- 2人用
- 5分~15分
- 6歳~
- 2021年~
ブブブブ分数カードバトルトモさんの戦略やコツ
「約分めっちゃ面白い!」息子にそう言わせてくれた分数ゲーム。
知育として親子で遊ぶ予定の親御さんのために、お子様がスムーズにルールを覚え、楽しくプレイし、知育効果を高めるためのコツをお教えいたします!
まず、このゲームにはいくつかのルールや技がありますが、一気に全部を教えず、少しずつ進めてください。
(以下、詳しく説明しますが、忙しい方は、とりあえず見出しだけ読んでくださいませ)
STEP1 ダメージバーを切りながら、各分数の大きさを学ぼう!
ダメージバーは最初はカードになっているので、切ってバラバラにします。ハサミを使って大丈夫な年齢でしたら、切る作業も一緒にやってみてください。なんとなく「1/12は小さい」とか、「1/6は、1/12の2つ分なんだな」とか、この時点で気づくかもしれません。
STEP2 基本のルール【パワー】と【アタック】を出して攻撃、のみでプレイ
早速プレイをしますが、「【パワー】と【アタック】をセットで出して攻撃する」という基本ルールだけで遊びます。
実際に相手にダメージを与えていく中で、「1/12は弱い」「1/3はダメージが大きい」とか、「1/2は一番強いけど1回アタックしか使えない」(ダメージが1以上の組み合わせは不可のルール)などに気づいていきます。
ついでに、「1/5で5回攻撃すると、ちょうど1になるんだよ」という、分数の本来意味するところも流れで教えられると良いでしょう。
プレイ中、「分母」「分子」などの単語は、ゲームを楽しむうえで不必要なので使わないようにしましょう。
※ルールをシンプルにするため、この段階では【スキルカード】は除いておくと良いです
※訂正:正しくは「1/10の3回アタック!」です。。。
STEP3 相手と同じ組み合わせで【ガード】のルールを追加
STEP2でダメージを与えることに慣れたら、次は【ガード】のルールを追加します。まずは一番初歩の「相手と全く同じ組み合わせ」でのガードだけ教えます。つまり相手が【1/12】【3回アタック】を出したら、自分も【1/12】【3回アタック】を出すという方法です。手札の中から、相手と同じカードを見つけるだけなので、このあたりは幼稚園の子でもできます。お子さんがガードを見つけたら、リアクション大きく悔しがってあげましょう。
STEP4 相手と同じパワー(攻撃力)での【カウンター】を追加
次は複数のペアで返す【カウンター】を追加します。たとえば、相手が【1/12】【3回アタック】を出した時に、【1/12】【1回アタック】&【1/12】【2回アタック】、2つのペアを出す方法です。パワー(分母)の数字が同じで、攻撃回数を合わせるだけなので、小学1年生でもできます。そしてカウンターを喰らったら、「やられたー」と大きなリアクションをしてあげましょう。
●それぞれの分数の関係性に気づいてきたかな?
こんな感じで遊んでいると、「1/12が3つで1/4と同じ」とか「1/8が4つで1/2と同じで、ちょうど半分」とか、ダメージバーの配置を通して、各分数の関係性に、気づいてくるはずです。そういう分数の特徴にわかり始めたら、本格的なルールに突入していきましょう。
STEP5 同じ大きさならば、違う組み合わせでもOKのルールに
ガードやカウンターをする時、同じ大きさであれば、どんな組み合わせでもOKという新たなルールを追加します。つまり【1/12】【3回アタック】に対して、【1/4】【1回アタック】でも返せるし、【1/8】【2回アタック】でも返せるということです。カウンターの時も同様に、同じになればOKとして行います。
約分通分、計算の説明はご法度!
ダメージバーのパズルでの「発見」こそが醍醐味です!
STEP5から少々難しくなりますが、この時に、いわゆる約分通分のしくみや、計算方法などは絶対に教えないでください。あくまで各分数の関係性は、ダメージバーのパズルで気づかせてください。
相手の1/2攻撃に対して、あれやこれやとパズルを試して、「1/3と1/6を合体させたら同じだ!!!!」という新たな組み合わせを自ら発見する。これこそが、このゲームの醍醐味であり、知育ゲームとして効果を発揮する瞬間です。
上手にヒントを出しながら、子供の発見を親御さんがアシストしてあげてください。
またSTEP5の技は、最初は「できたら超すごいテクニック!」くらいの位置づけにしておいてください。無理に見つけさせようとしたり、「なんでわからないの?」とかは絶対に言ってはダメです。
下写真は、1/3と同じになる組み合わせを探し中の娘(小2)です。1/5とペアになるバーを探しますが、なかなか見つかりません(笑)
STEP6 最後に「スキルカード」も入れて、より奥深い頭脳戦に!
概ねルールを理解したら、攻撃力を「2倍」にしたり、「1/2」にしたりする「スキルカード」を追加しましょう。ここでも計算はさせないでください。【1/2】に【1/3バリア】を使うと【1/6】になりますが、それもあくまでダメージバーのパズルで学ぶことであって、「分母で2×3して6になる」など野暮なことは教えないでください。
以上のようなことを気をつけると、分数という概念を何もつまずくことなく、やんわりと理解していきます。これで「分数アレルギー」の予防は完了しているので、学校の授業もより興味を持って聞けるようになるはずです。皆様も上手に活用できることを祈っております!
追記(10月14日)
なぜか大人がつまずくことも!? 難しく考えすぎないように
当ゲームは、小学1年生でも遊べるのですが、その一方で大人が難しく感じてしまうこともあります。その理由として、大人は約分・通分を知っているので、全部計算で求めようとするのですが、分数の計算があまりに久しぶりなため、序盤で頭がショートしてしまうケース。あとは、全部のルールを最初に知った場合、大人として最適解(一番良いガードやカウンター)を求めようと無理しすぎるケース、などがございます。複雑なカウンターは、上級テクニック、奥義、くらいに考えておいて、慣れるまでは簡単な返し方だけでやるのがオススメです。
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