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  • 2人~4人
  • 60分~120分
  • 14歳~
  • 2020年~

ビヨンド・ザ・サン緑のたぬきさんの戦略やコツ

607名
5名
1
2年以上前

プレイ回数はBGAで40回程度、勝率は6~7割程度です。

プレイ人数は3人向け、基本セットを前提としています。

4人プレイでも基本的な動きは参考になると思いますがこのゲームは3人がバランスが取れている印象です。

注意

技術カードは以下のリンクを参考にしてください。英語です。

https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/current/games/beyondthesun/210421-0105/img/techs.jpg


カード名称はBGA前提で記載しています。販売中の日本語版の名称と異なります。


ゲームシステムについて

このゲームは技術を進めながら開いた技術のアクションを組み合わせて拡大していくゲームです。

ゲームが始まる前から「今回は研究で行こう」「今回は植民地で行こう」等は考えない方がよいです。ゲームを始める前から戦法を考えると低レベルのアクションを連発することになります。このゲームは高レベルのアクションのほうが基本強いのでどの戦略を取るにしても研究LVの向上が最も重要です。

引いた技術カードを利用し最も良い行動を取り続けた結果、研究優先、植民地優先になるというのが正しい動き方です。

なお、プレイ回数が少ないと強い研究カードが引けるかで勝敗が決まると思われがちだと思います。

プレイ回数が多い強豪であっても研究している技術の組み合わせが悪い時には初心者に負けることもあります。

そのような側面はありますが、強い研究が引けることが勝敗に関わる割合は1~2割程度だと思います。

引かれたカード、探索ボードの状況及び現在の資源状況等の様々な要素のシナジーを考えて動く、というのがこのゲームのキモであり面白い所です。


動き方

序盤の動き

動き方の基本は以下となります。これ以外の動き方は弱い場合が多いです。

一番手、二番手の場合

  • 1手目 : 基礎宇宙技術でLV1研究アクションを実行
  • 2手目 : 基礎宇宙技術でLV2研究アクションを実行(この行動が取れるように資源量に注意してください)
  • 3手目以降 : 場を見ながら動く。

三番手の場合

  • 1手目:基礎宇宙技術でLV1研究アクションを実行
  • 2手目:基礎宇宙技術でLV1研究アクションを実行。ここで研究する技術は1手目で研究した技術と合わせてLV2研究が可能になる研究。(例:1手目で上から一番目のLV1研究をしたのであれば、2手目は上から二番目の研究)
  • 3手目 : 基礎宇宙技術でLV2研究アクションを実行。ここで取るのはまだ開放されてない研究のどちらか。
  • 4手目以降 : 場を見ながら動く。

三番手の3手目の動きには理由があります。イベントカードが引けることです。

同じ行動をするなら先手番が有利なので後手番はどこかで違う行動を取らなければなりません。イベントカードは「引いたプレイヤーが有利になる可能性が高い」です。戦略を組み立てるためにも早めに別行動を取ることを推奨します。


上記以外の行動が弱い理由ですが、基礎宇宙技術及びLV1アクションは基本弱いからです。例外として以下は実行する価値があります。

  • LV1研究アクション(実行しないと研究が進まない)
  • LV2研究アクション(実行しないと研究が進まない)
  • テラフォーミングの植民地化アクション(植民地化する場合の有力候補。植民地化するカード全体でみても効率は悪くない)

基本的な考え方で伝えた通り高レベルのアクションの方が基本強いです。弱いアクションを実行した数だけ拡張が遅れます(弱いアクションでも実行することに意味があるなら実行しても良いが、他に実行できることがないから実行するのは駄目です)

それぞれ3手目、4手目以降は研究カードの内容で動き方が変わります。資源に気をつけながら拡張を進めます。

序盤は全員が同じ行動をしやすくアクションが埋まっている場合が多いので次に実行するアクションを2パターンほど考えておくと良いです。


中盤・終盤の動き

LV3研究を進められるようにルートを絞って研究します。LV3研究を開けてからが本番です。研究戦略に行くか、植民地戦略に行くかを場を見ながら判断します。安定は研究戦略ですが多少植民地化はしないと生産能力が伸びないので注意しましょう。


ここでも次に必ず行いたいアクションが取れるか、取れない場合のバックアッププランを考えて動きましょう。

また「相手はこのアクションは資源がなく実行できないため、このターンは別の行動をして次のターンでこのアクション取り相手のアクションを1ターン遅らせる」という相手の邪魔をする行動も考えられると戦略の幅が広がります。


