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イカイオンIcaion

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重厚な巨人と幻想的な世界観の間で、不思議な建造物を建てて開拓していこう。


ここではないどこかの惑星、そこには体に未知の鉱物を生やした巨人が、敵生体とともに
闊歩している。土地から資源を、機械から知識を、巨人から鉱物を採取し、誰よりも知識と名誉を手にしたものが勝者となります。

こういうフレーバーが好きな人はかなりのめりこむかな、と、フィギュアの質は良く、どっしりとした巨人や見た目何するのかわからない機械類等、見ていてわくわくするアートワークとなっています。

ゲームとしては、割と見たことのあるようなシステムのごった煮?のようなもので、各プレイヤーにそれぞれ違った特殊な能力を付与するキャラクターと装備を配り、それに応じた資源を初期資源とする。移動・通常アクション・特殊アクションをそれぞれ1手番で行い、5つの季節が廻ったらラウンド終了、これを3ラウンドで行います。なお、巨人が動くことで手番が増えたりする模様。

手番にできることは、まず移動フェイズ。移動できるのがマップの交点で、「移動しないこと」にコストが必要となるのは少し変わっているかもしれませんね。移動後の交点に隣接する各フィールド(中央の都市や周りのフィールド、巨人が飛び回る外郭のクレーターなど)がそのあと通常アクションができる位置になります。
移動しなければならない、というのがなかなかに曲者で、資源を払ってでも効率のいい位置を陣取るか、先々のことを見越して移動していくことが重要になってきます。

次にアクションですが、通常アクションと特殊アクション、どちらを先に行っても構いません。
通常アクションは建物の建設、資源の回収、巨人から鉱物の奪取、都市の遺物の獲得と設置等、ゲームのメインとなる得点源であり、特殊アクションには各ラウンド使用回数が限られる代わりに効果の高いブーストアクションとカードを用いたアクションがあります。

資源となる鉱物は5種類あり、それぞれ役割が違います。
茶:建設 赤:巨人 白:敵生体 緑:カード 青:移動といった感じ。 
その資源は、各季節の開始時に対応したフィールドにのみ沸き、回収アクションで隣接域から回収できます。ただし、回収や獲得一回につき資源保管庫1か所にしか置けず、空きがない場合はもとからある資源を廃棄する必要があります。
建物を建てるにも、その場所に合った資源が必要となるのですが、先にある建物の数だけ資源が必要かつ、同じフィールドに自分の建物を複数建てたり、同じ種類の建物を同じフィールドに建てられないといった制約があり、早い者勝ちになってきます。
(まあ、巨人の鉱物や都市の遺物、場にある資源など大体の通常アクションは早い者勝ちになるので、何を優先していくかの取捨選択がゲームの楽しいところだったりしますが)
そして、建物を建てることで、近くの建物に応じた点数が入り、建物のあるフィールドでの資源回収が強化されたり、空いたマスに書かれた特殊能力が解放されたりします。しかし、敵生体にはご用心、4体フィールドに集まると、集まったフィールドの建物をすべて壊して戻してしまいます。
(建物には設置時効果とかもあるのであえて壊してもらうのも手かも?)特に巨人が行動する場合、移動後に問答無用で隣接域の機械すべてが壊されたりするので、油断できません。

巨人の持つ鉱物はどのくらい資源がいるのか抜き取ってみないとわかりません。
ただし、点数効率は高く、5つ集めると30点、に加えて、遺物の点数を倍にする効果もあります。
(最終ラウンドなんかは最初の季節ですべて抜き取られたり。)

都市からの遺物の獲得はラウンドに一度のみ、ゲーム終了時のボーナスをもらえます。これは対応するクレーターに行って、ボードに差し込まなければいけないので注意。
点数効率は非常に高いので、うまく手番をやりくりして取っていくといいでしょう。クレーターや都市の周りでは隣接フィールドの数が減ってしまうのが難点ですが。


特殊アクションはランダム性がほぼなく強力だけど回数制限のあるブーストアクションと、ランダム性が非常に高いがうまく使えば強力な緑資源を使用するカードアクションの二つです。
これをうまく毎手番打てるかが高得点のカギになりそうですね。


さて、このゲームの難点として、視認性が悪い(カードの資源の区別がつきにくかったり、色のつながりが不明瞭だったり、説明文があらわすものがわかりにくかったり)…ことや、キャラクターやカードのランダム性での差がかなり大きく出かねないということがありました…。ドラフトルールもあるようですが、一回動かしてみないとどんな能力かわからないとは思います。(わかるなら入れた方がいいと思います。)

世界観にはまれるならかなり高評価ですが(カードのアートは特に好き)、個人的にはもう少しブラッシュアップできるとよりいいんだけどなー、惜しいと思った作品ですね。
やったことあるゲームの中で、このゲームに一番似てるのはマグナストームかな…?慣れればゲーム時間はそこまでかからずできるんじゃないかなと思いました。

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  1. 投稿者:tiptapto
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世界観/基本テーマ
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作品データ
タイトルイカイオン
原題・英題表記Icaion
参加人数2人~4人
プレイ時間90分~120分
対象年齢14歳から
発売時期2020年~
参考価格未登録
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