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伝統的なワイナリーがひしめくワインの銘醸地イタリア・トスカーナ地方。あなたは長いこと疎遠だった親から、そのワイナリーを相続することになりました。希望を胸に家族で移住しようと現地を訪れたあなたはしかし、愕然とします。残されていたのはワイナリーとは名ばかりの荒れ果てた畑と、古びてほとんど使い物にならなくなった施設だったのです。あなたは、一族の名誉、そして何より、自分と家族の生活のために、このワイナリーを再興しなければなりません。
幸い、あたりはワイン名産地としても名高い土地です。うまくいけば付近を訪れる観光客の誘致も可能でしょう。何より、亡くなった親がつきあっていたワイナリー関係者も協力を惜しみません。
あなたは四季を通じ、ブドウの樹を植え、畑を管理し、季節労働者の手を借りながら収穫します。そして残された最低限の施設を使いながらブドウを搾り、醸造し、熟成させて、ネゴシアン( 問屋) のオーダーに沿ったワインを出荷しながら、少しずつ収入と名声を獲得していかなければなりません。もちろん、施設を改修し、見学やテイスティングが目的の観光客を招き入れることも忘れないように。
あなたは美しい自然に囲まれた潜在力抜群のこのテロワールを充分に活用し、名生産者の仲間入りを果たすことはできるのでしょうか。
本ゲームは、ワイン作りを中心としたワイナリー経営をテーマとしたワーカープレイスメント型のボードゲームです。
※ゲームをよりプレイしやすく、また戦略的にするために、ワインづくりの過程が、典型的なワイン醸造法とは多少異なる手法で表現されている部分があります。
3人プレイ時限定にはなるかと思いますが、なかなか邪道で卑怯臭い戦法を思いつきました。この戦法だと、相手は20点にも届かずに負ける事が多かったです。(カード運がやや強めなゲームなので必勝法ではないですし、戦法が被ったら臨機応変に対応が必要ですが、、、、。)
狙いとしては
『春で1勝利点に駒を』
早めに風車と試飲室を建てて
『夏に観光客と植樹で2勝利点を』
つまり、『毎ターン最低3勝利点を』稼げる体制を早めに確率する事を目標にするやり方です。ワインは一本も出荷しないです。(出荷もできたらほぼ100パー勝つと思います)
具体的な流れとしては、初手では施設よりもお金を手元に置いておいて、可能であれば7点の畑を売る。
(畑は2つで十分です)
無理なら観光客で2金。
冬で可能なら2ワーカー。最悪1ワーカーを親方を置いて作ります。
次の1シーズンではお金を稼ぐ事、樹のカードを引く事、残りのワーカーを作る事に尽力します。
そしてワーカーが揃ったら、春で1勝利点を取って(3人だと他プレイヤーはカードやワーカーに行く事が殆どだと思うので多分取れます)
夏にさっさと風車とブドウ棚を建てて、引きまくった苗木カードを植えてボーナスの一点を貰います。
他のワーカーがカードを引くならお金を、お金が取られたらカードを取って、資金繰りをしていきます。
そして、収穫→醸造をし終わったら、試飲室を作ります。
後は、春で1点、夏で親方を惜しみ無く出して2点を取り続けるだけです。
余裕があれば、ブドウの売却のところのボーナスの1点も取れると尚良いです(通常のプレイヤーはワインを出荷しないです。しようとする為、こちらの邪魔をしようとするとワインの原料を処分する羽目になったり、引くべきカードを引く暇がなくなったりします。)
ここまで来たら、夏でワーカーを全部使っても構いません。
余ったら冬の訪問者を出してお金や設備、勝利点が出れば良し、といった感じです。
冬のカードに全く恵まれないとギリギリ差し込まれたりして負けましたが、それはどの戦法でも仕方ないと思います。
欠点としては、おふざけ縛りプレイなので作業感が強く、勝ってもそんなに嬉しくない事です(泣)
オススメはしません(笑)
今まで5回以上はプレイしていますが、負けなしです。
