- 2人~6人
- 20分前後
- 10歳~
- 2016年~
ゴッズ ギャンビット GNauselin (ナウゼりん)さんのレビュー
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作品データ
タイトル | ゴッズ ギャンビット G |
---|---|
原題・英題表記 | GODS' GAMBIT G |
参加人数 | 2人~6人(20分前後) |
対象年齢 | 10歳から |
発売時期 | 2016年~ |
参考価格 | 2,500円 |
クレジット
ゲームデザイン | カナイセイジ(Seiji Kanai) |
---|---|
アートワーク | 未登録 |
関連企業/団体 | アークライト(Arclight) |
拡張/関連元 | ゴッズギャンビット ~神々の一手~(Gods' Gambit) |
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【「UNOやった事ある?」で始められる機動性の高さ】
最初に「このゲームやろうぜ!」と声をかける時の一瞬のハードルの高さはゲーマーならば誰もが経験する瞬間だと思います。たとえ業界の中で、他のゲームを引き合いに出してゲームの紹介をするのが横紙破りだと言われようが、これはこのゲームの長所なので書いておく。「UNOができればすぐに理解できるよ。」
この台詞が一発目で言えるアドバンテージ素晴らしい。
実際それは嘘でも何でもなく、プレイヤーの真ん中で行われているのはかなりUNOっぽいものであるのは確かだし。
では、大まかなプレイ風景を見ていこう。まず、真ん中にたくさんのカードが捨てられている。カードには色の付いた1から10の数字が書かれており、前の人が出したカードと数字、もしくは色が同じであれば、そこに札を捨てることが出来る。運悪く札を捨てることが出来ない、もしくは捨てたくない場合には、隣にある山札からカードを引かされる。
そしてカードを手元から減らしてゼロにした人の勝ち。
ここまで、非常にUNOっぽいです。
【付け加えられたファンタジー要素により深まるゲーム性】
遊んでいるプレイヤーの前を見ると、どうも何枚か目の前にカードを並べている人たちもいます。これは何でしょうか。
その前に少しだけ時間を遡って先ほどのUNOの場面に戻ってみましょう。先ほど、捨て札と呼ばれていたカードたち、ここにカードを捨てることをこのゲームでは「カルマを解消する」と呼びます。カルマを解消すると手元から手札が無くなっていく。ここまではOKです。
さて、そこで捨てられているカードをよく見てみましょう。カードには何やら人の姿が書いてあり、下の方には特殊ルールのような効果が書いてあります。プレイヤーは自分の手番が回ってきたときに、手札のカルマを解消させるか、使役する事を選ぶことができます。カードを使役することでカードはプレイヤーの前に置かれ、様々な効果を発揮します。ただし、目の前に置かれたカードに書いてある数字は自分に課せられたマイナス点となります。1にはそんなに嬉しくもないちょっとした効果が書いてある代わりにマイナス点も1点です。この点数が高くなるほど強い効果を使役できますが、最大値である10以上のカードはワイルドカード扱いで、どの色でも出せて、破滅的なマイナス点をこそげ取っていき、ゲーム全体の趨勢を大きく左右するような効果がついています。
もちろん、そんな能力を使わずに全部カルマを解消してあげてゴールできれば最高なのですが、そうは問屋が卸さないゲームバランスになっています。
多くの場合、破滅的なマイナス点(20点30点など)をもたらす、しかも他の人になかなか押し付けられないカードが使役されます。それぐらい強いカードは引いた瞬間に強制的に使役させられてしまうのです。それを追い払うには破壊的な効果を持つカードを使役して、さらにカルマが解消されないカードを増やしていくことで対抗していくことになります。
そんな泥仕合が、美しい絵で描かれたキャラクターと共に、ファンタジー風の呪いや魔法の応酬となって繰り広げられます。
UNOのルールで活き活きと動くファンタジーの物語を見てみたい、そんなテーブルトークRPG志向のプレイヤーには是非お薦めのカードゲームです。
また、UNOしか知らない女の子がボドゲ会に迷い込んできてしまった場合でも、多くの場合、最初のあの一言で声がかけられます。
全国のキモヲタ諸君、立ち上がれ!!
「う、ううう、うの、うのうのやらない?」
ここから何かが始まることだってあるかも知れないから。