
●追加ルール「みんなで七味ならべ」(3人以上用)
3つ以上のデッキがあれば同時に3人以上でも遊ぶことができます。みんなでワイワイやると楽しいのでおススメします。
目的:基本ルールを用いて、七味完成の速さと正確さを競います。
勝利条件:数ラウンドを戦って、先に3勝したプレイヤーが勝利です。
プレイ手順は、2人用と同じです。④の勝者の決定を以下のようにします。
④「七味成立条件および特殊成立条件」を確認した結果、「七味(もしくは一味)」を完成させたプレイヤーの中で、「唐辛子カード」が最も多かったプレイヤーが、このラウンドの勝者です。最多プレイヤーが同時にいる場合は、それぞれが勝者です。もし、その中にフラッグを取ったプレイヤーがいるのならば、そのプレイヤーのみが勝者です。
「七味(もしくは一味)」を完成させずに「フラッグ」を取ったプレイヤーは即敗者となり、無条件にフラッグを取ったプレイヤーを除く全てのプレイヤーがこのラウンドの勝者となります。
FAQ
Q1:「唐辛子」抜きで7種類でも七味じゃないの?
A1:そうかもしれませんが違います。七味において「唐辛子」は主原料ですので必ず入れてください。
Q2:同じ香辛料カードが2枚入っていても7種類揃っていれば七味じゃないの?
A2:そうかもしれませんが違います。複数枚入れてよいのは「唐辛子」だけです。
Q3:「唐辛子」と「焼唐辛子」どっちも唐辛子じゃないの?
A3:そうかもしれませんが違います。別物として扱ってください。「焼唐辛子」は「唐辛子」の代わりにはなりません。
Q4:「黒胡麻」と「白胡麻」どっちもゴマじゃないの?
A4:そうかもしれませんが違います。別物として扱ってください。
Q5:双方のプレイヤーが詰んでしまったんだけど…。
A5:そのラウンドはノーカウントとして、再度やりなおしてください。
●対戦ルール「ゆっくり七味ならべ」(2人用)
目的:七味置き共有し、山札が尽きるまでに、なるべく多くの「七味」を作り、手に入れる。
概要:3つの七味置き場を共有し、手番を交代しながら香辛料カードを出す。自分の出したカードと相手の出したカードの記憶を頼りに「七味」の完成を目指す。
勝利条件:「唐辛子」の枚数が多い方が勝利。
準備1:各自、自分のデッキから「勝利カード」と「ハバネロカード」を除外します。自分のデッキをよくシャッフルし、裏向きのまま手に持ちます。
準備2:各自、自分のデッキの上から順に1枚ずつ表に開き手元に4枚並べ場札とします。
準備3:「じゃんけん」等、適当な手段で順番を決定します。
●ゲームの進め方
自分の手番が来たら以下を行い、交互にゲームを進めます。
場札から1~4枚を任意に選び、3つある七味置き場のいずれかに表向きのまま置きます。この時、下のカードが見えないように重ねて置きます。最大で3つ同時に作ることができます。
※七味置き場は、プレイヤー共通なのでカードは混ざることになります。自身の出したカードに加えて相手の出したカードも覚えておかなければなりません。
最後に、山札より場札が4枚になるように表向きに開き補充します。補充が完了したら手番終了です。
また、自分の手番中に以下の2つの宣言をすることができます。
① 「七味完成!」(七味成立宣言)
※この宣言は、手番中いつでも行うことができます。
七味置き場の3つのうちのいずれかで、「七味(もしくは一味)が成立している」場合、「七味完成!」を宣言することができます。
② 「台無し!」(七味不成立宣言)
※この宣言は自分の手番の最初、場札からカードを出す前に行わなければなりません。
3つの七味置き場のうちのいずれかで、「8種以上の香辛料カードが含まれている」、もしくは「唐辛子以外の香辛料カードが重複している」場合、「台無し!」を宣言することができます。
どちらの宣言も直ちに、指摘されたカードを七味置き場から除外し、中身を公開して宣言通りかを確認します。(成立条件は、基本ルールを参照)
宣言通りの場合は、カードに含まれる「唐辛子」の枚数が宣言したプレイヤーの得点となります。
宣言通りでなかった場合は、「唐辛子」の枚数が相手プレイヤーの得点となります。
「唐辛子」を得たプレイヤーは、自分の場札から離れた場所にまとめて置きます。
※指摘したカードに「唐辛子」が入っていなかった場合、点数を得る側は、「勝利カード」を1枚表にして自分の場札から離れた場所に置きます。この「勝利カード」は唐辛子3枚分として数えます。
取り除かれて空いた七味置き場には、新しく七味を作ることができます。
●ゲームの終了
どちらかのプレイヤーが場札を4枚にすることができなくなったら、次の手番を1度だけ行ってゲームは終了です。
●勝敗
各プレイヤーは、自分が取得した「唐辛子」の枚数を数えます。「勝利カード」を持っている場合は、1枚につき「唐辛子」3枚分を追加します。
