ブラーノ島atcktさんのレビュー

イタリアのブラーノ島をテーマに、建築物を建て、ワーカーを派遣して得点を集めるゲームです。

全部で４ラウンドしかないため、手が回りきる前に終わってしまいます。
彩色島とタイトルにある通り、カラフルなゲームで、非常に多数の要素が多方面に絡み合ったゲームです。

▼ゲームの概要

個人ボードとメインボード、サブボードからなります。

個人ボードには円形のディスクとキューブ置き場、長細いタイル（屋根タイル）置き場、アクションサマリが描かれています。

メインボードには大きく２つの島が描かれており、工場の島と建物の島に分かれます。
それ以外にボードの周りに６つの島があります。

ゲームでは建物（キューブ）の建築以外に、魚を取る漁業、工場での生産の３種類の要素があります。

最初に自分の個人ボードに３ｘ３、２ｘ２、１のキューブによるピラミッドを作ります。最初にキューブが１８個渡されているため、カラフルなピラミッドを作ることが出来ます。

そして、各プレイヤーが手番を行います。
手番では最大４アクション出来ます（後半は３アクション）

１アクションでできることは大きく３つあります。（この辺りから要素の絡みが多数みられます）

１．キューブを配置準備エリアに置く
２．キューブを建物の島に置く（追加でアクションがあります）
３．建物の島でキューブ２つをまたぐようにタイルを配置する

２つ目の島に置く際の追加アクションですが、これもメインの１つです。
アクションは３種類あり、配置したキューブの色によって指定されています（サブボードに示されており、毎ラウンド色が変わります）

１）漁に出てワーカーを配置する
２）工場にワーカーを配置する
３）収入を得る

このワーカーには様々な意味がありますが、説明しきれないのでここでは省略します。

こうして、アクションをしていくのですが、アクションにはお金がかかります。お金は定期収入はありませんが、キューブが毎ラウンド供給されます（配置したワーカーが増えると供給が減る）

キューブはすべてピラミッドに使われますが、余ったキューブはお金に変わるため、ある意味これが定期収入となります。

４ラウンド終わったらゲームを終了し、以下の要素から得点を得ます。

ａ）漁で得た魚カード
ｂ）島に置いてあるワーカー
ｃ）ファクトリーで使ったキューブ
ｄ）残ったお金
ｅ）建物カードの得点

いくつかルールを説明していませんが、ざっとこんな感じで得点が入って、得点の高いプレイヤーが勝ちます。

▼プレイの感想

ものすごく要素が多いです。そのため、ちゃんと説明しようとすると３倍ぐらいの説明が必要になってしまうため、大分端折りました。

そのため、ゲーム説明で結構混乱をしてしまうかもしれません。ただ、ルールはちゃんとできていて、１つずつ順に説明していけば、遊べるとは思います。

１ラウンドはみんなで確認しながら進めるといいと思いました。

ゲームは大分やりたいことが出来ずに終わってしまいます。おそらく、キューブの配置からタイルの配置までを１人でやろうとしたため、とは思います。とはいえ、なかなか協力してやるには難しく、やりたいことが間に合わない、ということが多発します。

また私たちは３人で遊んだため、おそらくそうなっていると思いますので、４人で遊んだほうがいいかもしれません。

ダウンタイムはそこまで伸びないと思いますので、遊ぶなら４人がいいかなと思います。

システムの仕掛けは新しいことが多く、「おぉ」と個人的には色々なところで感心しながら遊んでました。