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  • 3人~5人
  • 10分~30分
  • 10歳~
  • 2020年~

ファフニールの呪宝ターキー@遊験工房さんのルール/インスト

72名
0名
0
約4年前

(制作者がインストの際に説明している内容です。ご参考ください)


※説明書の「ゲームの準備」をあらかじめ済ませておきます。
 財宝カードを見せるときは場や山札から適当に取って見せます。
 インスト後に改めて全てシャッフルして場に並べます。


●世界観・テーマの説明

「ファフニール」という北欧神話に登場する竜の伝説がモチーフです。
(ゲームなどでご存知の方も多いかと思います)

財宝に執着するあまり竜に変化してしまったという伝説なのですが、その竜に呪われた財宝を見つけた盗賊達が洞窟の奥で財宝の山分けをする、というゲームです。


●ゲーム概要の説明

※財宝カードの表面を見せる

カードには財宝が描かれていて、「価値」と「呪い」の2つの数値があります。
獲得した財宝カードの呪いの合計が10を超えると、竜の呪いによって自分も竜になって脱落してしまいます。

※アクション選択カードの盗賊のシルエットを見せた後、裏返して竜のイラストを見せる

なので、呪いの合計が10を超えないように、できるだけ価値が大きくなるよう財宝を獲得していくゲームです。


●コンポーネントの説明

※場に裏向きに並べられているカードを指し、王冠・装飾品・硬貨とイラストが異なることを見せる

このカードが裏向きに並べられた「場」から、「山分け」アクションでカードを獲得していきます。
財宝カードの裏面から、財宝の分類が分かるようになっています。

※カードを表向きにして金貨と銀貨、紅玉の装飾品と青玉の装飾品といったペアを見せる

王冠・装飾品・硬貨の裏面のイラストに、それぞれ2種類の財宝が存在します。

※サマリーシートの通常財宝カード一覧を見せる

財宝の種類ごとに価値が決まっていて、呪いはカードごとに0~3の値が財宝の種類ごとに違った分布で存在します。

王冠は「黄金の王冠」という最高得点のカードがほとんどですが、呪いの分布も2と3に偏っています。また、「真鍮の王冠」という価値の低い偽物が混ざっています。

装飾品は「紅玉(ルビー)の装飾品」が4点、「青玉(サファイア)の装飾品」が3点で、安定した得点が期待できます。呪いの値は0~3まで幅広く分布しており、王冠より呪いのリスクは低いですが油断は禁物です。

硬貨は2点の「金貨」と1点の「銀貨」ともに呪いが3のカードが存在せず、価値が低いかわりに呪いも少ないという特徴になっています。

※場か山札の裏面が宝箱のイラストのカードを探し、両面を見せる

裏面が宝箱のカードはレア財宝カードといって、それぞれ特殊な効果を持っています。
1種類につき1枚しかないユニークカードで、全部で6種類あります。効果は後で説明します。

※プレイヤーカード(アクション選択カードと呪い表示カード)を見せる

プレイヤーカードはアクションの選択と呪いの表示に使います。アクションの選択は後でゲームの流れと一緒に説明します。

※山札から適当に数枚財宝カードを手に取って、即席の手札として呪いの合計を数えてプレイヤーカードに反映する

もう一つの呪いの表示は、手札に財宝カードの呪いの合計を、2枚のカードを数字が見えるようにずらして置くことで表します。この場合なら呪いが○ということになります。
このように、数値が大きいほど竜の気配が大きく濃くなっていくように見えます。

※時計マーカーを見せる

時計マーカーはいわゆるスタートプレイヤーマーカーですが、このゲームでは厳密にはスタートプレイヤーから順に手番を行うとはならないので、これから詳しく説明します。


●ゲームの流れの説明

※サマリーシートのラウンド進行の面を見せる

ゲームはラウンド制で、時計マーカーを持っている人がそのラウンドの仕切り役としてラウンドの進行を行います。

最初に全員がそのラウンドで行うアクションを選択します。
アクションは「離脱」「捨てる」「すり替え」「山分け」の4種類があり、1ラウンドで1つのアクションしか出来ません。

※プレイヤーカード(アクション選択カード)の上にアクションマーカーを置く

アクション選択はこのようにプレイヤーカードの上にマーカーを置いて宣言します。実際には片手で隠しながら置いて、一緒に公開します。
(カードスタンドを使用しない場合、手札を持った手で覆う形をここで説明します)

※再びサマリーシートのラウンド進行の面を見せる

選択したアクションを公開したら、「離脱」「捨てる」「すり替え」「山分け」の順に実行していきます。同じアクションを選んだ人が複数いる場合はまず呪いの大きい順で、さらに呪いが同じ場合は仕切り役に時計回りで近い順にアクションを実行していきます。