「唐辛子」の枚数の多い方がこのゲームの勝者です。
同数だった場合は引き分けです。
●追加ルール
「ハバネロカード」
ハバネロカードを使うことで、手番中いつでも、
3つの七味置き場からいずれか1つの中身を自分だけこっそりと確認することができます。
1ゲーム中に使える「ハバネロカード」は、プレイヤー1人につき2回までです。
使った「ハバネロカード」は、ゲームから除外します。
ゲーム中、一度も「ハバネロカード」を使わなかったプレイヤーには、ゲーム終了時、「唐辛子」2枚分が追加されます。
●みんなで七味ならべ改(3~5人用)
目的:基本ルールを用いて、他の誰よりも多く七味を完成させることを競います。
勝利条件:誰よりも早く七味を3つ作ったプレイヤー、または、ゲーム終了時に一番多く得点を取ったプレイヤーが勝利です。同点だった場合は、七味をより多く作ったプレイヤーが勝利です。
終了条件:1人のプレイヤーが七味を3つ作ったら即終了。または、いずれかプレイヤーの山札が無くなったら終了です。
準備1:親を決めます、親は「最近七味を使ったプレイヤー」です。
準備2:親は、勝利カードを抜いた、2デッキを切り交ぜ、親から時計回りに1枚ずつ順番に全て配ります。
準備3:各プレイヤーは、自分の山札から4枚を場に並べます。
準備4:テーブル中央に、外した勝利カードを裏返しにして4枚縦に並べ「七味置き場」とします。
●ゲームの進め方
親から時計回りに1人ずつプレイします。
①自分の手番が来たら、自分の場にある4枚のカードの中から1枚以上のカードを4つの七味置き場に他プレイヤーにも見えるように並べて置かなくてはいけません。
もし、場にある4枚のカードがどの七味置き場にも置くことができない場合は、4つの七味置き場の1つを選び、そこにあるカードを全て回収し自身の山札に加えて切り交ぜプレイを続行します。
カードが回収され空いた七味置き場には、再び七味を作ることができます。
②手番中は4つの七味置き場を確認し、七味成立条件を満たしているものがあれば、その七味(または一味)は完成です。七味置き場から完成した七味を回収し、自分の得点とします。
●「お邪魔カードハバネロ」
ハバネロカードは、お邪魔カードです。場に出たハバネロは、七味置き場に置くことはできません。
ゲーム終了時まで自分の場に残っていれば5点が追加されます。お邪魔カードとしてゲーム中いつでも使用することができます。
・「お邪魔カードハバネロ」の使用
自分の場にあるハバネロは、ゲーム中いつでも自分以外のプレイヤーに渡すことができます。(ハバネロを渡したプレイヤーは即、自分の場に山札より1枚補充します。)
ハバネロを渡されたプレイヤーは、次に訪れる自分の手番を一度パスしなければなりません。(ただし、既に手番を始めてしまったプレイヤーには、その手番が終わるまで渡すことができません。)渡されたハバネロは自分の山札に加えて切り交ぜます。
③自身の山札から場に4枚になるように補充したら手番は終了です。ゲームの終了条件を満たしていないならば、次のプレイヤーが手番を①から行います。
●ゲームの終了
いずれかのプレイヤーの山札が尽きたら、残りのプレイヤーが1回ずつ手番を行った後、ゲームは終了となります。また、1人のプレイヤーが3つの七味を作った時、ゲームは即終了です。
●得点計算と勝利条件
ゲーム終了時、3つの七味を作ったプレイヤーが勝利です。3つ作ったプレイヤーがいない場合、得点計算をします。下記の条件により点数が加算されます。
計算の結果、総合得点が一番高いプレイヤーの勝利です。同点の場合は、より多く七味を作ったプレイヤーの勝利です。
・完成した七味・・・・・・・・・ 1つ 10点
・完成した一味・・・・・・・・・ 1つ 7点
・完成した七味(または一味)に唐辛子が余分に含まれている場合・・・・・・・1枚多い毎に +1点
・場にハバネロがある・・・・ 1枚毎に +5点
・残りの山札の枚数・・・・・ 1枚毎に -1点
●追加ルール「なまけもん」
従来の勝利条件に以下の条件を追加します。
ゲーム終了時、最初に山札が尽きたプレイヤーが七味(または一味)を1つも作っていなかった場合、得点にかかわらずそのプレイヤーの勝利とします。
●補足
・七味置き場には、「1か所に3枚置く」、「4か所に1枚ずつ置く」等、4つの七味置き場のどの列にも自由に置くことができます。
「七味ならべ」
ゲームデザイン:SoMay
E-Mail: somay@somay.sakura.ne.jp
Twitter: @somaybrave
監修・協力:ジャグラーズ☆パーティー
Twitter: @JPMCU
©SoMay
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