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  • 2人~4人
  • 60分前後
  • 8歳~
  • 2007年~

テーベ / テーベの東フクハナさんのレビュー

212名
0名
0
7年弱前

遺跡発掘をテーマをしたゲーム。コンポーネントはなかなか豪華。タイルを入れるしっかりした専用袋が5つに、ちょっとしたギミックのある歯車。タイル・カード・木の駒。また、ゲームには関係ないけど遺跡の豆知識が書かれた紙もある。

遺跡を発掘する学者になって名声(=勝利点)を得ることが目的。ゲーム内容もテーマに合っている。遺跡タイルを袋から多く引く(発掘)には、それまでに得た知識カードや協力者カードが必要。ゲーム開始からいきなり遺跡に行って発掘もできるが、準備がないと何も引けない。で、準備をするためにはいろんな場所に行ってカードを入手する。しかし、移動をするのにもカードを入手するのにも「時間」がかかる。それは、ボードの外周にある数字によって示され、行動する度に自分のマーカーが時間を進んでいく。外周の数字は53まで。つまり、1年間=53週間というわけ。ゲームは、2~3年過ぎると行動できなくなくなり、全員が行動できなくなるとゲームは終了する。ボードには常に4枚の「入手できるカード」がオープンにされており、そのカードには効果・場所・入手するのに必要な時間が書かれている。なので、入手するためにはそのカードの場所に行って、マーカーを進めてそのカードを獲得する。プレイヤーの行動順番は常にボード外周のマーカーが最も後方にあるプレイヤー(最も時間を使っていないプレイヤー)になるので、連続手番もあるし、逆にものすごく行動を消費すること(発掘とか)をすれば、しばらくは他のプレイヤーの手番を見ているだけになる。

さて、遺跡の知識も整った、協力者や道具も集まったとなれば、いよいよ発掘ができる。発掘ポイントは全部で五カ所。その場所へ行き、発掘すると宣言すれば、現在持っている知識やその他の能力によって、「何週間消費すれば」「袋から何個のタイルを引くことができる」という計算を行う。この計算をするのが、各プレイヤーに配られた歯車。歯車を回して、現在の保持ポイントに数値を合わせれば、自分がどれだけ引けるかが一目でわかる。ポイントが2~3個しかなれば、10週間かけても引けるタイルはわずか数個だが、10ポイントあれば2~3週間の消費でたくさんのタイルを引ける。だから知識ポイントを溜めてから発掘に赴けばいいのかというと、そうでもない。というのは、袋に入った数十個のタイルのうち半分は、何も書いていない「ハズレ」タイル。当たりタイルはほとんどがそのまま勝利点となり、運よく引けば当然そのまま自分の手持ちタイルとして獲得できるが、ハズレタイルは、引いた後は袋に戻さなくてはならない。つまり、発掘されるごとに当たりはどんどん少なくなり、ハズレばかりになってしまう。だから、時間をかけて知識カードを溜めていざ発掘に行っても、もうその遺跡は他の人によってほとんど発掘済み、ということになる。だから、早く発掘すれば当たりを引く確率も高いが、引ける枚数自体は少ない……というジレンマになる。ここは実際の「発掘」というテーマを忠実に表していると思う。

また、カードには発掘の手助けをするものの他に、単純にたくさん持っていれば勝利点を多くもらえるカードや、発掘した遺物を使って展示会を開き名声ポイントを得られる展示会カード、移動スピードを短縮してくれるカード、等もある。ゲーム全体としては、やはりいいタイルを引けるかってこともあるので運の部分も大きいけど、意外とみんな接戦になっている印象。

ワイワイできるし、考えるところも多い。何よりタイルを引くのが楽しい。ただ、手持ちアイテムが多くなるのでテーブルは大きく使うし、最後の方は発掘されつくして若干ぐだぐだになるかも。どの遺跡に対してどれだけの知識ポイントがあるのかをしっかり判別しておかないとこれまたぐだってしまう。カードは使い捨てにすると効果が上がるものもあるので、細かいルールはよくよく確認しておくこと。

また、いくつかのカードにはミスがあり、アークライトに問い合わせると無料で交換カードを送ってくれる。これは説明書には書いていないので、サイトで確認するといい。

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フクハナ
フクハナ
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