ミッション：レッドプラネット82BG@19秋GM(土日)出展さんのレビュー

火星に宇宙飛行士を送りまくってマジョリティ争い！！

火星は鉱石が生産されるそうです。
各プレイヤーは採石プロジェクトのリーダーとして、手札にある役人を上手いこと使って採石できるように立ち回ります。

火星に宇宙飛行士を送り込んだり、相手の宇宙飛行士を暗殺したり、飛び立つ寸前の宇宙船を破壊したりと、だいぶ破茶滅茶な展開をします。

基本システムはバッティング系×マジョリティ争いだと思います。
各プレイヤー手札を1枚伏せたら、誰かが9から1まで数えて伏せたカードに書かれている番号のタイミングにカードを表向きします。

表にしたらその役の効果をスタートプレイヤーから時計回り基準に処理します。
まだカードを裏向きにしているプレイヤーが居るのであれば数字を数え直す。といった感じです。
この進行の仕方は『操り人形』に少し似てますね。

バッティングしてしまったことにより、何か起こるルールではないのですが、後手は大体やりたかったことが出来なくなってます。
乗りたかった宇宙船の定員が満員になったり、宇宙船の行き先変わったりといった展開です。

そっから何ラウンドかすると、火星の各場所で決算が行われます。決算方法はその場所で最も宇宙飛行士を置いているプレイヤーが鉱石(勝利点)を得ることが出来ます。
それが、3回行われて後半にかけて分配される点数もあがっていきます。

そして第3決算前後にて発明カードが効果を発揮して各地域でイベントが発生して、 勝利点のボーナスが行われたりと、逆点要素もしっかりしてます。

遊んで感じたことは、アメリカのボードゲームならではの肉食感がとても強いです！

盤上の相手の駒を選んで、自分の駒に取り替えたり殺したりが容易にできるので、序盤にでしゃばったプレイヤーは周りから叩かれますwww
しかも、えげつないレベルのチャンスカードも存在するので、最後に予想外すぎる大逆転もされたりもします。

これらの展開を「HA HA HA」と笑える人にオススメですね。ちなみに、自分は割と好きです。あと、この駒もテンション上がります！

ただ、ドイツゲーム好きには合わないだろうな。


☆8

宇宙研究センター事務所の屋上で男女が約束をする時のこと

「俺さぁ、火星に行って、君を遠くから見守るよ。そして、この仕事が終わって地球に帰ってきたら真っ先に君に会いに行くよ。
そしてもしも、俺のことを待っていてくれた、その時は…………その時は、今俺のこの気持ちを…プロポーズさせてくれ！」

「××くん、ばがだなぁ〜。わざわざ、そんなことを言わなくても私はずっと待ってるよ。彦星と織姫の話を覚えてる？××くんは『こんな遠距離恋愛は愛想をつかすに決まってる』って笑ったけど、私はそうは思わないよ。だって、今私もこの気持ちが確かなんだから！！だから絶対に地球に帰ってくるんだよ」

「あぁ……わかった、約束だ。
それまで、誰にも真似出来ない遠距離恋愛をしよう」

「ふふ、約束だよ」
彼女はそう言って笑った。

そして、××くんが乗ったスペースシャトルは発射し上空3000メートルに達した頃、エンジンの故障により飛び立つ勢いは消えて墜落した。
言うまでもなく、××くんは死んだ。




という映画のワンシーンぐらい好きです！

片手にポップコーンを持って「HAHAHA 」て声出して笑っていいなら☆9ですね。