ゲームマーケット2024年秋に参加してきました!
この記事では、みなさんにゲームマーケットの1日目の様子をお届けしたいと思います!
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ゲームマーケット2024年秋に参加してきました!
今回から東京ビッグサイトから幕張メッセへと会場を移したゲームマーケットの1日目、11/16(土)の様子をお届けします!
当日は気持ちの良い晴れでした。
新しい会場
大きく4つの展示ホールをつかった今回の会場。そのうち3つのホールはひろいひとつの会場になっており、とても見晴らしが良くなっていました!
もう1つのホールには、キッチンカーの飲食スペースと購入したゲームを遊べるフリースペースとなっており、ゆっくり休憩することもできそうです。
圧巻の待機列と入場
早期入場チケットは売り切れとのことでしたが、11時からの待機列には、1時間ほど前にはもう最後尾が見えないほどの行列です。しかも、その向かい側には12時からの一般入場列まで並び始めるほど。
10時過ぎの待機列の様子。 11時の早期入場の列(左)と12時の一般入場の列(右)
そして11時、今にも走り出しそうな気持ちを抑えた熱気のある入場開始。
そしてあっという間に行列のできる人気ブースたち。エリア出展や特設ブースだけでなく一般ブースでも開場直後に行列になっている様子もありました!
新作コズミック・シープの8oz Games(ハチオンスゲームズ)(左)
新作Sweet Landsの行列のウチバコヤ(中央)
カナイセイジの新作、リサイクルハンター(右)
ゲームマーケットの限定品や、数が限られているゲームはやはり最初に並ばれることが多いようです。
多くの新作が発売されたグループSNE(左) 毎回多くの方が並ぶHackClaDのSUSABI GAMES(中央) 多くのサークルの作品が並ぶマーダーミステリーブース(右)
話題作や人気の出展者たち
ここからはいくつかの出展者たちにフォーカスして紹介していきます!
常に試遊が絶えずにいたのは、度々ボードゲーマーの枠を超えてSNSで話題になるゲームを生み出している、B-CAFEのブース。B-CAFE は兵庫県姫路のボードゲームカフェです。今年(2024年)4月にビルの火災の被害にあい営業を休止されていましたが、再建のためのクラウドファンディングも行われ、今年の12月に新店舗のオープンが決まりました!
今回頒布していたのは『すごい自己啓発本を作るゲーム』。そのタイトルと試遊の様子を見させてもらうとひと目で何をしているかが分かり、ついつい遊びたくなってしまいます。
ランダムで決まったターゲットに合わせて、その名の通りすごそうな「自己啓発本」のタイトルを考えて他のプレイヤーに評価されることを目指すゲーム。
しかし、目を引く光景としてはこの手のタイプのゲームにしては珍しくすべてのカードを自由に選んで、5分の制限時間があることです。デザイナーの酢豚氏にお話を伺ったところ、ルールを設けるゲームから、より自由な"遊び"に近づけたく制限をなくしてじっくり考えられるようにしたといいます。
言葉が書かれただけのカードを順に読むのとは異なり、同じ言葉でも本の表紙のどの位置に置くかによって印象が異なるので、新しい遊び心地がありました!
大量の表紙のデザインに用いるカードから、いかに"すごそうな"自己啓発本の表紙にできるか試行錯誤
続いては、筆者が個人的に気になった新作ゲーム、『モンタージュ(犯人像推理ゲーム)』を頒布しているシラフゲームズ(ShelaughGames)です。
親だけがランダムに決まる指名手配される人物の特徴を確認し、その人物を福笑いのように顔の部位を好きに組み合わせてつくっていきます。
しかし、この特徴というのは外見的なものに限らず、犯した犯罪の種類や性格、職業など本来顔とは関係のない要素も書かれているため、なんとなく「それっぽいな」という共通の感覚で当てるしかないため、価値観のズレなどが発生する点に面白さがありました。また、肝となる顔の部位カードが豊富で良いデザインをしているため、顔を作り上げる工程も楽しいです!
