いつもご利用いただきありがとうございます。
マイページの機能「新しいボードゲームの発見」と、各ボードゲームのメニュー「統計分析」の精度が大幅に向上しました。
各ボードゲームでユーザーに投票されている「プレイ感」のデータをレコメンドシステムに加えることで、より趣向性が反映されたボードゲームリストの取得が可能になりました。
ボドゲーマ運営メンバーの個人アカウント(マイボードゲーム数1300個、850個、500個)で、入念な検証と調整を繰り返し、まだ完璧とは言えませんが公開できるレベルに達したと判断したため、アップデートを行いました。
ぜひ、好きなボードゲームの「統計分析」メニュー、マイページの「新しいボードゲームの発見」にアクセスしてみてください。
また、本アップデートでは「このユーザーはどのようなプレイ感を好んでいるか」という集計システムを開発する必要がありました。この結果をレーダーチャートで表現してみると、知人の好み・プレイスタイルを象徴するかのような、興味深い結果が得られました。
このレーダーチャートは、公開プロフィールのトップページに表示されるようになっているので、一緒に遊んでいる知人や、自分の公開プロフィールを確認してみてください。
※いずれの機能も、「お気に入り」に登録されたボードゲームが、1件以上なければ機能しません。
機能のご紹介と、アップデート内容は以下の通りです。
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マイページの機能「新しいボードゲームの発見」
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これは、新しいボードゲームを探している方にむけて、好みのボードゲームとの出会いを促進するために提供してきた機能です。
未経験・未所有、販売中またはカフェで体験できる作品に限定し、発見・興味・来店/購入・体験を一挙に達成することができます。
[ログインしている方はこちら]
https://bodoge.hoobby.net/mypage/finder
これまでこのシステムの仕組みは、自分と同じボードゲームをお気に入り登録しているユーザーに限定した、お気に入りランキングでした。(「ユーザベース協調フィルタリング」と呼ばれる単純なレコメンドシステムです。)
ユーザーによって、特にマイボードゲームが少ないうちはそれなりに満足する結果が得られていました。しかし、経験するボードゲームが増加するにつれ、多様性とは言い難い、自分の好みとは程遠いレコメンド結果が返されるようになってきました。つまり、お気に入りデータを主軸としたアップデート前のレコメンドエンジンは、徐々にその精度が劣化していく仕組みだと評価していました。
遊べば遊ぶほど、自分の好みがはっきりしていくほど、優れた結果を得られるべきと考えていました。そのため、サービスオープン初期からユーザーに投票してもらっていた、ボードゲームの「プレイ感の評価」を利用することにしました。お気に入りしているボードゲームのプレイ感を個人の趣向性として集計し、各ボードゲームのプレイ感分布データが近いものから抽出する仕組みです。
個人の趣向性の集計結果は、マイページの「新しいボードゲームの発見」または「公開プロフィール」のトップページで、六角形のレーダーチャートとして表現されています。
新しいボードゲームとの出会いに、ぜひご活用ください。
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各ボードゲームのメニュー「統計分析」
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これは、主にライト層や最近ボードゲームを始めた方、新しいボードゲームの発見方法に困っている方にとって有用な機能です。
新しいボードゲームを体験したくても、どこで・どうやって探して、どんな基準で選べばいいか分からない。という方は、比較的多いと考えています。
この機能は「あのボードゲームが面白いと思った自分は、次どんなボードゲームを遊ぶと良いのか教えてほしい。」という方に向けた、ボードゲームの発見方法です。
[ログインしている方はこちら]
https://bodoge.hoobby.net/mypage/game_favorite
※お気に入りボードゲームからゲームページに移動し、タブメニューの一番右「統計」を選択してください。
今回のアップデートで、このシステムにも大幅な変更を加えています。これまで、「このボードゲームをお気に入り登録している人に絞った、お気に入りランキング」でした。(「アイテムベース協調フィルタリング」と呼ばれる単純なレコメンドシステムです。)
これは実際に、全く新しいボードゲームとの相関関係を表現することは出来ていましたが、「新しいボードゲームの発見」と同様にいくつか問題を抱えていました。例えば、メジャーなゲーム同士で相関関係を示しやすかったり、短時間でカジュアルに遊べる価格の安いカードゲームが、あらゆるゲームでレコメンドされやすかった点です。
今回のアップデートによって、ボードゲームがもつ特徴を、強めに加味するようになりました。特徴とは前述の「新しいボードゲームの発見」でも挙げた、各ボードゲームの「プレイ感」の分布データに基づいています。
尚、上述2つの機能には、メカニクスやアートワーク面の共通点を評価対象に加える検討もしましたが、「類似性の高いボードゲームの特定」という意味を含むようになり、新しいボードゲームとの発見・出会い・体験を促すというコンセプトから乖離してしまうため、これらの項目はレコメンドエンジンに組み込まないことにしました。
以上、この2つのアップデートによってできるだけ多くの人が、新しいボードゲームとの最高の出会いが生まれることを願っています。
バグやアイデアがございましたら、大変お手数ですがお問合せフォームにてご報告いただけますと幸いです。