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  • 2人~5人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 2013年~

ブリュー・クラフターズべち/ちちまるさんのレビュー

211名
3名
0
3年弱前

ビール工場の経営者を3年間やってビールの評価をたくさん得よう!というゲーム。

まとめ

インストとセットアップが時間がかかり大変ですが、
プレイすると「どっしりとワカプレ・資金繰りカツカツ・後半の展開力」を体感できて満足感で満たされます。

ラウンド数が固定で季節イメージのとおりにゲームが進むことと、
材料調達→ビール造り→売ると現金+評価というテーマ通りのアクションで、
とにかくやっていることの全てが想像どおりでわかりやすい。

ランダム要素が多数あるので何度もプレイしたくなります。

しかし、至るところに効果テキストが記載されており内容がぱっと頭に入ってきません。
落ち着いて読めば簡単な文章なのですが、それがひたすらに多い。

手作りに自身ある人は是非いろいろなところをアイコン化してあげてください。
遊びやすさが段違いになります。

以下、長文ですが各種観点でまとめてみました。

■所要時間:自分の初回、2回目プレイの実時間より。

  • セットアップ

トークン、カード、共通サプライ、それぞれの物量が多い。言い換えれば華やか。
20種以上あるビールトークンから今回使う数種類だけピックアップするのが大変。
うまいこと袋分けしておこう。最適化しておかないと30分は必要。

  • インスト 1時間

インスト時間は多めに見積もっといてください。

  • ゲーム 4人:2.5〜3時間

全員初プレイなら4人3時間。
全員がルール理解済みならもう少し縮まるかも。
ランダム要素があるので劇的には縮まらないかもです。


■ゲーム収束性、ラウンド進行

3年×4シーズン(季節:春夏秋冬)の12ラウンドでゲーム終了。
通常のラウンド進行に加え、[春]は栽培、[秋]に収穫、[冬]は運営費支払いが追加。
このように季節ごとのフェイズの変化は少なく、
季節のイメージとゲーム内の処理が合致していて進行は理解しやすい。


■システム

1ラウンドで2種類ボードを使い、それぞれのフェイズがある。

先に【市場ボード/市場フェイズ】。
資源補充のあとこのボードでワカプレをする。先取りされたら使えない。
市場フェイズは、各種材料獲得、現金やスタPの獲得、
次の[醸造ボード]で使う醸造士を追加雇用したり、有利な能力持ち職人を雇用できる。


市場フェイズ終了後【醸造ボード/醸造フェイズ】へ。
このボードはワカプレではなく、やりたいアクションを選んで醸造士を置くだけ。
このフェイズでテーマとなる「ビール造り」ができる。
アクションは3種「醸造(ビール造り)」、「研究」、「新設備の導入」があり、それを選ぶ。

「醸造」アクションを何度かすることで、造ったビールがお客様のもとへ届けられ「現金」と「評価点」を得られる。
もう一度言います。このアクションを【何度】かしないと現金収入にならないのです。


ゲームの勝敗は「評価点」をより多く獲得すること。「現金」の儲けを得ることが目的はありません。
しかし、毎年冬ラウンドにやてくる「運営費支払い」で現金が必要。支払えなければ借金(終了時に減点)。

醸造士や職人を雇用したり新設備を導入すると「運営費」が重くなっていき冬での支払いはカツカツ。
次々と「醸造アクション」を繰り返し、ビールを出荷して現金収入を確保しておこう。


■ランダマイザ

  • ビールのレシピ

ゲーム中は9種類のレシピカードを使う。
3種は基本レシピで固定。
残り6種の上級レシピは21枚からランダム選択。レシピごとに材料の要求量と評価点が違います。

  • 職人カード

ゲーム中は9枚登場。24枚からランダムで9枚選択。
市場フェイズ「職人雇用」アクションでカードを獲得。
材料を追加で得るとか、アクションで評価点を得るとかの効果が得られる。

  • 研究ボード

各プレイヤーに配られる「研究ボード」。
研究ボードは醸造フェイズの【研究】アクションをすることで各種利益が得られる。
その研究ボードを数種類から選ぶことができる。(全員同じの基本研究ボードもあります)

これらの要素がゲームごとに変化するので考えどころは毎回変わってきます。


■初期ゲーム

ルールブックに初ゲームならコレコレを使ってね!という指定があります。
レシピ・職人の初回推奨カード、研究ボードは全員同じ「基本研究ボード」で、
初回プレイの遊びやすさも準備されています。


■プレイアビリティ

ゲーム内で「材料」だけがアイコン化されていますが
それ以外、カードや各種ボード、新設備タイル等はアイコン化されていません。
コンポーネントのすべてで、テキストで記載されています。

インスト役のかたはゲーム中のテキストを手厚くフォローしてあげてください。
テキストは和訳だけではなくアイコン化まですると遊びやすくなるはず。

  • 職人カード

効果テキストは英文。難しくはないのですぐ理解できる内容。
しかしアイコン化されていないためセットアップ時に毎度テキスト確認が必要となる。
自分はオリジナルでアイコン化したものを貼りつけています。
効果の理解にかかる時間がぐっと短縮できています。

  • 研究ボード

効果内容がテキスト。
自分は初回プレイのハードルを下げるため基本研究ボードはアイコン化しました。
複数種類ある上級ボードは、一度プレイ済みの人ならテキストのままで問題ありません。


■オプションルール

5種類のオプションルール(と必要なタイルなど)が含まれています。
初回ゲームでも導入してよいと思うものもあります。
プレイヤーのかたがたで決めて導入してください。

以下独断と偏見です。

「もはや基本ルールにしちゃっていいと思う」
  ・交易市場
  ・研修生の雇用

「お好みでどうぞ」
  ・共同農園・・・材料が供給過多になるかも

「運要素が大きいので入れなくてもいいかな」
  ・職業安定所
  ・秘密のレシピ


以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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