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狂気と疑心の探索ゲーム「マッドネスアワー」。正体を隠しつつ推理を行い真実を見極めよう

狂気と疑心の探索ゲーム「マッドネスアワー」。正体を隠しつつ推理を行い真実を見極めよう
2022年01月25日
ボドゲーマ運営事務局:まつなが

館の探索を通して不思議な少女の正体を見極め、狂気と疑心を操り無事脱出することができるのか。「マッドネスアワー」はクトゥルフ神話がテーマの非対称協力型探索ゲーム、狂気と疑心の探索ゲームです。(PR)

陰鬱な森の古い館に訪れた探索者たち。現れたのは探索の運命を操ることができる不思議な少女。

少女は探索者たちを味方につけ、仲間として引き込むことができるのか。探索者たちは少女の正体を見極め、生きて脱出することができるのか……。

プレイ中の盤面の様子。中央に館の部屋が広がっている。

マッドネスアワーは、クトゥルフ神話でおなじみのアイテムや邪神たちが登場する非対称協力型の探索ゲームです。
少女はゲームマスターのような立ち位置でゲームに参加し、独自の勝利条件を目指します。
残りのプレイヤーは探索者となり、少女や周りのプレイヤーの状況をうまく推理し立ち振る舞いながら勝利を目指します。

クトゥルフ神話に登場する怪異と神秘アイテム。神秘アイテムは探索者を魅了し、所持すると正気度が下がってしまう。

館からの脱出を全員で目指す点では協力型のゲームです。ただし、脱出時には少女を生かすか殺害するか決めなければならず、場合によっては探索者同士が決戦をしなければなりません。全員が生きたまま脱出し、勝利することは難しいかもしれません。

人狼のような正体隠匿の要素もありつつ、探索をする中でお互いの状況を探るため、会話がメインではありません。狂気の不安を感じながら、周りの探索者と少女の陣営を推理してクライマックスに備える、狂気と疑心の探索ゲームです。


まずはルールの概要をご紹介します!

1.キャラクターと陣営の決定

1人が少女の役割となり、残りのプレイヤーは探索者となります。

少女はゲーム開始時に少女カードを1枚引き、人間邪神か陣営を確認します。
少女以外のプレイヤーは探索者となります。探索者はキャラクターごとに能力値や特性が異なるので、確認するようにしましょう。
探索者たちは初めは全員正気人間陣営です。狂気に落ちると邪神陣営に転向します。

少女は初めに確認した陣営から変わることはありません。

2.探索フェイズ

探索フェイズの終了条件を満たすことを目指しつつ、探索する過程でお互い陣営を探ります。

・少女の手番

まずは少女によるカードの操作があります。少女から探索者に部屋カードが渡され、探索カードが並び替えられます。

いろんな効果を持つ部屋カードと探索カード。

探索者のプレイヤーは、少女が人間陣営か邪神陣営かをカードから推理しましょう。

・探索者の手番

次は各探索者の手番です。少女から受け取った部屋カードで移動を行ったあと、少女が並び替えた探索カードを引いてアイテムを得たり戦闘を行ったりします。

探索者は正気度以上の枚数の神秘カードを所持すると、狂気に落ちます。探索者のプレイヤーは、周りの探索者たちが今正気狂気か、所持している探索カードから推理して注意しておきましょう。

アイテムを4枚所持している探索者。正気度が3なので、神秘アイテムを3枚か4枚持っている場合、狂気に落ちている……。

・終了条件

終了条件は、たとえば3人で遊ぶ場合は館の部屋を全部回ること(部屋カードをすべて出し切ること)です。終了条件を満たすと、いよいよクライマックスフェイズに突入します!

全プレイヤー負けのバッドエンドとなる「敗北条件」もあります。「少女が1人でモンスターと同じ部屋にいる状態となること」です。少女を連れて歩くことで回避しましょう!

