デューン: インペリウム イモータリティTKさんのレビュー

DUNE IMPERIUMの２番目の拡張

メインボードに加え、ベネ・トレイラックスという研究ボードが追加され、このボード上で「研究」を進めることで、獲得した「specimen(検体)」により通常の帝国カード列とは違うトレイラックス列のカードを獲得したり、〇ころがしみたいな虫のアイコンでVP等の報酬を獲得したりできます。

本拡張から追加された「Graft(移植)」ルールが強力で、Graftカードは一手でGraftカードと宿主になるカードの２枚出せる（効果ももちろん両方適用される)、ために皆これを狙いだします。Graftカードは帝国カード列にも入りますが、比率的にどうしてもトレイラックス列のほうが引ける確率が高くなるので、どうしてもトレイラックス行っちゃいますよね。

研究ボード進めるには、メインボード上は１か所しかありませんが、各自初期デッキのカードに１枚「研究」アイコンがあるため、各ラウンドで1人しか上げられない、ということもなく、ガンガン上げられる印象です。

選択肢が増えたのはいいですが、個人的には若干バランスクラッシャー的な感じもします。まあ、皆トレイラックス行けばいいんですが。

このせいで帝国列が不人気になったせいか、各プレイヤーにはゲーム中１回だけ帝国列の全カードをリフレッシュ（更新）できる「ファミリー アトミック」トークンが配られます。

第１拡張のＩＸも入れられるので、さらに混沌としたゲームになり、ゲーム終了のトリガーも選択制で11VPでもよくなるなど、ますます時間がかかる悩ましいゲームとなりました。