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  • 4人~10人
  • 3分前後
  • 6歳~
  • 2023年~

言いまちがい人狼白州さんのレビュー

361名
4名
0
7ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

8/10

アークライト・ゲーム賞2023佳作作品。はぁっていうゲーム作者とプロポーズのゲームのサークルによる共作。

とってもよく似てる2つのお題を全員で同時に言い、1人だけ違う言葉を言っている奴を探す人狼。

個人的に人狼は、ヒントがない状態で、ボードゲームに詳しいからとりあえず面倒そうな奴と認識されて、最初の方に抹殺されやすく、嘘ついてまで頑張ろうと思う気力もないので、正直、あんまり好きではないのだが、このゲーム、自分みたいに人狼が苦手とか好みでない人にも楽しめる人狼となっている。

その理由として大きいのが、人狼になっても、嘘をつくのがそんなに難しくない点があげられる。

このゲーム、ヒントとなる部分は、議論の前に行われる「みんなで一斉にさけぶ言葉」だけであり、人狼以外はすべて同じ言葉を言うため、嘘をつくかどうかよりも、あいつの声が聞こえたか?聞こえてないか?に集約しているので、たとえ疑われても「え?ちゃんと言ったんだけどなぁ〜(笑)」と言ってしまえば、わりと成立してしまう(笑)

もちろん、そう単純な話ではなくて、人によっては潔白を証明するためにハッキリ大きな声出す人もいるけど、そうすると、他の人の声をかき消したり、その人の声に引っ張られたりと、「あの人は絶対白だけど、他がわからんw」みたいになるので、人狼がハッキリと違う言葉をしゃべるミスをしない限り、単独攻撃されることは少ないため、誰でも気軽に人狼を遊べるようにハードルを下げているのが素晴らしい。

なので、人狼はひっそりと小さな声を出すのが基本だが、イントネーションを変えていったりすることもできたりと、いろいろなムーブもできるのも面白い。

自分もそうなんだけど、人狼が苦手とか好きじゃない人って、多分、嘘で論理を固めて論破することに楽しみが見いだせない人と思っているのだが、このゲームは「いやいや!言ったよ!(笑)」で、なんとかできちゃうし、その議論の主張のお手軽さにもかかわらず、しっかり人狼ができてるのが、ほんとにすごい!

また、1回が10分とかで終わるため、気軽に何回も遊べるのもよく、ノンリプレイヤーなのに、久々に何十回も遊んでしまった。それをふまえて、どんな遊び方がおすすめか、いくつか共有しようと思う。

まず、他のレビューでも言ってるけど、慣れてきたら、同時に言葉を言うのを1回だけでなく、2〜3回続けてやってみるローカルルール。1回だと、たしかにゴリ押しゲーになりがちなので、2〜3回やると、少しずつ絞っていくのが人狼ぽくて良い。

ちなみに、女性1人とかだと目立つというのはたしかにあるけど、崩壊するレベルではないし、何回かやれば、意外となんとかなるので、万人向けといってもいいかも。

次に、役職はオレオレ(最多投票してもらえれば勝ち!)は入れたほうが面白い!というか、この役職が一番おもしろいので、2〜3回やったら絶対に入れるべし。

このゲーム、2〜3回の言葉を言うようにすると、人狼がどんどん絞られていくのでキツイのだが、オレオレがいると、人狼なのか?オレオレなのか?の部分を推測しなければいけないので、なかなかおもしろい。

オレオレは、人間の言葉を言うけど、人間の言葉を人狼の言葉の発音のイントネーションに合わせることによって、疑いの目を向かせることができるので、その点もユニーク。

そして、他のレビューでもあるが、長老は不評(笑)

やっぱり、このゲームは同時にみんなでしゃべるというのが面白さの核なので、長老は抜いた方が吉。

占い師みたいにダブル長老ムーブとかも慣れたらできるかもしれんけど、このカジュアルさのゲームで、わざわざやる必要はない(というか、長老って絶対さされない役職だからメリット薄い)気もする。

まぁ、1回が短いので、試しに入れてみるのもいいと思うけど。

実際、みんなでやってみると、隣の人の声は意外と聞こえなかったり、向かい側の人の声がすんなり入ってきたり、想像以上に展開がいろいろあるので、何回か遊んだら、席替えしてみるのもおすすめ。わりとプレイ感が変わる。

最後に、お題がいろいろあるけど、短い言葉の方が、絶妙なので盛り上がりやすい。

中にはとても長いものがあるんだけど、人狼の難易度があがるので、短い方が、より推理に集中できる環境ができて、盛り上がりやすかった印象。

まぁ、これは好みの問題かもしれないけど、そんなところかな。

いや、人狼系のゲームって、わりといろいろ遊ぶんだけど、結局、嘘をいかにうまくつけるかが難しいから、どれもあんまり合わないなぁ〜と思ってたけど、こんなにおもしろいと思った人狼は初めてかも。その感動ふまえて、この評価。

これといった弱点はないが、同時に声を発生させるところが肝の人狼なので、ある程度人数が必要なところは人によっては大変かも。個人的には最低7人は欲しいところ。6人以下でも楽しめるかもしれんけど、やったことない。

人狼好きはもちろん、人狼が苦手とか好きじゃない人とかにも、「いや、言ったんですけど!」と言えば成立する(笑)気軽な人狼(それでいてしっかり人狼!)で遊びやすいので、ボードゲーム特有の急にプレイ人数幅が狭くなる7人から気軽に多人数でわいわいしたいときにおすすめのカードゲーム。

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白州
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