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誰でものびのび楽しめる大喜利パーティゲーム「かぐや姫を笑わせて」!100年後もありそうな習慣ランキングとは…!?

誰でものびのび楽しめる大喜利パーティゲーム「かぐや姫を笑わせて」!100年後もありそうな習慣ランキングとは…!?
2020年06月10日
ボドゲーマキュレーター:まつなが

株式会社やのまんから2020年に発売された無茶ブリ大喜利パーティゲーム「かぐや姫を笑わせて」を大喜利経験なしのメンバーで遊んでみたレポ!絶妙な抜け具合の回答を作り出す才能を発見?3人から遊べる協力型大喜利ゲームも。(記事広告)

現代において一般的に使われる「大喜利」とは、与えられたお題に何人かの参加者がひねりの効かせた回答を発表し、面白さを競うこと。ボードゲームでも人気の大喜利系ですが、いかんせん回答者のユーモアのセンスが問われ、ハードルが高いことも。

無茶ブリ大喜利系パーティゲーム「かぐや姫を笑わせて」の舞台は大喜利が行われる余興会。求婚者が殺到しストレスで笑わなくなってしまった姫からの、ちょっと病んだ無茶ぶり”お願い”を達成しなければなりません。「あなたは三位をねらってくださいませ」……!?

ボードゲーマーながらも大喜利はあまり経験のないエンジニアたち6人で遊んでみました!



ひとりが司会役で順位をつける「翁」となります。

今回は6人で遊んでみたので、翁以外の残りの5人が芸人です。芸人たちには「姫からのお願いカード」が配られます。一位に価値はありません!姫様のために、お願いされた順位を目指しましょう。

お願いされる順位に一位や最下位はありません。どれも真ん中あたりの順位です。


初回の翁はこの記事を書いているライターが担当しました。「翁のお題カード」をめくり、お題を発表です。

第一席:動物を二つ合体させた、可愛い生き物の絵

カードの裏面に番号が書かれているので(「1番じゃよ」の部分)、お題のリストと照らし合わせます。


ここで芸人たちはお題にあった回答(今回だと絵)をメモに書いていくのですが、目指す順位は面白さ順ではなくお題の赤字部分、今回は「可愛い」順です。つまり、ただ可愛く面白い生き物を書けば勝つのではありません。絶妙に可愛い生き物を目指さなくてはいけません!


戸惑う芸人たち。可愛い+可愛いの合体だと、一位を取ってしまいます。でもちょっとは可愛くないといけない。

さて、芸人たちが回答を書き終わったようなので、誰の回答かわからないよう裏向きに集めてまとます。そして、回答を一斉に開いて・・・順位づけです!

悩みながら回答を書く5人の芸人たち。


1枚目。お、可愛い。リス+ゾウ!ほっぺのくるくるが可愛いアピールをしていますね。2枚目は、ネコと…ミミズ?ネコの可愛さが無限大に近いので首から下がミミズでもある程度可愛いと踏んでの合体でしょうか。3枚目はただのブタに見えますが、ひげがネコかな。4枚目はたぬき魚。たぬきはかわいい。5枚目はキリン+ゾウ。うーん。


さあ、すべての回答を確認したら、順位をつけます。お願いカードの順位と翁が選んだ順位が同じだった場合、翁とその芸人の両方に得点が入ります。なので、翁としても意図を組んで当ててあげたいところ。

まず、たぬき魚の絵が可愛いのでこれは第一位!第二位は小さくて可愛いリスをチョイスしてきたリスゾウ。第三位は可もなく不可もなくといった可愛さのブタさん。第四位はネコの可愛さを極力削った様子のネコミミズ。第五位は可愛くないのでゾウキリンです……。

私のつけた可愛い順はこのようになりましたが、どの絵が何位狙いだと思いますか?