3.クライマックスフェイズ

1分間の議論の後、少女を「生かす」か「殺害する」か一斉に投票します。全員の意見が一致した場合はそのまま決まりますが、同数でなくても意見が割れた場合は決戦が行われます。

決戦では、人間陣営は武器を使用し、邪神陣営は武器と神秘アイテムを使用し、筋力の合計勝負となります。決戦に負けた陣営は館から脱出できずに、この時点でゲームに敗北します。

4.エンディングフェイズ

脱出した探索者たちが正気狂気か公開したら、いよいよ少女が人間邪神か陣営を公開します。

脱出した探索者たちは
・少女を「生かす」場合:少女が同じ陣営なら勝利です。
・少女を「殺害する」場合:少女と異なる陣営なら勝利です。

例えば、生かした少女が人間だった場合、正気の探索者が勝利で、狂気の探索者は敗北です。殺害した少女が邪神だった場合も、正気の探索者が勝利狂気の探索者が敗北です。

少女は
・クライマックスフェイズで探索者が少女を「生かす
かつ
・脱出した探索者に少なくとも1人少女と同じ陣営がいる
なら勝利です。

例えば、人間の少女の場合、脱出した探索者に1人正気がいれば勝利です。

さあ、探索者となり適切に推理を行い有利に進めることができるでしょうか?また、少女となり探索者たちを味方につけて導くことができるでしょうか。


マッドネスアワーの少し変わっているところが、探索フェイズが終わりとなる終了条件がプレイ人数ごとに異なるところ。

いろんなプレイ人数で遊んでみました!

探索者には護衛犬ジョンもいます。犬なので会話ができず、アイテムも口にくわえるため所持できるのは1つだけ。トリッキーなので今回のプレイレポには登場しません。

・2人で遊ぶ場合

終了条件はモンスターを3体討伐することです。
少女はモンスターとモンスターを倒すためのアイテムをタイミングよく並べることが大事です。

2人の場合は少女の勝利条件が少し特殊で、探索者が正気か狂気かに関わらず、殺されずに脱出できれば少女は勝ちとなります。

探索者が1人のため、探索者同士のアイテムの受け渡しやクライマックスフェイズの議論はなくなり、ゲームがシンプルになります。初めてマッドネスアワーを遊ぶとき、ゲームの流れを把握するのに適したプレイ人数といえます。


3人で遊ぶ場合

終了条件は部屋カードをすべて置ききることです。
少女は探索者が毎回部屋カードを置けるよう、2人の探索者の状況を把握することが大事です。

少女、探検家のダンフォース神秘学者のランドルフ・カーターの3人で遊んでみました!

私はランドルフです。ダンフォースに比べると筋力も正気度も少なめですが、異界耐性という特定の神秘アイテムに強いという特性があります。

左が担当したランドルフ・カーターです。眼鏡のキャラクターは全員、特性を持つ探索者です。ダンフォースとふたりでがんばります!

1周目

少女が部屋カードを配り、探索カードを並び替えました。
次に探索者です。まずはダンフォースが天文観測室という部屋カードを出して、少女を連れて移動しました。探索カードを1枚引き、2枚引き、いきなりモンスターの出現です!

イタクァが出現しました。少女は自力で移動できず、ひとりにするとモンスターに襲われ負けてしまうので、連れて歩きます。

ダンフォースの探求力は3なので最大3枚探索カードを引くことができますが、モンスターを引いた場合は探索は終わり、戦闘に移ります。

黄衣の王を持っていれば倒すことができましたが、まだ所持アイテムはないため倒せずモンスターが残りました。

モンスターは探索者に攻撃をしないので、必ずしも倒す必要はありません。

ダンフォースは引いた1枚のアイテムを所持し、手番終了です。

次にランドルフ・カーターの手番です。部屋カードを使い、玄関の右隣の礼拝堂に移動しました。礼拝堂の効果で神秘アイテムを捨てられるのですが、持っていないため何もしません。

カードを1枚引いて、狂気度が下がらない通常アイテムでしたが、今回の探索は終わりにしました。
もう2枚引くことができるのですが、なにせ正気度が2しかないため、神秘アイテムを1枚でも引いてしまうと、狂気にリーチです。少女の陣営もまだ全くわからないので慎重に行こうと思います。

