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ウィルス・マネー競りフェーズ終了条件についての補足

340名が閲覧
約6年前
競りフェーズ終了条件についての補足2)
ルールについてゲームシステム

(※こちらの記事はゲームマーケット公式サイトにアップしたものと同内容です)



ルールの一部に補足が必要になる場面がありましたので、この場を借りてご説明させていただきます。


■ 競りフェーズの終了条件の未達

説明書の競りフェーズについて、終了条件は、

➎. ~略~ トレードカードをすべてのプレイヤーが3枚以上獲得した時点で「競り」フェーズは終了する。

と記載しています。

しかし、競りのコストに関する制限がゆるいため、「トレードカードを3枚集める前に手持ちの資産コマを使い切ってしまう」ことがあります。

競りの参加には「自分の担当の資産コマ」しか使用できないため、この場合、競りフェーズの終了条件が満たせなくなります。


■ 現象の解説

『Virus Money(ウィルス・マネー)』の競りフェーズにおいて、上記のような場面が起きることは想定しておりません。

このゲームでは、ラウンドの開始前、資産コマを20個手持ちとして確保します。
これは、ゲーム内で行動するための「原資」であり、得点するための「元手」です。
通常プレイヤーの場合、担当色の資産コマは50点として計算するので、初期資産として1000点を持ってラウンドを開始することになります。

この初期資産は、何もしなくても(ゲームの内容的に無理ですが…)1000点として得点できるわけです。

また、拡大生産フェーズにおいては、カード使用のコストとして自分の担当色の資産コマを使用する方が有利となります。
以下の図をご覧ください。

図にもある通り、

「トレードカードにはそれぞれ価値が存在し、その価値を越えるような無理な競りへの参加の仕方をすると不利な状況になる」

ように設計されています。

これは通常プレイヤーに限った話ではなく、手持ちの資産を得点にできないウィルスプレイヤーも同様で、

「極端な資産コマの消費の仕方をすると、ウィルスプレイヤーであることの重要なヒントとなり、不利になる」

わけです。


■ 現象が起きた場合の処理

上記のように、競りフェーズの段階で初期資産を使い切ってしまうことは、自らを敗北させることと同義の行動であるため、説明書ではカード獲得枚数のみを競りフェーズの終了条件としています。

しかし、ルール的には可能であり現実に起こりえないことではないため、同現象が起きた場合の処理方法を補足いたします。

・トレードカードの獲得が2枚以下で手持ちの資産コマを使い切ってしまったプレイヤーは、以降、競りフェーズからは除外される

・除外された以外のプレイヤーが3枚以上トレードカードを獲得していた場合、競りフェーズは終了する

・除外されたプレイヤー以外に、獲得したトレードカードが2枚以下のプレイヤーがいた場合、競りフェーズは継続される


『Virus Money(ウィルス・マネー)』は「正体隠匿要素」を軸に、「競り」と「拡大生産」をゲームシステムとしています。
と同時に、ある程度のリアリティを持たせるため、フレーバーとして「仮想通貨で資産を増やす」を謳っています。

ゲームの話に持ち込むのはたいへん野暮なことではありますが、現実の世界で面白半分にわざわざ大事な資産を減らすような行動を取る人はいないことでしょう。
そうであると信じております。

そのため、この現象とその処理の仕方についてはルールとして明文化はいたしません。

『Virus Money(ウィルス・マネー)』は1人では遊べません。
ゲームとして楽しまれることはもちろんですが、友人・知人の方々とこの作品を通して新鮮なやり取りを楽しまれることも作者として期待しております。

皇帝
彩彩工房
彩彩工房
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#1
約6年前

自分は購入はしていなく購入した人がいたので一緒にやらせてもらいました

やはり普通のプレイヤーよりウィルスプレイヤーになった方がやはり楽しいですね

やってみるとウィルスプレイヤーの方が勝率がいいと思います

まあ、ウィルスとバレなければの話ですが

説明されればなるほど納得なのですが初めてやる時はそのルールが記入されていれば嬉しかったかもしれませんね

一番最初に説明書を見ながらやった時に2枚しかなかったプレイヤーがあげるような形で競り落としたので・・・

国王
東のめんま
東のめんま
#2
約6年前

プレイの感想をいただき、ありがとうございます。


ウィルスプレイヤーの方が得点しやすいのは、実は狙い通りなのです。

元から1人対複数プレイヤーの構図になるので、役職決定の時に嫌な気分にならないように、若干ウィルスプレイヤーに有利になるように設計しています。

通常プレイヤー達は、得点することはもちろん「ウィルスプレイヤーを看破し、得点を抑える」ことを求められます。しかし単独では効果が薄い。

ので、通常プレイヤー同士は、ウィルスプレイヤー対策として暗黙の了解のもとにある程度の協力をしつつ、他を出し抜くことが勝利への道になっています。

おもてだって公表はしていませんが、通常プレイヤーには協力と競争の要素も入っているわけです。

しかしそこはやはり正体隠匿がメインのシステムなので、疑心暗鬼と協力の板挟み、心理戦を楽しんでいただきたいと思っております。


上記の捕捉について、初見のプレイヤーにとって優しくない仕様なのはその通りだと思います。おそらく、経験済みのプレイヤーと一緒だったら、初プレイで勝利するのは難しいかもしれません。

しかし、そこで補足部分をルール化してしまうと、「カードは2枚以下でもいい」という誤った情報をプレイヤーに与えてしまうことにもなりかねないのです。

資産コマを使い切り、トレードカードが2枚以下の状態では、役職に関わらずそのラウンドでの勝ちの目はまずありません。勝ち筋のないゲームはもはやゲームとは呼べなくなってしまいます。

競り終了の条件がカード獲得3枚なのは、そこを目指してもらうためのとりあえずの目標としてだったのですが、伝わりにくかったかもしれません。


当方としては、本来、補足説明をするのは無粋なことだと感じています。

というのも、プレイヤーの方々に「勝つためにルール内でどこまで許されるか、ルール外でどこまで可能か」を試してほしいと願っているためです。

ゲームの中でくらい、良いことも悪いこともいろいろ試せてもいいじゃないか、という個人的な考えがありますことをご理解いただけたら幸いです。


今回は貴重なご意見、大変参考になりました。ありがとうございました。

皇帝
彩彩工房
彩彩工房
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