元々それほど勝負性が低いゲームではありますが、そうは言っても最後のシーズンまで行くとどうしたって勝ちたくなるのが心情というものです。
人数が少ない時は必須科目
①1年目で風車を建てる⇒1年目の植樹はしないで2年目から植樹
②2年目か3年目で試飲室を建てる⇒この回から必ず観光アクションを行う
1年目は夏フェイズで風車を建てること、冬フェイズで従業員を増やすことは必須です。
畑は1ポイントもらって7金もらってしまいましょう。
人数が多い時…。
かなり複雑な戦略になります。流れを読みながらとなりますが…。
①と②も頭に入れつつ、出荷を目指しましょう。
毎年、収穫しておくのは必須で、次の年の春フェイズに一番が取れれば1ポイントゲットの売却を狙う事。
ワインの出荷で勝ち点(ポイント)を狙うのではなく、半分は出荷以外で獲得することです。
後半3年~4年で出荷できればOKくらいのつもりでやってみると良いと思います。
これも経験者と未経験者とでプレイに差が出るゲームです。
これを仕方無いで済ます人とは私は絶対にゲームをしません。
説明をしても理解度は人によって違います。
そしてその違いはゲームに決定的な影響を与えます。
これがクリア出来ていないうちは重いゲームをすべきではありません。
あなたにはその資格がありません。
重いゲームをするなら、インストにそれなりの準備が必要になります。
ルールの文章をただ読んだだけで、「インスト終了」などという輩は何処かへ行ってしまえ!
ルールの均質な説明が出来なさそうならば、ゲーム上でボーナスを付けたり、ルール理解度の弱い人を常にチェックしていて提案や提言をどんどん行っていくべきです。
また、さりげなく後押しするなどの行為も必要でしょう。
自分がこのゲームをしたいからインストを適当でもいいからプレイするというのは最低の行為です。
このような事をしていくと、ボードゲーム人口も減り、いずれ業界自体も衰退するでしょう。
ゲームの評価:☆☆☆☆☆
凡例:
★★★★★:傑作!是非時間をひねり出してでもプレイしましょう♫
★★★★☆:秀作!出来る限りプレイしましょう♫
★★★☆☆:良作!可能ならばプレイしましょう♫
★★☆☆☆:佳作。機会があったらプレイしてもよいかも。
★☆☆☆☆:普通。時間が余っていればプレイしてもよいかも。
☆☆☆☆☆:駄作。プレイするだけ時間の無駄。
評価はあくまでも個人の感想です。
素晴らしいインストを展開できれば違う感想になったかもしれませんが、現状ではくそ以下です。
このゲームはワイン農家となってブドウを育てたり、ワインを醸造して勝利点を稼ぐゲームです。
よくあるワーカープレイスメント系のゲームですが、最初に父親と母親カードを引き、それによって初期手札や所持金など受け継がれたモノが人によって異なる点だったり、ゲームタイトルのワイナリーの四季というように春夏秋冬毎に出来るアクションが違ったり、世界観が細かくて些細な事だけど、こういう細かな部分が個人的にはとても楽しく感じられました。
最初はワインに関してあまり知識がなかったので複雑そうな印象を受けましたが、遊んでみると全然そんな事はありませんでした。
今回は初プレイで探りながら遊んでいたので、次は無駄なアクションはしないようにして、訪問者カードも出し惜しみせず積極的に使用するなどして、もっと上手く立ち回りたいです。
【まえがき】
2013年にStonemaier Gamesから初版が発売され、翌年拡張とともに第2版が発売、2015年に拡張の1部を含めたエッセンシャルエディションとして、Viticultue Essential Editionが発売されました。そして2017年には国内メーカーから日本語版が発売され、現在日本語版が国内流通しています。拡張も1部抜粋したTuscany Essential Editionが発売されており、日本語版も予定されています。
プレイヤーはワイン農家経営者となり、自分の農場の設備を整え、ぶどうの樹を植え、そして収穫・醸造を通してワインを作り、出荷することで点数獲得を目指します。他のゲームと大きく異なるのは特殊効果を持つ訪問者と呼ばれるカードで、多数の効果が用意されています。