大事なのは、少女の陣営を見誤らないことと、探索者同士で正気と狂気に割れてしまわないことです。

拳銃を手に入れ、手番終了です。


2周目

ゲームの流れは以降も同じです。チョーチョー人が現れた以外は特に何もなく、それぞれ探索を進めていました。

ダンフォースの所持アイテムが4枚になったので、正気度が3とはいえ、すでに3枚か4枚の神秘カードを所持して狂気に落ちているのかもしれません。少女が邪神であれ人間であれ、もしダンフォースが狂気に落ちているのであれば自分も追随したほうがいいのかもしれません。

3周目

ダンフォースが浴室の部屋の効果で1枚だけカードを引いたとき、「これは…少女はつまりそういうことなのか……?」と悩み始めました。ダンフォースの発言の意図はわかりませんが、積極的に狂気に落とそうとしているのであれば、少女は邪神なのかもしれません……。

そして私ランドルフの手番では、1枚目、2枚目は通常カード、3枚目ネクロノミコンという神秘アイテムでした。ランドルフはネクロノミコンとダゴンの宝冠に耐性があるので、正気度が下がりません。ダンフォースではなく私に回してきたということは、探索者の正気度を下げたくないということで、少女はやはり人間のように思えてきます。

まだ正気度は減っていない状態。正気のまま探索が進んでいる。

4周目

探索山札の並び替えにどんどん少女が悩むようになりました。どういう悩みかは伺いしれませんが、難しい局面が続いているのでしょう。少女はゲームに関することを話してはいけないので、見なかったことにしましょう。

ダンフォースが1枚だけ探索山札を引いて探索を終了し、私ランドルフも1枚のみで探索を終えました。少女が人間だと思われる以上、探索をしすぎて神秘アイテムを引いてしまい狂気に落ちたら大変です。


5周目

探索を行うと神秘アイテムが出てきました。少し戸惑いながらも、これは使うとなくなるタイプの神秘アイテムなので、それほど問題はありません。知力が5になったら使ってしまいましょう。


6周目

ランドルフの部屋の効果で出現しているモンスターを1体討伐できるということで、特に邪魔でもなかったのですがずっとうろうろしているチョーチョー人を討伐しました。

討伐したので、少女が探索山札から1枚アイテムを選んで渡してくれます。渡されたのが、神秘アイテムのルルイエ異本。……おや?

このまま手番を終えると水神クタアトと合わせて神秘アイテムが2枚になり、狂気に落ちます……。

戸惑うランドルフにダンフォースが声をかけてきました。「あれ、もしかして狂気に落ちた……?」
ダンフォース曰く、「様子見をしてたから何も言わなかったんだけど、けっこう前から自分も狂気に落ちてるんだよね。少女がダゴンの宝冠を探索山札の1枚目にしていて、ダゴンの宝冠を所持しても正気度が落ちないランドルフではなくて自分に確実に回るようにしたということは、探索者を狂気に落としたい邪神陣営なんだろうなと思って」とのこと。
な、なるほど……。ここでダンフォースが何か嘘をつくメリットはあるだろうか?いや、ない!

通常アイテムでも神秘アイテムでもどちらも選べるタイミングでわざわざ神秘アイテムを渡してくる意図が、少女が人間だった場合にどうしても考えられません。これは素直に狂気に落ちて邪神の少女とともに勝つのが最善手なのでは……?


