ペイント・ザ・ローズ：デラックスエディッションこーかーさんのレビュー

ペイントザローゼズのデラックス版になります。

ペイントザローゼズとその拡張の城からの脱出が一緒に入ってコンポーネントも豪華になっています。

不思議の国のアリスの世界でハートの女王に無理難題を言われる庭師になって、ハートの女王に処刑されないように庭を完成させます。

ゲーム内容は論理パズルの協力ゲームという内容で、近いゲームはクリプティッドでしょうか。

自分の持っている低木タイルの配置方法が書かれたカードをヒントを出すことによって当ててもらうことが目的になります。

庭に低木タイルを敷き詰めると勝ちになるのですが、ひとつのタイルには色と形という2つの要素を持っていて、配置したタイルと隣接したタイルとの組み合わせのカードを持っていればヒントトークンを合致している数だけ配置していきます。

そのヒントを貰った側は、推理をして当てることが出来れば、ポイント分庭師が女王から逃げることが出来、外してしまった場合は女王が2倍の速度で追いかけてくるという、追いかけっこをします。タイルを敷きつめる前に追いつかれたら敗北になります。

ゲームの終盤では女王の速度も上がっていて(最大5)、2倍はとんでもない数になるので終盤での失敗は命取りです。

基本的には自分のヒントを出して自分のカードを当ててもらうことがメインの行動になるのですが、置ける低木タイルは4つのうちから選ばなければならないので、自分のカードを確定で分からせることは出来ないことがあります。

そういう時は確定を出さなかったから確定を出せない組み合わせなのだろうと深読みを働かせないと行けません。

さらにそのような深読みをしても確定せずに2択や4択などを迫られることがよくあります。

そこがこのゲームの変わったところというか、好き嫌いが別れるところになると思うのですが、ものすごい緻密に考えて論理パズルをしてタイル配置して何択かに絞らせた後に、あとはお祈り運ゲーをするというような展開になりやすいように思います。

また単純では無い論理的思考を必要とするため敷居も高いと言えるでしょう。

好きな人はハマるといった人気が偏りそうなゲームだなという印象でした。

写真は5回目にして初クリアした時のもので、この時も最後の5択の運ゲーに勝利して、見事初勝利をもぎとった時のものです。かなり難易度は高いと言えるでしょう。

またこちらのデラックス版に同梱されている拡張には女王から逃げる他に鍵を集めると言った要素がたされていて、いくつかの拡張モジュールが入っていてモジュールごとにデザイナーが違いゲーム性がガラッと変わります。

中にはリアルタイムアタックになるものもあります。

クリプティッドがすき、推理ロジックが好き、協力ゲームが好きという方におすすめしたいゲームになっています。