合わせて偉業も狙いますが、偉業はゲーム終了条件になるので注意が必要です。

偉業の数がプレイヤー人数以上に到達した次のターンが最終ラウンドです。これから勝利点が伸びるにもかかわらず偉業を達成してしまい、終了条件を満たすことがないように注意します。


逆に勝利点を稼いでいるプレイヤーは早期に終了条件を満たすように動きます。

このゲームは一人で終了条件を満たすのが難しいです。(可能ですがかなり厳しいです)

終了条件を満たせない結果追いつかれ逆転されることはよくあります。少なくとも自分で偉業を2つは達成できるように動きます。(Lv4研究をしないで相手に研究させて次に自分が研究して終了条件を満たす。等)


最終ターンで最大得点になるようにバランス調整してゲーム終了を目指してください。ギリギリ勝てない人はこの調整が甘い可能性が高いです。このゲームの最も面白い点の一つです。


時々、粘着されて被害を被り負ける(特に惑星ボード対決)こともあるかもしれません。残念ながら防ぐ手段はありません。そういうゲームだったと諦めましょう


考え方

プレイをするにあたりこのような考え方を持つと負けづらくなるという考え方です。


早期のレベルLV4研究

早い段階でLV4研究を実行できるときにLV4研究を実行するべきかについてです。

まず、早いLV4研究は博打です。研究する価値のある早期の研究は最有力「技術的特異点」、次点「アンドロイド独立」です。これら以外は資源がなくなり負ける可能性が高いです。

それぞれLV4研究で引ける可能性は1/2のため博打です。

これらの技術カードは拡張するための資源を抑えることができるので早く研究しても戦えます。特に「技術的特異点」を早期に研究するのはこのゲームの定番勝利ルートの一つです。資源を踏み倒し偉業を達成するように動きましょう(特に人口コストを減らせるのが強いです)


これら以外は資源を抑えないので無理にLV4研究をすると資源が足りなくなり拡張ができません。早めに終了条件を満たしたくても資源がなく拡張できないので終了条件を満たせません。生産レベルも低いため自分だけまた一からスタートになります。

偉業達成の4点は貴重ですが、4点はすぐに稼げます(LV2研究 2つ、LV3 研究で自動化+1)。また2番目に偉業を達成しても3点貰えるので差は1点しかありません。1点のために資源が枯渇して強い行動が取れなくなる可能性は考慮するべきです

早期にLV4研究をするなら「博打」、もしくは「研究しても次のターンから普通に動ける」のどちらかを満たす時のみ実行するのが良いと考えます。


カードの強さ

研究カードのアクションは状況(序盤・中盤・終盤、リソース状況、場のカード)により強さが違います。

コストが重いと思っていても、タイミングによっては強いカードということは知っておくと勝利に近づけます。

以下は例です。先程弱いと記載したLV1アクションが良いシナジーを出しています。

  • 狹ビームレーザで宇宙船2を生産し植民地化に宇宙船3が必要な星系に配置
  • テラノヴァ巡航船で宇宙船2を利用し植民地化

この行動は自動化優先で生産能力はあるが宇宙船は弱い場合に強力です。逆に強い宇宙船を出す戦略だとそうでもありません。

テラノヴァ巡航船 は宇宙船の弱さを資源で踏み倒します。強い宇宙船を生み出すカードが無くても植民地化できる数少ないカードです

即時効果で宇宙船2,3を生み出すカードはそれなりにあります。狭ビームレーザを1回踏みつつ、テラノヴァ巡航船を利用して2つほど植民地化できるなら十分お釣りがくる行動です。

他にも組み合わせ、戦略に合うカードをうまくピックアップしていくと勝利に近づけます。


個人的には人体実験は序盤の強カードの一つだと思っています。どのような行動の時このカードが強いか考えてみると「あれ、これ強くね?」と思えるかと思います。

それはそれとして、大量クローニング技術はナーフが必要だと思います。


支配効果のある星系について

支配効果に鉱石+1、人口+1のある星系は人気のため争いが激しいです。

利益はありますが、植民地化する場合は競争が激しいことに注意してください。早く植民地化したいなら支配効果がない星系にいき植民地化したほうが効率が良いことも多いです。

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約2年前

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たまご
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