【ルールの簡単な説明】
※簡易的な説明に留めています。
ゲームボードは、ゲーム中に行えるアクションを表していて、季節(夏と冬)ごとに行えるアクションが分けられています。またプレイヤーボードは自身の農場の状態を表していて、植えられているぶどうの樹や、収穫したぶどう、醸造したワインの保管庫、そして農場に今ある設備を配置するようになっています。
プレイヤーボードには最初3つの畑があり、この畑に植樹カードを並べてぶどうの樹を植えます。3つある畑は売却アクションで売ることもでき、また買い戻すこともできます。収穫したぶどうは品質ごとに保管庫で管理され、これらのぶどうから醸造されたワインも品質ごとに保管庫で管理されます。そしてぶどうもワインも寝かせることで熟成され、品質が1段階ずつ上がるようになっています。
農場の設備には植樹するための条件となるぶどう棚や貯水タンク、秋に余分にカードを引ける宿屋、植樹するごとに点数が得られる風車、観光客が来たときにさらに勝利点が得られる試飲室、植えたぶどうの樹を取り除いたり収穫することができる農具、そして保管できる品質を増やすセラーの拡張があります。
ゲームは春、夏、秋、冬の4シーズンと年末の5フェイズに分かれていて、1年(1ラウンド)を表しています。
春フェイズではこのラウンドでのプレイ順を決定するために、スタートプレイヤーから時計回りの順番でプレイ順を選択します。1番目は特典はありませんが、2番目以降はカードを引ける、お金を得るなどの得点があります。
夏フェイズでは春フェイズで決定した順番で、プレイヤーが持っている労働者と親方コマ1個をゲームボードのアクションエリアに配置することで、アクションを行います(配置したコマは年末になるまで戻ってきません)。これを全員がパスするまで繰り返します。
夏フェイズで行えるアクションは、ぶどうの樹を表す植樹カードを引くアクション、そして手持ちのぶどうの樹を自身の農場の畑に植えるアクション、自身の農場に設備を建設するアクション、ぶどうの売却および畑を売買するアクション、手持ちの夏用の訪問者を使うアクションがあります。
秋フェイズでは春フェイズで決定した順番で、夏用の訪問者または冬用の訪問者のカードを1枚引くことができます。
冬フェイズでは春フェイズで決定した順番で、プレイヤーが持っている労働者と親方コマ1個をゲームボードのアクションエリアに配置することで、アクションを行います。夏フェイズで自身の労働者と親方コマを使い果たしている場合は、何もすることができません。これを全員がパスするまで繰り返します。
冬フェイズで行えるアクションは、自身の畑に植えているぶどうを収穫するアクション、手持ちのぶどうからワインを醸造するアクション、ワインを出荷するための注文カードを引くアクション、注文を満たすように手持ちのワインを出荷して勝利点を獲得するアクション、新しい労働者コマを雇用するアクション、手持ちの冬用の訪問者を使うアクションがあります。
最後に年末フェイズで配置したコマの回収、ぶどうとワインの熟成、付加価値による特別収入を得て、次のラウンドへ移ります。
いずれかのプレイヤーが20勝利点を越えるまでラウンドを繰り返し、ゲーム終了後に最も点数が多いプレイヤーが勝利します。
【感想】
1回プレイしました。
ゲーム内容自体はワーカープレイスメントに分類されるゲームで、プレイ順の決定方法、アクションの内容やアクションの選択方法はわりとよくあるルールだと思います。ですので、これらの部分では特徴的なものはありません。
アクションが大きく夏用と冬用に分かれていてフェイズも2つに分かれていますが、アクションのグループ化も他のゲームで見られるルールですので、特に新しいものではありません。
このゲームを大きく特徴づける部分は、「訪問者」と呼ばれるいろいろな特殊効果があるカードを使うところだと思います。「訪問者」カードも夏用と冬用に分かれていますが、すべて異なる効果を持っています。さらにこれら「訪問者」カードには、効果の強弱があります。中には、場面によっては強すぎるカードも含まれています。