自分が狂気に落ち、少女が邪神であることが確信できれば、もう迷いはありません。そのまま探索者は2人ともさくさく部屋カードを配置し終わりました。

さて、終了条件を達成し、クライマックスフェイズです。

みんなで館の玄関に集まります。

議論でもお互い気持ちは変わりません。きっと少女は邪神です。自分は狂気に落ちています。少女を生かしましょう。

投票でもお互い裏切ることなく、生かすことに決定しました。意見が割れなかったので決戦は行われません。


そして迎えるエンディングフェイズ

探索者はふたりとも狂気に落ちていました。そして少女の陣営は……邪神でした!邪神の少女と狂気に落ちた探索者2人で無事館から脱出です!全員勝利でゲームを終えることができました。

お互い神秘アイテムをたくさん持って、ずっぷり狂気に落ちています。

少女が途中、探索山札の並び替えで困っていたのは、旧き印という探索者が狂気に落ちなくなるアイテムが山札にあり、どうにか引かせないようにモンスターを先にしたりできるだけ後ろに回したりしていたとのことでした。

途中であまり探索山札を引かなかったのは、少女が人間だと思って神秘アイテムを引かないようにしたためでしたが、たまたまうまく噛み合ったようです。

少女とは途中意思疎通をはかることができませんし、探索者もお互い疑いつつ探索を進めていて何でも話せるわけではありません。ゲームが終わったあとにようやく、どういう状況でどういう行動をとっていたのか話すことができ、感想戦がたいへん盛り上がりますね。


4人で遊ぶ場合

終了条件は45分以内に3枚の鍵アイテムを3枚とも探索者が所持することです。

混ぜたキャラクターボードを引き、私は少女を担当することになりました。探索者は、探検家のラヴィニア・ゲドニーと探究者のハーバート・ウェストヘンリー・アーミテイジです。

手番は少女から時計回りに少女、ハーバート、ヘンリー、ラヴィニアの順で行います。

少女カードを引き、少女は人間になりました。どうか探索者たちが狂気に落ちることなく脱出してくれますように……。


45分のカウントダウン開始とともに探索フェイズがスタートです。

1周目

部屋カードを探索者に配り、探求山札を並び替えます。山札を上から7枚めくったところ、いきなりモンスターがたくさん入っていました。

部屋にモンスターがいると探索が終わるので、神秘カードを引かせないようにモンスターのあとに神秘アイテムを並べ、全員に通常アイテムが回るように並べてみました。

緑のカードは通常アイテム、紫のカードはモンスター、赤のカードは神秘アイテムです。

左側が山札の上になります。さあ、どうでしょう。 

ハーバートの部屋でシャンタク鳥が出現し、ヘンリーの部屋でグラーキの従者が出現しそれぞれ戦闘となりましたが討伐せずに手番が終わりました。

ラヴィニアの手番で配った部屋カードの効果が発動します。仕掛けの間で、置かれた瞬間に任意のモンスターを討伐できるのです。アイテムがもらえるということで、グラーキの従者が討伐されました。
グラーキの従者は討伐すると少女が山札から任意のアイテムを渡すことができます。

ラヴィニアにはさっそく旧き印を渡しました。所持している間、狂気に落ちなくなるアイテムです。これでラヴィニアには少女が人間であることが伝わったでしょう。


2周目

部屋カードを配った後、探索山札を並び替えます。他のプレイヤーよりも先に展開がちょっと見えているのは優越感が感じられて楽しいですね。

終了条件のひとつである銀の鍵が出てきたのでいちばん上に来るように並べました。まだ全員人間のはずなので、早く終わらましょう。

ヨグ=ソトースネクロノミコンで倒してもらうことでも銀の鍵を渡すこともできるが、早く渡せるのに越したことはない。

無事ハーバートが銀の鍵を持ちました。鍵アイテムは公開した状態で所持するので、全員が確認できます。ハーバートが、「ふーん、自分か……」と考えだしました。

ラヴィニアの部屋でティンダロスの猟犬が出現しました。この時点で残り時間は33分です。

3周目

モンスターが少女の隣の部屋に迫っているため、少女を連れているハーバートは探索ができなさそうです(モンスターが同じ部屋にいる場合は探索を飛ばして戦闘になります)。

今回も神秘アイテムを引かないようにモンスターが先に来るように並べました。

引かれなかったカードはそのまま山札の上に残るので、このまま神秘アイテムが多くなると厳しいかもしれません。

少女の隣の部屋にいる2体のうちどちらを少女の部屋に移動するか選べるのですが、せめてラヴィニアは確実に探索できるようにラヴィニアの部屋にいたティンダロスの猟犬を少女とハーバートがいるの部屋に移動しました。

