マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 1人~4人
  • 60分~150分
  • 14歳~
  • 2023年~

ニュークレウムaoiroさんのレビュー

163名
2名
0
約1ヶ月前

ルチアーニ作品が好きで気になっていたのでプレイ。2024ポルトガル年間ゲーム大賞作品。

基本情報

プレイ時間:合計5時間15分 (セットアップ30分、インスト75分、3人で実プレイ210分)
ゲームデザイン:ルチアーニ&ターツィ

筆者はルチアーニ作品は多数プレイ済。バラージ、ロレンツォ、マルコポーロなど大好き。
ターツィ作品は初プレイ。調べてみると代表作はアナクロニー、テケン、Voidfallなど。

ユーロゲームとして重厚なつくり

出番でやることは基本2択。

  1. アクションタイルを個人ボードの上に刺して、書いてある2つのアクションを実行する
  2. アクションタイルをメインボードに線路として配置する。両端それぞれ色が一致している場合はそのアクションを実行する

そして、アクションタイルが尽きたらリチャージ(いわゆる収入処理)を実行し、アクションタイルが戻ってきて1or2を繰り返す。

ルールを聞いたときは「手番でやることはシンプルだなー」と内心思っていたが、ゲームを開始して2~3手番目で気付く。一手が重い・・・

1を行えばタイルの2アクションが確実に実行できて嬉しいのだが、ネットワークを広げるには線路として配置せねばならず、そうすると永久に戻ってこない。
デッキ構築ライクな作りになっており、開発で新たなアクションタイルを購入して強い効果のタイルを取得できるが、それも線路として置いてしまうと1度しか効果が使えない。しかも色が一致していない場合、片方しかアクション出来ないケースも発生する。

さすがに片方だけは弱いよなーとなって、じゃあ別タイルを置くか?でもこのアクションは後でプレイしたい・・・ では1をやるか?ただそうなるとネットワークが広がらない・・・
とジレンマに頭を悩ますことになる。

リソースはカツカツ

ルチアーニ作品のお約束!(と筆者は勝手に思っている)
リソースはお金・人・ウランの3種類。特にお金と人はなかなか増えない。

契約タイルを達成する/都市タイルを裏返す/アクションタイルの効果解決 などでボーナスが得られるが、ほとんどが収入トラックを進める効果で即時収入はほぼ無い。
ただし、フリーアクションとしてウラン→人→お金の変換ができ、ゲーム前半は発電ができず、ウランが余りがちなので変換でやりくり可能。なぜ、ウランが人に?という気持ちになるが便利なので気にしない。なにかフレーバーがあるのだろうか。

技術タイルには即時収入が複数あるので、短期的な観点としてはそちらの達成を目指すのが良さそう。
(永続効果にも目がくらむが・・・)

ゲーム前半は火力発電、後半は原子力発電

ブラスのように前半戦/後半戦で明確に分かれている訳ではないが、そういったゲーム設計のようだ。

原子力発電にはウランが必須、対して火力発電はお金で石炭を買うことで発電可能のため、序盤は火力発電が主な発電手段となる。ただし、石炭は使われるだけ金額が吊り上がっていき、最初は1金だが、最大3金まで上がる。

なので、ゲーム序盤は石炭産出エリア近くの町に都市を作り、少ない消費で発電できると嬉しい。

発電には 燃料(ウランor石炭)・発電所・都市の3つが線路で接続されている必要があり、他人の線路も使える。ウランは1つ2電力、石炭は1つ1電力に変換される。
電力変換の際、燃料1つ毎にニュークレウムorタービンが必要で、タービンは他人の物も使える。ただし使用料1金払う必要がある。

  • ブラスにおける時代による運搬手段の違い、石炭の需要と供給による値段変化
  • バラージにおける発電(他人の導管も使える)

の要素に似てる!となって、ひしひしとリスペクトと感じた。

感想

事前にブラスとバラージを合わせたようなゲームと聞いており、実際にプレイして確かにそうだと感じた。デッキ構築ライクなアクションタイル選択及び強化の要素は新鮮だったが、調べてみるとコルコンディアで似た要素があるらしい。そちらへの興味も出てきた。

気になる点としてはボードやアイコンの視認性が少し気になった。契約タイルの条件として「緑の街に計3つの都市を建てる」があるが、都市の種類の一つとして緑都市があり、それと混同しそうになった。

あと、インタラクションはルチアーニの他作品と比べるとマイルドに感じた。
もちろん、欲しかったアクションタイルや契約タイルが先取りされ、「ぐぬぬ・・・」となることはあるが、
バラージのように「上流にダムが建設された!水流れてこないよー」とか。ロレンツォのように「置きたかったスペースに先にダイス置かれたー、先手番取っておけばよかった・・・ 」など、他PLのプレイによって、自分のプレイを大きく考え直すような事象は比較的少ないと思われる。

プレイ直後は正直、バラージとブラスを個別でプレイした方が面白いなーと思っていたが、なんだかんだニュークレウムのことを考えている自分がいる。(リチャージ連発戦法も出来たりするのか?)

今回は3人プレイだったが、4人プレイだと都市や線路の置き場がどんどん埋まっていったり、また違う展開になりそうなので、そちらも味わってみたい。

この投稿に2名がナイス!しました
ナイス!
山の川
びーている / btail
皇帝
aoiro
aoiro
シェアする
  • 113興味あり
  • 258経験あり
  • 79お気に入り
  • 183持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

会員の新しい投稿