そしてカードの効果は、他のゲームに比べると派手な効果が多いです。訪問者カードを使わなければ、恐らく他のプレイヤーから遅れることになるでしょう。そのため毎ラウンド、訪問者カードを使用するアクションはすぐに埋まるほど人気が高く、春フェイズでのプレイ順選択では特典よりもプレイ順の早さが重視されていました。
確かにカード効果は派手で面白く、通常のアクションを行うより効率がいいのですが、残念ながら私が見る限りバランスが良いとはとても言えません。そしてこれらのカードは山札からランダムに獲得しますので、カードの引き運がかなり強いと言えます。強い効果の訪問者カードを多く引ければ、かなり有利にゲームを進められると思います(もちろん、それだけで勝てるほど甘くはありませんが)。
またゲームが始まった頃はプレイ順の選択で後手番を選ぶことで得られる特典が考慮されていましたが、ゲームが進むにつれて1手番でも早くなるようにプレイ順の先頭から選ぶように変わっていました。訪問者カードを確実に使うためというのが理由なのでしょうか、これでは後手番を選ぶための理由となる特典の意味がありません(卓に参加している人によって、何を重視するかは変わるのかもしれませんが)。また各アクションには特典付きのスペースがあり、これも手番を早くしたいという理由になっていると思います。手番順の決定による特典を生かすのではあれば、アクションスペースの特典は不要だったのではないのかと感じます。
さて、ここまで不満を述べましたが、では全く面白くないのかというと実はそれでも面白かったというのが率直な感想です。人によって感じ方は異なると思いますが、これらの効果が派手な訪問者カードを許容できるかどうかが、このゲームを面白いと思うかどうかに繋がると思います。派手な効果で一気にお金や勝利点が得られるのは、正直気持ちがいいものです(私は許容できる人間だったのでしょう)。逆に堅実な経営ゲームを期待している人は、がっかりすることになるでしょう。
核となるワイン農場の経営に関してはしっかりと作られているため、効果が派手なカードさえ許容できれば、十分にこのゲームを楽しめると思います。
「ちょ!俺もブドウ収穫してワイン作りたかった・・・って、俺の出来ることねぇ!!」
なんて事を言ってしまう程に熱中してしまう魔性のゲーム、ヴィティカルチャー。
エッセンシャルエディション(通称EE)から、ちょっとした拡張が入り皆のスタートの所持金やら初期設備が違う状態でのスタートを切る事が出来るようになりました。
それによって、お金の余裕が出来て設備投資だったりワーカー育成への投資だったりが楽になりました。
・・・まぁ、プレイ人数によって配置できる人数が決まってるんですけどね(ボソッ
しかも、年末にならないと配置したワーカー帰ってこないし(´・ω・`)
「埋まってる設備を使用するために、大ワーカーを使うことも出来るけど・・・それ使うと、後の季節で使えないしなぁ・・・」
なんてジレンマが生まれたりもして、でもそんなジレンマも面白かったりして・・・。
ワイン農家の苦悩を味わいましょうwなんて誘い文句でやっております。
男女問わず、好印象なゲームですね。
ミープルも凝ってるので、「すげー!!」だったり、「可愛い!」なんて単語も飛び交うのもお約束です。
1ラウンドが1年なんですが、大体8年(8ラウンド)やると決着が着くので体感的にはあっという間と言う印象を受けました。
なんだかんだ、僅差であったり逆転される事もあるので本当に1日中遊んでいられるゲームだと思います。
ワーカープレイスメントなるものを体験してみたく、それほど時間がかからず、ルールもさほど難しくなさそうなものを探していると、このゲームを購入しました。
かわいいコマとボードを見ながらゆったりと四季を通じてワイン造りに勤しむことができます。
せっせとぶどうを作りながらワインを醸造し、出荷していく過程で現れる、今までの苦労はなんだったんだと思わせる強力な訪問者!