「伝統的なものからインスパイアを受け、もっと面白くできないか」という発想から、福笑いをもっと大人でも本気で楽しめるものにしたいと制作されたとのこと。
完売の場合の再販は今のところ未定とのことだが、次は指名手配とは異なるテーマで好きな顔を作る拡張なども検討されているとのことなので、今後の展開にも期待したいですね!
パッケージにはタイトルが書かれていない斬新だがおしゃれなデザインに目を引くこちらのブースは
deraゲームズのお二人。
SNSでも話題になった、『ラジオなわたし』とその拡張を頒布していました。
ラジオDJのもとへ寄せられた質問が書かれたはがきがたくさん入っており、DJさながらそのお便りに答えていくゲームです。
お話を伺うと、ボードゲームを触ったことがない人もターゲットのため、部屋に飾ってもおしゃれになるよう、あえてパッケージには何も書かれていないとのこと。作者のderaさんご自身もラジオ投稿をされたときに、いわゆる「お便り」にはフリー素材のように自由に使えるものはなかったため、最初は苦労することになったらしい。最近はYoutubeでの配信者やVtuberなども増えているため、そういった配信でもぜひ使ってもらいたいとお話してくれました。
こだわりのデザインはには、deraゲームズの前作の『僕の私のBANNNOちゃん』の万能ロボットBANNNOちゃんがこっそり登場。 BANNNOちゃんを入手したこの女の子からのお便りも届いているらしい。
会場の中でもひときわ異色な雰囲気を放つ、ブースに目を引かれます。
ナゾトキアパレルブランドのTOKIQIL(トキキル)のブース。
「謎めいた倉庫」をテーマにしたというストリートの一角のような世界観を醸し出す今回のブースは、謎が解けた人しか入れない招待制。段ボールで囲われたブースは未知の空間で、怪しさを醸し出しています。
ボードゲーマーの中にも謎解きゲームが好きな人は多いため、少しでも近しいところにはアプローチしていきたいと前回から出展。今回はJELLY JELLY CAFEやボドトーークとのコラボシャツを新たに制作されたりとコラボの幅をどんどん広げています!
まるでストリートの壁にスプレーで書かれたかのようなビニールが入口
Engamesのブースでは、ちょっと変わった取り組みが行われていました。
エンゲームズ小選挙区 ボードゲーム選挙 投票所の大きな看板がブースの入口に設置されています。「これまでにEngamesが発売した日本語版タイトル全38作品の中から、あなたの「推し」ゲームに投票してください。」とのことで、上位のゲームはセールで後日セールで割引価格になるとのことです。
代表の杉木さんにお話を伺ったところ、なんとこちらの投票箱は、過去に実際に投票に使われていたものとのこと。スカウトアクションが好きな杉木さんらしい、楽しい企画です。投票箱はご自身で富山からトラックで運んできたとのことで、本気具合が伺えます。
多くの方がどのゲームに投票したかポストされていたり、途中結果が発表されていてとても賑やかな企画になっています。こちらからXの様子をご覧いただけます。現在は結果も発表されています。
「そんなに買って、どこで遊ぶつもり?」のキャッチコピーが突き刺さるSPACEMARKET。
「レンタルスペース」という言葉をより普及させて、遊ぶときの選択肢に入れてほしいとのことで、壁にはスペースマーケットに登録されている様々なスペースが掲示されていました。
実際にありそうなボードゲーマーたちの会話が楽しい掲示です。
会場では先着でトートバッグが配布されていました。
人気のチャック横丁は今回も賑わっていました。「気軽な出展プラン」ということで、箱なしチャック袋ゲームを、小ロット数で出展する方々のためのエリアです。
チャック横丁で「デートプランを作るゲーム」を販売していたたかみぃさんにお話を伺いました。
名前の通りデートプランを作ったり、旅行のプランを作ったりしてプレゼンするゲームとのこと。以前テストプレイをさせていただいたときはホワイトボードに書くゲームでしたが、後から見返したり写真に残せるように紙になったとのこと。他にもより盛り上がるようにNPCを用意したり等、様々な工夫がされていて、より楽しいゲームになっていました。
ボードゲームに特化したクラウドファンディング、ボドファンに関連したボードゲームを見つけました!
