KINOSAKI~温泉文學譚いちごばさんのルール/インスト

ゲームフレームは「シンプルリアル」「逆転終盤大逆転の要素」「モノポリーオマージュ」そして「懐かしのアバロンヒルスポーツゲームのフレーバー→特製ダイス使用」

簡単なルール、モノポリーのオマージュとアバロンヒルのスポーツゲームに用いられるダイスの使用、逆転また大逆転のあるゲームデザインとなっています。

【まったり雑談可能】　ゲームでの集まり自体が楽しいので、ゲームのルールを覚えながらプレイするゲームばかりでなく、簡単な進行のゲームでおしゃべりしながらプレイできるゲームがあればうれしいーー。……世間話をしながらできるゲーム。こんな声は女性からだけでなく男性からも聞こえてきました。ダウンタイム＝暇な時、じゃなくて麻雀が相手の捨てハイだけ集中して雑談できるように、ダイスの目だけ注意すれば雑談できるようにシンプルな手番進行としています。

【アバロンヒルのダイス採用～モノポリーをオマージュ】 　カード２枚持ってのスタートはモノポリーの時間短縮ルールと同じですね。ダイスで１７，２７，３７が出たらチャンスカードに従い、何よりもカラーグループ、家、ホテルと付加価値〔収入源）が大きくなること→　本のシリーズセット（例えば、明治３冊、短歌３冊での本を用意して開店販売なら８金。モノポリーのオレンジが止まりやすい→　 ダイスの１０の位は６面中３面が３、１の位は４と５が最も出やすいことなどで、理論的には216分の１から約４割（10回のうち4回平均で出る）までと幅広く、どの段階で開店するかなど戦略を簡単に組むことができるゲームです。

(1) 準備
　プレイヤーは編集女史ミープル（青・緑・黄のコマ）を選び、ゲームボードの30宿屋のマスに置く▼文人ミープル（白黒男女コマ）を一つ75驛に置く▼親（先番・ディーラー）を決め、№１から№１３までのカードをよく切り、９枚（２人プレイ時は６枚）残し、そこから三番→二番→先番→三番→二番→先番（２人プレイ時は二番→先番→二番→先番）の順にカードを選ぶ▼親は残る約７０枚のカードをよく切り、B面（作品の掲載面）を上に山札とする。そこから10枚、ボード上部の所定の位置に並べる▼10枚並べた上の方に建物タイルを置く。

(2) 手番の進行
　ダイスを受け取る▼ダイスを振る▼文人を動かす▼ダイスの目の効果（結果）に沿ってプレイする。3つから選択、あるいはパスする。文人と書籍執筆契約し支払いなど▼必要なカード3枚そろったら建物タイルを購入・配置（建物タイルの取得配置と、相手プレイヤーとの交渉は手番中いつでもできる）▼ダイスを渡す　

(3) プレイのポイント
　カードは赤枠１枚と他の緑黒枠の２枚の計３枚で赤枠と同じ番号の建物タイルを買える。桃中型店では本５枚まで、紫大型店では９枚まで本を販売できる。それぞれ手番時売り上げられる確率は中型店なら３割（確率的に１０回中３回）、大型店なら最大４割（確率的に１０回中４回）収入を得る見込みがある。
毎手番時、本が売れなくても定期購読代として１～３金受け取ることができる。　
　江戸の本シリーズ３冊セット、短歌の本シリーズ３冊セットなど、付加価値の高い本を販売できると、バラ２金に比べ、セット数に応じて１→４金、２→８金、３→１２金、４セット以上→１６金と高収入になる。

　つまり、最後の最後で最大16金を取れればプラスマイナス３２差となり、あっというまに大逆転です。また、ダイスの目により１２金が動くケースもあります。運と戦略による大逆転ルールを、多少ルールが整ってなくてもあえて採用しているゲームです。