レビュー等で噂には聞いていましたが、なかなかに有能な人たちが揃ってます。
カードの引き運はありますが、引いたカードによって戦略を立てていくので、毎回違う展開が見られる、何度も遊びたくなるゲームです。
訪問者カードと受注カードによっては、中盤まで一切得点を得ず、終盤で一気に20点取ることも可能です。
ただ、白ぶどうカードが一切引けなかった時は、発狂しそうになったなあ・・・
デザイナーは『大鎌戦役 サイズ』のジェイミー・ステグマイアー。
親から相続したイタリア トスカーナ地方の古びたワイナリーを再興させるワイナリー経営ゲーム。
1ラウンド(1年)が春夏秋冬のフェーズに別れていて基本的はブドウの苗を買う、ブドウの苗を畑に植える、ブドウを収穫する、ワインに醸造する、出荷するというワインを生産する流れ。 また、いろいろなワイン生産の為の設備を建築する流れ。がありこれをワーカープレイスメントしていく。
これだけであれば、ほのぼのした感じで、ゆっくりワインを生産して売って勝利点を稼ぐゲームになるが、このゲームは秋冬にワイナリーを訪れる訪問者(カードが超絶強力でこのカードだけで極端にいえばワインを一切作らなくても勝ててしまうこともある。
拡張版トスカーナがこのあたりを上手く調整しているのでこちらも今度は遊んでみたい!
★9(個人的10段階評価)
名作ワーカープレイスメントゲーム。
正直客観的評価だけならもう少し点数下げる程度には、システム的なバランスの悪いゲームではあるのですが。
個人的にはそれを補って余りある程に「楽しい」ボードゲームなので、この評価です。
ブドウの樹を植え、収穫し、熟成させ、ワインを作り、出荷する。
四季の名の通り、出荷に至るまでは中々の工程を必要とするゲームです。が、意外とまどろっこしさはなく、テーマ性もあってかどこか牧歌的な空気で楽しめる良いボードゲームです。まあ終盤はひりつきますが(笑)。
ただ基本的には何をするにもランダムでドローする各種カードが必要になり、そのカードに明確な強弱があるため、どうしても運ゲー化してしまう部分があるのも事実です。ここは本当に好みの別れるところ。
しかしカードに強弱や当たり外れがある故に盛り上がる部分も少なからずあり、そこを許容出来るならばとても楽しいワーカープレイスメントゲームだと思います。少なくとも私は「好き」が勝ります。
拡張のトスカーナを入れるとこの運部分が多少緩和されるため、もしカード運部分が気になるようでしたら、そちらの導入を強くお勧め致します。個人的にはマストバイ拡張ですが、最初から入れる必要はないかなとも思います。要素も多くなってはしまいますしね。
なにはともあれ、一度はお試し頂きたい名作の一つです。
まずワイナリー経営というコンセプトに惹かれる。
美しいコンセプトに則って、コンポーネントもかなり手がこんでおり、
全体ボード、プレイヤーボード、カードの絵柄はもちろんのこと、
各施設を表すコマにも手が込んでるなぁーとデザイナーの粋が感じられます。
ゲームの進行はよくあるワーカープレイスメント。
序盤は様々施設や人員を揃えるための資金繰りにかなり時間を費やし、
誰もなかなかワインが出荷できずに1年目2年目が過ぎていきます
が、一度ワインを出荷できる体制が整うと、加速度的に終盤にもつれ込む感じ。
他プレイヤーのスピードに乗り遅れないように選択と集中を見誤りたくないところ。
カタンとかなら誰かが規定のポイントに達するとそこで終了になりますが、
こちらはそのターン全員が行動を終えるまで勝敗が決まらないので、
あとなんとか一点でも稼げないかと、ボード上、手元のカードとにらめっこをする
ぎりぎりの中で打開策がないか模索する感じがゲームの行方をわからなくしていて楽しい。
特別カードはとても豊富でかなり協力。
一つのカードでも効力が二つあり、そのどちらかを選ぶか、お金を払ってどちらもするかなど
戦略を立てる上で様々な可能性が広がります。
久々に重ゲーを買ってあたった!と思った良ゲーです!
ワインを出荷するガチゲーかと思いきや訪問者カードがそれをぶっ壊してゆきます。
カードに特化した友人が勝ってました。
あたしよりワイン出荷してないくせにー(笑)
なのでカードの効果によって左右されるゲームでもあります。
私の周りでは重げーの中で1番稼働する率も高いですし人気のある作品です。
ただスタピが反時計回りに移動して時計周りに計画するのがいつもごっちゃになる。
プレイヤーはヨーロッパのワイン農家となり、農家の発展を目指します。
家族をボード上のアクションスペースに派遣してアクションを解決する為、
ワーカープレイスメントゲームの一つとなります。
ただ、ワーカープレイスメントゲームではありながらも、ボードはそこまで大きくないため、
アグリコラのように広いテーブルの準備は不要です。
.