ハーバートが「自分がシャンタク鳥の部屋に移動するからヘンリーも手番になったらシャンタク鳥の部屋に来て戦闘しない?時間がやばいかもしれない」とヘンリーに持ちかけました。

残り時間は29分。余裕なようにも思いますが、後半は色々考えることが増えそうなので、早め早めが吉です。

ヘンリーがハーバートの提案に承諾したため、ハーバートはシャンタク鳥の部屋に移動し探索なしで手番を終えました。

ハーバートからするとアイテム3を3つ持っていて正気度が3しかないヘンリーは正気か狂気かわかりませんが、ただ終了条件を満たさない限り全員負けなので、基本的には協力して進めていっています。

ヘンリーが宣言通り、シャンタク鳥のいる部屋に移動してきました。モンスターがいるため探索は行われず、戦闘です。

モンスターがたくさんいるとなかなか探索が進まない。

戦闘が行われる部屋に他の探索者もいる場合、戦闘協力を行うことができます。ハーバートが戦闘協力を行い、アイテムなしで筋力が合算6になったため筋力5あれば倒せるシャンタク鳥を無事倒すことができました!

討伐した効果で、ラヴィニアも同じ部屋に移動することになりました。ラヴィニアは移動後、探索を行い手番終了です。


4周目

どんどん探索山札に神秘カードがたまってきて、つらくなってきましたが、2つ目の鍵アイテムである輝くトラペゾヘドロンがやってきました。
残り時間は25分。うまくいきそうです。

ヘンリーは魔導書以外の神秘アイテムであれば正気度が下がらないのだが、見事に魔導書ばかりである。

ハーバートが移動、探索を行い、ヨグ=ソトースが出現しました。

ヘンリーが移動、探索を行い、輝くトラペゾヘドロンを入手して所持アイテムとして公開しました。終了条件の3つ中2つのアイテムが揃ったのですが、ヘンリーが「このままだとまずいかもしれないな……」と焦っています。

ラヴィニアが移動、探索を行い、チョーチョー人が出現しました。所持アイテムを確認し、倒さないまま手番を終えました。


5周目

残り時間は18分。いよいよ終盤です。 

モンスターがあれば探索を止められるので、実は便利なカードだったりします。

ハーバートが移動を行い、探索の前に懐中電灯を使いました。
ちょっと予想をしていなかったのでびっくりです。後ろにあまり所持してほしくないアイテムが控えているので、あまり好ましくないですね。ハーバートの探索値は2ですが懐中電灯の効果で3枚まで引くことができます。3枚目でイタクァが出現しました。倒さずに手番終了です。

ヘンリーが移動の前に館の見取り図を使い、隣の部屋に移動しました。その後、台所という部屋カードを出して移動しました。探索をして手番終了です。

ラヴィニアがヘンリーと同じ部屋に移動しました。受け渡しで1枚カードを渡しています。受け取った瞬間、ヘンリーが「あ、そうなの?!」とびっくりしていました。ヘンリーはアイテムを受け取って、ラヴィニアが探索をして手番を終わりました。


6周目

通常通り部屋カードを配り、探索山札を並び替え、進めていたところ、ついにラヴィニアの手番で終了条件を満たすことになりました。

ラヴィニア「チョーチョー人を倒せば、3つ目の鍵アイテムを渡されて探索が終了できるから、倒しちゃっていいよね」

残り時間は10分です。
ヘンリー「自分はもう大丈夫かな、少なくともラヴィニアとは票を合わせられそうだし」
ハーバート「いや、まだもう少し進めたいからまだ倒さないでほしいな。時間はまだ余裕が……」
ラヴィニア「時間は多分まだ大丈夫だと思うけど、何かまだ決めかねてることがある?」
ハーバート「決めかねてるというよりか、ちょっと状態がよろしくないというか……」