翁が順位を決めたら、芸人たちのお願いカードの確認です!絵の横にお願いカードを並べてみました。

二位と三位を当てることができました!二位と三位の芸人に1点ずつ、翁は1点が2回で2点獲得です!


5人の芸人たちが1回ずつ翁役をしていきます。どんどんいきましょう。

第二席:結婚相手に必要な条件

お題カードには難易度が3段階設定されており、簡単な順に「前座」、「二ツ目」、「真打ち」。慣れない人と遊ぶときは「真打ち」は抜いて調整することもできますよ。


さて、さきほどは翁だった私は芸人にチェンジ。姫からのお願いは真ん中の三位でした。必要すぎてもだめ、どうでも良すぎてもだめ。地味に「あ、たしかにそれ重要かもな」くらいの回答を目指します。

出揃った回答と翁による順位付けの結果はこちら!

ゲームが好きなこと、味覚が近い、借金がないこと、いびきかかない、財布の色がピンクじゃない。

第二位~第四位が当たりのため、翁は最大得点の3点を獲得です!

翁役がゲーム好きなのをみんな知っているので「ゲームが好きなこと」は第二位狙いでしたが、翁はゲームが好きすぎたようです……。「財布の色がピンクじゃない」は圧倒的に第五位に。「財布の色は何色でもいいのでは? 」と回答を書いた芸人以外全員の意見が合致しました。

私の「借金がないこと」はちょうど第三位でした!


第三席:「きび団子の代わりがこれではいけない

大喜利らしくなってきましたね!きび団子なので、用途はやはり、鬼ヶ島で一緒に戦ってくれるようにスカウトすることでしょう。犬、猿、雉がついてこないものではいけませんね。

出揃った回答と翁による順位付けの結果はこちら!

どろ団子、たこわさ、ピーマンの肉づめ、グリーンピース、きなこもち。

「どろ団子」以外は全部食べ物でした……。もっとどうしようもないものが出てくると思ってどろ団子にしたのですが、意外と美味しい食べ物が並んでますね。二位狙いでグリーンピースだなんて! 犬も猿も雉もグリーンピース好きそうじゃないですか? 


第四席:「ひらがなで優しそうな単語を書いて」

これまでとは異なるタイプのお題です!単語ですから、おそらくなんでもOK。


出揃った回答と翁による順位付けの結果はこちら!

ほっこり、ふうせん、とうふ、げえむ、おおぎり。優しさの表現のため、今までよりも丸文字気味になっている回答たち。

濁点が入っていると優しさは下がるんですね。は行は優しい雰囲気というのが共通の認識としてありそうです。第四席は初の全部ハズレ! 回答がどれも近くて芸人の意図を読み取るのが難しいお題でした。


第五席:百年後もありそうな習慣

もっとも難しい「真打ち」のお題が来ました。芸人たちの知識が試されます。

「そもそも今、どんな習慣があるっけ……? 」と悩む芸人たち。「百年前もあった習慣を考えればいいんだよな」と声がするものの、百年前にあった習慣は何も思い浮かびませんね……。


出揃った回答と翁による順位付けの結果はこちら!

寝る時は電気を消す、電車で通勤する、スーツの一番下のボタンをはずす、洗濯物を手でたたむ、ラジオ体操。

……「スーツの一番下のボタンをはずす」と書いておいて言える発言ではありませんが、本当にどれも100年後にあるのでしょうか? 「寝る時は電気を消す」は電気でなく明かり全般だと考えれば昼行性である人類がずっとしてきた習慣といえます。他はどうなんでしょう、翁の順位付けは妥当なのかもしれません。


第六席(ラスト):売れなさそうな物語の名前を考えて

いよいよラストのお題となりました。難易度は「真打ち」。ゲームに慣れてきた芸人たちも悩ませるお題でした。

出揃った回答と翁による順位付けの結果はこちら!

さてさて、売れなさそうな物語になっていますでしょうか? 