土地の売却や農場ツアーを主催してお金を集め、家族(労働者)を増やし、
葡萄苗木を入手し、畑に苗木を植え、実った葡萄を収穫、発酵熟成を経てワインの生産、
最後には注文書に応じた品質のワインの出荷する流れをゲームで行います。
.
ワインの出荷など、評判の上がる行動をとった場合にプレイヤーは勝利点が獲得でき、
誰かのプレイヤーが目標20点を獲得した時点でゲーム終了のトリガーが引かれ、
そのラウンドの終了まで進めた後、ゲームが終了します。
1ラウンドは「春、夏、秋、冬」の4フェーズに分かれており、それぞれが「計画、苗木入植、休憩、収穫/出荷」と役割が決まっております。
実際のイメージに沿ったラウンド設計がされていますので理解しやすい印象です。
.
収穫した葡萄は保存すると発酵し、1ラウンド経過する度に熟成が1段階成長し、より高品質のワインに成長していきます。
低品質な苗木も熟成を進めれば高品質な苗木と同等の品質になるのも戦略性が高く、ワインという性質特有の面白い要素です。
ワインにも「白ワイン」「赤ワイン」「ロゼワイン」「スパークリングワイン」の種類があり、
注文書に応じてどのワインを生産していくか経営戦略を組み立てます。
また、苗木・注文書・夏アクション・冬アクションがそれぞれカードとなっており、
赤葡萄・白葡萄の苗木が手に入るバランスも運次第ですし、受け取れる注文書も運次第です。
このほどよいランダム性が毎回のゲームを同じ展開にしないアクセントとして働いています。
ワーカープレイスメントは性質上、熟考しやすく燃えるゲームになりがちですが、
ゲームの雰囲気は非常にまったりとしているため、和みながら農場経営ができ、苦しさ・厳しさはあまりございません。
(夏・冬)アクションカードにも、プレイヤーへの直接攻撃のようなギスギスとしたものはなく、
比較的、協力系の効果が多いです。(例:他のプレイヤーは○○してもよい。○○したプレイヤー一人につきあなたは勝利点1を得る)
ワーカープレイスメント物。
春に年間計画を建てる、という名目でプレイ順を決めます。手番が決まった時点でお互いに持っているカードの種類と枚数はわかるので、手番が遅い人は早い人と被らないように年末までの自分の行動を先に決めていくのが面白いです。
ゲーム序盤は資金調達をしてワーカーと施設を増やす事に集中、中盤はワイン作り、終盤は出荷で VP を稼ぎます。
訪問者カードはよく使われる他のアクションゾーンにワーカーを出せない時でも空いている時が多いので、アクションゾーンが埋まってやる事がないーという事にはならないようになっている。そして強力。
積極的に他のプレーヤーを邪魔するような駆け引きは薄いですが、それぞれのアクションゾーンを使える枠が決まっているので周りも気にしながら自分のワイナリーを育てる必要があり、これが大変楽しい。
1人プレイモードもあり、6人まで対応。ただし慣れても1人あたり 20 分以上かかるのでダウンタイムは短くないです。
ボードゲームを1,000個以上持っているユーザー視点で良かった点と悪かった点の両面から紹介します!
ワイナリーの四季は、自分の駒を配置してその場所のアクションを実行していく、いわゆるワーカープレイスメント形式の面白いボードゲームです!
どのアクションを選択し、どのアクションを優先させるのか、毎回頭を悩ませます。ただブドウの樹を植え収穫しワインを作り販売、施設を拡張し、駒を増やし、やることを増やしていき、よりいいワインを作れるようにする、というようにやることが明確なので分かり易いです。テーマ性に非常にマッチしているので、世界観に入りやすく、迷子になることもないかと思います。ゲームに慣れてきたら、ぜひ遊んでもらいたいと思うゲームの1つです。
あえてマイナス点を挙げるとしたら、準備と最初のルール説明が大変かもということでしょうか・・・
ワイナリーの四季の簡単なゲームの流れとルール解説はこちらをご覧ください!
