最終トリックを取ると脱落するので、最後まで勝敗は分からない……けどぼろ負け(左下)
500円トリテと聞いてロクにルールも分からないのにうっかり買ってしまいました。ゲムマあるあるですね! このSmart500シリーズは500円で高品質を売りにしたシリーズとして、過去に「ナナジウム」を購入しており、満足していたのであんまり迷わず買いました。しかし、名刺サイズは箱に微妙に収まらないんだよなあ(スリーブないし)。悩ましい。
で、パーティーゲームであるという事前情報は知っていたのですが、遊んでみればコアの部分は割とスタンダードです。まあまんまトリテですからね。最後のトリックを取らないように手札をコントロールするゲーム(キュウリみたいなもんです)です。
で、途中のゲームでランダムに点数(プラスからマイナスまで)カードがあって、そのトリックを取ると一緒に付いてきます。つまりトリック毎の点数がランダムなので、そこでディール全体の計画を立てさせないようにするという、パーティ感を意図的に出すためのゲーマー的視点がここに垣間見えます。思ったよりこれ、ガチなパーティゲームだぞ!? 自分で言っておきながらめちゃくちゃパワーワード感ありますね!! しかも、ランクの強弱が逆転するカードが含まれているため、どうしようもない! これプレイした時、初めてシュティヒェルンをプレイした時にボコボコにされながら「なんだこの変態!」「変態! 変態!」と叫んだ時の気持ちを思い出しました。いやぁトリテ好きはみんなマゾだわ(拡大解釈)! そして私はマゾだったのでトリテに適正があったんですね……。
こういうアンコントローラブルなゲームを好む人と好まない人がいて、私はガチガチ過ぎるコントロールがっつり型のゲームが受け付けないので、このゲームは好きです。
私は過去に「知略悪略はパーティゲームだ」という主張をされたことがありますが、この主張に賛同出来て知略悪略が好きな人はマストバイですし、むしろ知略悪略みたいなプレイヤー個人の意図が結果に素直に反映されないタイプのゲームが苦手な人には全くお勧めしません。
後まあ、絵も可愛いのでハロウィンの季節に思い出したように取り出してみるなどの使用法もよいのではないでしょうか。