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  • 2人用
  • 15分前後
  • 7歳~
  • 2020年~

花見小路:日本語版Roll-the-Diceさんのレビュー

123名
1名
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12ヶ月前

ゲームの流れについて紹介しながら、感想を述べさせてもらいます。

【概要】相手よりもたくさんの贈り物をして相手よりも多く、または格の高い芸妓さんを自分の方へ振り向かせることを競うゲームです。


【使用物】

    • 芸妓カード(全7枚):

7種(色)の芸妓さんが描かれたカード。カードの隅に2~5の数字があり、これは勝敗判定時に使用するポイントと同時に、その芸妓さんが好む道具カードの総数を表わしている。


    • 道具カード(全21枚):

芸妓さんへ送る道具。7種類(色)あり、手番で選択するアクションの効果によって対応する芸妓さんのそばへ配置され、彼らの気を引く。


    • 街カード(全8枚):

同じ種類のカードが2枚ずつある。両面にアクションのセット(街)が記載されている。


    • 芸妓コマ(全7個):

芸妓カードの上に置き、その芸妓さんがどちらのプレイヤーに靡いているかを表す。


    • アクションタイル(2色各4個):

街カードの上に置き、使用済/未使用アクションを表す。


【ゲームの流れ】

ゲームは最大3つのラウンドから成り、各ラウンドは二つのフェイズから成る。アクションフェイズ内において両プレイヤーに4回の手番があり、手番は交互に巡る。※初期手札は6枚


【手番の流れ】

●アクションフェイズ - 手番の来たプレイヤーは、必ず次の二つの処理を順に行う

1.山札からカードを1枚引く

2.アクションセットの中からこのラウンドでまだ未使用のアクションを一つ選び、その処理を行う。

⇒手番が相手へ移る。


◇勝敗判定フェイズ - 両方のプレイヤーが4回ずつアクションを行い、全てのアクションが使用済みになったら勝敗判定フェイズへ移ります。

    1. 伏せ(確保)カードを公開し、対応する芸妓さんの傍へ配置したら、それぞれの芸妓さんにどちらのプレイヤーがより多く贈り物をしたか確認する。より多くの贈り物をしたプレイヤーの側へ芸妓さんが靡きます。同数であれば芸妓コマは動かない。

    2.芸妓さん駒の移動状況を見て、 勝利条件を満たしたプレイヤーがいれば、そのプレイヤーの勝利。

どちらも満たしていなければ道具カードを回収して次のラウンドを開始。3ラウンド目も勝負がついていなければ、芸妓さんの数字の合計が大きい方の勝ち。


8種類のアクションセット(街)にはそれぞれ異なる組み合わせのアクションが4つずつ記載されており、プレイヤーは手番ごとにその中から一つずつ選んで実行することになる。

基本の街である「花見小路」を例にそれぞれのアクションを見てみると、


    ① 手札から1枚を選び、裏を向けて確保する。

・手札から1枚を伏せたまま傍にどけて置き、勝敗判定フェイズに公開して、対応する芸妓さんの傍へ配置します。伏せて置かれるため、自分の思惑を相手に気づかれにくくして、最後のどんでん返しを狙ったりすることもできるアクションです。そして、自分の選んだカードを確実に配置できるアクションは4つのうちこの一つだけです。


    ② 手札から2枚を選び、伏せたまま捨て札にする。

・相手に内容を知らせず、手札を捨てます。自分の狙いに関係なさそうなカードがあればそれを選択すればいいのですが、後々のドローで後悔することもしばしばあります。


    ③ 手札から3枚を公開する。相手はそこから1枚選び、それを相手の側へ配置し、残りは自分の側に配置する。

・選択の一部を相手に委ねる、またはせまるアクションです。どの組み合わせで公開するか、自分に有利となる組み合わせは?相手の狙いを外すには?、そんなことをウンウン考えながらカードを選ぶアクション。


    ④ 手札から4枚を選び、それらを2枚ずつのセットに分け相手に公開する。相手はどちらか一つのセットを選ぶ。相手が選んだセットは相手の側へ残りは自分の側へ配置する。

・こちらは手札4枚を使用して内2枚が相手に渡る内容となっています。③もそうですが、相手が欲しいであろうカードや欲しくないカードを予想しながらカードを選ぶのが、すごく「ケーキを切り分けている」感じがして好きです。


アクションセットによって違いは出てきますが、基本の街「花見小路」の③,④のアクションに見られるように、自分と相手、双方の選択によって配置されるカードが決定されるのがこのゲームの特徴です。

そしてラウンドや手番が進み、互いの思惑がだんだん形になる中で、相手の選択をうまく誘導する、または相手が歯噛みしながら選択せざるを得ないように自分のカードを選ぶ事が、このゲームの醍醐味だと思います。(カード運も多分にありますが!)

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国王
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