すべてのお題が終わったので、残りは結果発表です。

結果は、4点のプレイヤーが2人でトップタイ!翁のときにきちんと当てられることと、周りの芸人たちの書きそうな回答を想像して温度感をあわせることが大事でした。


勝ち負けが決まったあとも、誰が勝ったかではなく他にどんなお題があったかや、回答の意図などの雑談で盛り上がり。いろんな感想が飛び出しました。

大喜利は遊んだことないけど面白い回答に得点が入るわけではないから安心して遊べた

簡単だと思ったけど、攻めた回答をしたと思っても他の芸人のほうが攻めてきたりしていて狙った順位にならないままならなさが難しくて楽しい!

絵を書くとは思わなかった!お題のバリエーションが多くてまた次も新鮮な気持ちで遊べる

自分は全然回答を思い浮かばなかったのに、他の人の回答を見るといろんな意図があって感心した

翁に意図した順位を当ててもらったときが気持ちいい!

遊んだ中で特に人気のあったお題は「動物を二つ合体させた、可愛い生き物の絵」でした!5~8人で集まるときは、気軽に楽しめる「かぐや姫を笑わせて」を遊びましょう!


今回は6枚のカードから6つのお題を使いましたが、お題は全部で100個もあります。今回は紹介できなかったお題がたくさんありますので、ぜひ買って確かめてみてください! 

かぐや姫を笑わせて

プレイ人数:3~8人
プレイ時間:20分前後
対象年齢 :10歳~
発売開始日:2020年~
販売価格 :¥ 1,980(税込)

ボドゲーマの購入ページを見る



さて、5人以上で集まる機会はなかなかないな、という方に朗報です。

「かぐや姫を笑わせて」では、もうひとつのルール「月下笑宴」を遊ぶことができます。3~4人で遊べる協力型の大喜利ゲームです。


第一席:欲しい誕生日の贈り物

お題カードがめくられたあと、芸人2人には順位カードが1人1枚配られます。順位カードの中身は1位から6位までのどれか1つ、計6枚。指定の順位に並べてもらえるようにまずは回答を1つ考えましょう。

3人で遊んだので、翁が1人、芸人が2人です。


順位カードと回答を組にして芸人から翁に渡します。ボールペンと中古の布団……? 誕生日プレゼントの贈り物の話だったと思うのですが……。

翁は回答に仮順位をつけます。まあ、中古の布団はどう考えてもいらない、むしろもらったらマイナスまであるので、ボールペンが上、中古の布団が下といったところでしょうか。

その後、同じお題のまま、残っている4枚の順位カードから芸人1人に1枚ずつ配ります。芸人たちはボールペンが上、中古の布団が下という情報を参考にしつつ、指定された順位になるように回答をします。

新しく受け取った回答は車と欲しかったゲームのソフト!車はもらったら売るわけにも行かず、保険代や駐車場代、税金などの各種コストを払う必要が出てくると思うと、ゲームソフトのほうが現実的にほしい気もしてきます。ただし、これは協力ゲーム!きっと車は1位狙いだろう、という芸人の意図も組んで、素直に仮順位をつけましょう。


最後の2枚の順位カードを配り、6組の回答がすべて出揃いました!欲しかったパソコンと高性能マウスを追加し、これで決定順位とします!

翁は一度決めた仮順位を入れ替えることもできます。


回答の裏に一緒に置いている赤いカードは芸人に配られた順位カードです。さあ、一致しているでしょうか!

……すべての順位カードが決定順位と合致していました!

余興会は成功、かぐや姫はきっと優しい笑顔を見せてくれることでしょう……。

途中まで順位が決まっている中で、「第一位と第三位の間に第二位の回答を差し込むにはどういう回答がいいだろう……」と絶妙なラインを狙って回答をしていく必要があります。

このあともう一度遊んでみましたが、ぴったり当てられたのはこの回だけ!なかなかの難易度ですので、ぜひ息の合う友人と、家族と、挑戦してみてください。