時間が減っていく中、ラヴィニアがチョーチョー人を倒すことを選択しました。

ラヴィニアの言っている通り、3つ目の鍵アイテムであるミ=ゴの円筒を渡して、探索フェイズが終了です。


クライマックスフェイズで1分間の議論が行われます。
ラヴィニア「私は序盤に旧き印を少女から受け取ってるから、少女は絶対人間だと思うんだよね」
ハーバート「ラヴィニアは今も正気?少女を人間だと思ってるってことは、少女を生かすつもりなんだね。自分も正気だけど、少女が序盤に自分に神秘アイテムを渡してきたのが怪しすぎて、邪神だと思うんだよな」
ヘンリー「確かに、銀の鍵は僕に渡すと正気度が下がらなかったのに、わざわざハーバートに渡してるね……」
ラヴィニア「え、殺害しないよね?!」
ハーバート「よーし、特性の精神操作でラヴィニアの正気度を1下げます!」
ラヴィニア「え!?」

1分は驚くほどすぐに過ぎます。

投票フェーズでは、少女を生かす場合は親指を上に向けて、殺害する場合は親指を下に向けたポーズに決め、一斉にポーズを出しました。

ハーバート:少女を殺害する
ヘンリー:少女を生かす
ラヴィニア:少女を生かす

投票が割れてしまったので、決戦です。

3人とも正気であることがわかりました。狂気に落ちていれば、神秘アイテムも筋力に加えることができます。ラヴィニアも正気度が1下がったものの結果正気度が1となり正気のままです。全員武器を公開します。

殺害するを選んだハーバートは筋力が3で、拳銃と手斧を所持しているため+2の合計5です。

生かすを選んだヘンリーは筋力が3、ラヴィニアは筋力が4で拳銃で+1の合計8となり、生かす側の合計が大きくなりました。残念ながらハーバートはゲームに敗北です。

探索者同士で戦う様子。

エンディングフェーズで、少女の正体を公開です。少女は、人間でした!

無事生かすを選んでもらえて、正気の探索者と一緒に脱出することができたので、少女の私もヘンリーとラヴィニアと一緒に勝利となります。

ハーバートは最初に渡した銀の鍵がずっとひっかかっていたようですが、ただ単に確実に渡したかっただけということで、少し悪いことをしたかもしれません……。
途中ヘンリーが焦っていたのは、周りがみんな狂気に落ちていて自分だけが正気だと思っていたとのことです。

少女はいわゆるゲームマスターに近い部分ではありますが、他の探索者と同様に勝敗があり、コントロールしている優越感を味わいつつも、会話で介入できないためカードでのみ意図を伝える難しさがあります。難しくはないので、初めて遊ぶ方が少女の担当でも全く問題はありません!

4人で遊ぶ場合はタイムアタックなので慣れないうちに遊ぶのは少し勇気がいるかもしれませんが、考えすぎずにさくさくと進めることができるので、もう1回!となりやすいプレイ人数だと感じます。


5人で遊ぶ場合

終了条件は魔導書アイテムを7枚探索者が所持することです。
5人になると、少女も探索者もすべての状況を記憶し把握することはかなり困難でしょう。

特殊系のキャラクターも入れやすく、アイテムの受け渡しや戦闘協力の発生機会が多くなり、クライマックスの議論や投票も盛り上がるため、最大限わいわいと楽しめます。
仲間だと思っていた探索者が決戦で敵に回ったり、少女も各探索者の手札が把握しきれないため、意外な結末になることも多いでしょう。クトゥルフ神話らしい不条理をもっとも楽しめるかもしれません……。


キャラクターごとにいろんな特性もあり、プレイ人数ごとにプレイ感も異なり、少女の陣営による影響もあるとなると、遊ぶごとに毎回異なる展開になります。何度もこの不思議な館を探索してみましょう!

マッドネスアワーは現在やのまん公式オンラインショップとAmazonで販売されています。公式オンラインショップでは無料会員登録で送料サービスになりAmazonと価格が同じになります。

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遊んだら、ボドゲーマにもぜひレビューを投稿して感想を教えてくださいね。

マッドネスアワーのご紹介でした!