KoreaBoardGamesから、ラストペンギンの韓国語版が発売されていました。ボドファンで目標金額を達成しオリジナル版が発売された後、KBGの方が非常に面白い!ということで韓国語版の発売が実現したとのことです。
デザイナーのケンチャンヌさんは、今回のゲームマーケットでシリーズ第二弾のカンガルーラッシュを発売されています。
人気動画配信者ムーブさんのブースはひっきりなしにお客さんが訪れていました。
ボドファンでSuccess終了した蹴落としジャックは、その後も大阪マイセレクション率1位になるなど非常に好評で、多くの方に遊ばれているのを見てボドファン運営者として関われたことにとても嬉しく思っています。
今まで何作もボードゲーム制作をされていますが、今回のゲームマーケットはいちばん手応えがあったとのことです。
ボドファンでは多くのプロジェクトでムーブさんに動画制作を依頼しております。これからもよろしくお願いいたします!
ゲームマーケットでは通りがかりに思いがけない出会いがあるのもいいですよね。
通りがかりに、海の生きものをモチーフにした、トレーティングカードゲーム 海の仲間たちというゲームを見つけました。私はダイビングをするので、海の生きものが大好きです。
お話を伺ったところ、デザイナーの方もスキューバダイビングをされるとのことで、伊豆のダイビングスポットについてやダイビングで見れる生き物についてなど話が弾みました。
海の中の生き物たちが、特性に合わせてわざを行うTCG。ちんけいすいじゃくは相手のカードを奪う一捻りのルールで大変盛り上がりました。
拡張パックも出されているので、今回のゲームマーケットはデザインフェスタ、通称デザフェスと同日開催だったため、翌日はデザフェスに出展されていました。
フードコーナーなど企画が盛りだくさんの7ホール
今回はフードコーナーがあり、キッチンカーがいくつか出ていました。7ホールは常にいいにおい。列ができていましたが、食事のためのテーブルも多く設置されており、少し待てば入れ替わりで座ることができました。
隣のフリープレイスペースは飲食禁止のボードゲームを遊べるテーブルで、誤ってそちらで食べてしまわないよう、ハッピを来たスタッフの方が巡回してくださっていました。
ロコモコとクレープを美味しくいただきました。他にも沖縄そばやステーキなどが人気でした。
ロコモコとクレープを美味しくいただきました。他にも沖縄そばやステーキなどが人気でした。
7ホールは他にもLARP体験エリアやビッグゲームパーク、こどもゲームコーナーなど、誰でも気軽に楽しめる企画がたくさん集まっていました。ボードゲームを購入する以外にも楽しめることがあるのは、ゲームマーケットのいいところですね。
最後に
初の幕張メッセでのゲームマーケットとのことで、都心から離れたことによる参加者が減ってしまうのではという懸念の声もありましたが、ゲムマ公式の来場者数の発表では、土曜日は15,000人と前回より増加!広い会場だけあって歩いていてキツいというような印象はありませんでしたが、大いに盛り上がっていましたね! bbb
日曜日の様子のコラムも近日中に公開予定ですのでお楽しみに!日曜日の様子のコラムを公開しました!
そして!ゲームマーケットは買ったゲームを遊ぶまで終わりません!!
遊んで面白かったボードゲームは、ボドゲーマでマイゲームに登録!そして毎月ボドアンで回答&ポストして教えて下さい!
また、ゲームマーケットで買い逃したボードゲームはありませんか?
ボドゲーマオンラインストアでは、ゲームマーケット2024春の特集ページを掲載中!ゲムマ気分をまだまだ楽しみましょう!
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