マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 1人~5人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2016年~

テラフォーミングマーズかにっぱさんのレビュー

447名
3名
0
3年以上前

時間があれば何度でも遊びたくなる秀逸なゲーム


1 ゲームの概要

 「火星を人類が居住できるようにテラフォーミングすること」をテーマに、各プレイヤーはそれを請負う企業となり、各資源を投入して火星の気温及び酸素濃度を上げ、海(水)を造り上げていき、テラフォーミングの完了を目指していきます。そしてその完了時に、テラフォーミングへの貢献度(勝利点)の一番高い企業(プレイヤー)が勝者となります。


2 面白いところ

 このゲームでは、6種類(お金、鉄、チタン、木、電力、熱)の資源を獲得していき、それを使って火星に見立てたゲーム盤面に対してテラフォーミングを進めていくのですが、次に挙げる2つの要素が産み出す、プレイするたびに異なってくる各企業(プレイヤー)の戦略へ対応していくところが、何度しても飽きをこさせない、高い再プレイ性を実現しています。

・全てユニークな効果を持つ200枚以上からなるプロジェクトカード

 プロジェクトカードとは、つまりは行動カードのことで、基本的にはお金をコストとして支払うことで使用します。その内容は、資源の主な獲得手段である毎ラウンドごとの資源産出量を上げたり、勝利点を得たりするというようなものです。各企業(プレイヤー)は通常、これを山札からめくって適宜お金で購入※しつつ数枚所持した上でプレイしていきますが、コンポーネントとしては200枚以上あるにも関わらず、全てがユニークな内容となっています。このことにより、カード同士の様々なシナジーを狙ってみたり、盤面をひっくり返すような一発逆転の切り札となるかもしれないカードを、苦しい懐事情と相談して購入してみたり・・・というように、手持ちカード、ゲーム盤面、進行具合といった要素が複雑に絡み合い、プレイするたびにいつも違う状況を作り上げています。もちろん、プレイヤーの習熟度上がると、「まだ出ていないあのカードに備えて、このカードを取っておこう・・・」というように、高度な駆引きを要するようになってくることも、何度もプレイしたくなると思わせる要素になっています。

 ※厳密には正しくない表現ですが、伝えやすくするためにこのようにしています。詳しくはゲームのルールブックにて!

・企業の得意分野

 各プレイヤーは、あらかじめ用意されている10種類程度の企業から担当のものを決めた上で、ゲームを始めていくことになりますが、各企業にはそれぞれに得意分野(固有能力)が設定されています。例えば、ある特定の行動をすると資源の産出量が増加したり、ある種のプロジェクトカードの使用コストを低減させたり、といったものです。当然、プロジェクトカードとの相性がありますので、使う企業が変わってくれば、プロジェクトカードの購入指針も変わってくるという具合になります。つまりは、「回のプレイではこのカード弱いように見えたけど、今回は得意分野とシナジーがあるからめちゃくちゃ強いのでは!」ということが起きるわけで、これがまた、もう1回プレイしたいなあと思わせるのです。


3 いまいちなところ

・各マーカーの操作が煩雑

 前述のとおり、このゲームでは資源が6種類ある中で、その所持量及び産出量を全て、1辺5mm程度のキューブでやり取りをしますが、これがやりづらい。例えば、全ての資源を3産出したとして、1ラウンドにつき18個ものキューブをバンクから持ってきて、使用するたびにその数のキューブをまたバンクに戻す・・・というような形になります。これらのキューブを置くプレイヤーマットは、ただの平面なボール紙なので、ちょっとそれにぶつかると、各資源のキューブが混ざり合い、いくつ持っていたのかがよく分からなくなる・・・ということも割とあります。こういうチマチマとした操作が苦手な方は、恐らくは負担に感じるでしょう

・運の悪いときはつらい

 プロジェクトカードは基本的にどれも強い効果を持つので、使用企業の得意分野と、あるいは、手持ちのカード同士とで、シナジーのあるカードを揃えて、さらに効果的に使うことを狙うことになりますが、山札からの引き運がまわりのプレイヤーと比べて著しく悪いと、シナジー効果のない分、自分だけが沈んでいくことになります。そうすると、相手がプレイミスをしない限りは、勝ちは難しくなっていくのですが・・・これもまた、ゲームの醍醐味だ!と割り切れるのであれば、それほどのデメリットでもないかと思います。


しかし、そのようないまいちなところも気にならないくらいの魅力がこのテラフォーミングマーズにはあると、私は思っています。

ボードゲーム経験者なら、ぜひ一度はプレイしてみて!

この投稿に3名がナイス!しました
ナイス!
ヨシダ
オカ
Bluebear
テラフォーミング・マーズ
テラフォーミング・マーズの通販
いざ、赤き惑星を手なずけろ!人類の新時代を先導するのはどの企業だ!?
残り2点
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥7,700(税込)
国王
かにっぱ
かにっぱ
シェアする
  • 2079興味あり
  • 4027経験あり
  • 2076お気に入り
  • 3377持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

会員の新しい投稿