「離脱」はこれ以上財宝の価値が上がらないと思ったときに選び、財宝の価値を確定し以降のゲームには参加しなくなります。全員が離脱したらゲーム終了で、獲得した財宝カードの価値の合計を比較します。

最初は全員財宝カードを1枚も持っておらず呪いの合計も0なので、「捨てる」「すり替え」は選べないので後で説明します。最初のラウンドでは全員が山分けを選んで時計マーカーを持った仕切り役から順に山分けをします。

※場のカードを使って初回の山分けを実際に行いながら説明する

山分けはまず順番に1枚ずつ獲得して、次にもう一巡2枚目の獲得を行います。2枚目はパスして財宝カードを獲得しないことも可能です。逆に言うと、山分けを選んだら1枚は必ず獲得しなければいけません。

山分けを選択したプレイヤー全員の獲得が終わったら、行動順に従って呪いの合計値をプレイヤーカードに反映します。このように、呪いの反映を行うのはそのアクションを選択したプレイヤー全員がアクションを行った後になります。呪いが10を超えるとそのプレイヤーは悪竜化してゲーム終了となります。悪竜化したプレイヤーは脱落となり、残りのプレイヤーでその時点の財宝カードの価値の合計を比較します。

ラウンドの終了時には残った財宝カードを全て捨て場に置いて(初回は普通残らないので説明のみ)、プレイヤー人数×2枚を新たに山札から場に補充します。時計マーカーを左隣のプレイヤーに移して次のラウンドに移ります。

次のラウンドではまた最初にアクション選択をします。今度は手札に財宝カードがあるので「捨てる」「すり替え」が可能です。

※手札のカードを捨て場に置く

「捨てる」は手札のカードを1枚、捨て場に置きます。
ただし、捨て場には枚数の上限があります。「捨てる」を選択したプレイヤー全員がアクションを実行した後、上限枚数を超えると捨て場が悪竜化してしまいます。

※捨て場ボードを裏返して竜のイラストを見せる

「捨てる」アクションで捨て場が悪竜化した場合、そのラウンドで「捨てる」を選択したプレイヤー全員が悪竜に巻き込まれて脱落してしまいます。

※捨て場に置いたカードを手札に戻す

「すり替え」では自分の手札の任意の財宝カード1枚と、他のプレイヤー1人の財宝カード1枚を交換します。交換する対象は王冠・装飾品・効果・宝箱といった分類を指定します。同じ分類の財宝カードが複数ある場合はランダムに選びます。

「すり替え」でも、アクションを選択したプレイヤー全員がアクションを実行した後に呪いを反映します。「すり替え」の対象となったプレイヤーの呪いが10を超えて悪竜化が発生した場合、「すり替え」アクションを行ったプレイヤーも悪竜に殺されて脱落となるので、他のプレイヤーをあえて悪竜化させるメリットはありません。

このようにして各ラウンドを繰り返し、全員が離脱するか山札がなくなる、悪竜化が発生したらゲーム終了です。

※場と山札からレア財宝カード6種類を探して見せる

最後に、財宝カードを簡単に説明します。

「強欲の指輪」は持ち主は行動順が一番になる代わりに、必ず2枚目を獲得しなければなりません。また、このカードを持っていて山分けを選択した場合は必ず山分けフェイズの始めにこのカードを公開しないといけません。

「竜殺しの魔剣」は呪いをプレイヤーカードに反映するときに10を超えていた場合、このカードと手札の財宝カード1枚を除外することで呪いを減らすことが出来ます(その分の価値も減ります)。除外したカードは捨て場の枚数にカウントされません。

「ロザリオ」は特殊効果がありませんが呪いがマイナス値になっています。手札の呪いの合計がマイナス値になったときは、呪いの表示は0となります。

「竜殺しの魔剣」と「ロザリオ」は、山分けの1枚目の獲得で呪いが10を超えてしまった後、2枚目の獲得で「竜殺しの魔剣」と「ロザリオ」を獲得できた場合でも悪竜化を回避することが出来ます。

「水晶ドクロ」は持ち主が山分けを選んでいて、すり替えの対象になった場合にそのすり替えが失敗になります。山分け以外を選んでいたらすり替えは成功します。

「プリズム」は山分けフェイズの始めに場の通常財宝カード1枚の表面を確認できます。カード獲得時ではなく山分けフェイズ開始時なので、1ラウンドに表を確認できるのは1枚だけです。継続して持っていれば、毎ラウンド効果を使うことが可能です。
また、表面を確認できるのは裏面が王冠・装飾品・硬貨の通常財宝カードだけで裏面が宝箱のレア財宝カードは確認できません。

「開かずの宝箱」は価値が持っている通常財宝カードの種類の数÷2になります。同じ名前の通常財宝カードを1種類と数え、最大で6種類の価値3点になります。

※財宝カードを一旦全て集めてシャッフルし、場に並べ直す

それでは、ゲームを始めましょう。

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ターキー@遊験工房
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