昔まだ日本語版が出ていないときにやって以来、久しぶりに日本語版をプレイ。
前半
・毎ターン1人ワーカーを増やす(飯を食わないワーカー。安い)
・施設はあまり立てず。特殊カードが使えそうな使えなさそうなやつで、毎回手札上限にひっかかった。
・畑は1つ売り払ってその後買い戻さず。
・ワーカー置くとこはわりと余裕があった感じ。
・お金カツカツ
後半
・ワイン置き場を最大まで改築。
・冬フェーズのワーカー置き場が毎回コミコミでなかなか思ったところに置けず・・・。
・終了のフラグは自分が切ったものの、その後ワインを売れず。。
・お金はわりとあまった
特殊効果がいろいろあって、カードを引くのが楽しい。
カードがかなり強いものもあった印象だから、もっとカード活用できてもよかったな。
畑は2つで十分な感じだったけど、実際には畑3つの人が勝ったから、3つあったほうがいいのかな?
またやりたい!
2回ほどプレイしたので感想。
1回目のプレイではどうすれば良いのか分からず、肝心のワインを作るのが遅れて一回も出荷できずに終了。さすがにコレはマズいと2回目はなるべくはやくワインを作るようにコントロールしました。3人プレイだったこともあり、割とスムーズにアクションコマをおけて無事に収穫、醸造。そのまま出荷で勝ちきりました。
ワインにしろ、ブドウにしろ、1年の終わりに熟成が入るので、とにかく作っておけば有利になるように感じます。あとはカードの引きですね。いいブドウのカードが引けることはもちろん、自分の畑の状況とマッチした出荷カードがないとかなりつらいです。赤も白も同じぐらい用意したいところですが、なかなか難しい。
序盤は労働者の訓練や施設を建てるためにお金が必要ですが、後半はあまり使わない上に得点にならないので、序盤と後半でワーカーの使い道は切り替える必要があります。
その辺も含めて初見だとやや難しいですが、一度遊んで慣れてしまえば、意外に出来るアクションが少ないので無理なく遊べます。
四季をモチーフにしたアクションの移り変わりがすごく良く出来ていて、1年の移り変わりを眺めながら楽しく遊べました
先日手に入れたので早速やってみました。
細かいルールやレビューは他の方が多くされているので、率直な感想とかを。
ワイナリーの四季は初プレイ説明込みで2時間程度、ルールも非常にスッキリしてて、ゲームに集中出来ました。
印象的だったのは理不尽なほど強い訪問者カード。
畑に葡萄植えなくても結構点数稼げてしまうのは衝撃的でした笑
もはやワーカープレイスメントっぽいカードゲームと言うべきか、、
とはいえ、ワイナリーらしくワインの生産をちゃんとやれますし、ワインの生産のポイントで勝つことも出来ます。
まじめに生産者に徹してみても面白いし、訪問者の力をフル活用して他のプレイヤーを出し抜いてもいい。
説明込みの時間も長すぎず、ボリュームもコンポーネントも満足できるとても良いゲームでした。
ワーカー大好きな人はもちろん、ワーカー苦手なんですよーって人是非遊んでみてください。
色々ワーカーのイメージ変わると思います^_^
もうワーカープレースメントの代表作の1つといってもよい、ワイナリーの四季。
2013年海外で発売され、そのころから評判の良いゲームとして知られていましたが、2017年初頭に完全
日本語版が発売されてからはその人気は不動のものになったといっても過言ではありません。
なんといってもワイン農園を受け継ぎ、そこでワインの製造を行うという非常にわかりやすいテーマ。テーマ
から想像できる通りのシステム。見た目と同様牧歌的でM的な要素の少ないプレイ感、と、ワインをたしなむ
ような大人にぴったりの内容であることが人気の秘密だと感じます。
特徴や気になるところを列記します。
〇アクションスペース、資源などに強いカツカツ感はなく、比較的自由にプレイできる。
〇アグリコラと同様に、ゲームの核をなすのはカードである。これにより多様性を生み出しているが、カードの強さにばらつきがあることはよく指摘されている。さらに、ワイナリーではゲーム中に山札から獲得していくことになるため、アグリコラのようにドラフトによる運要素の緩和が図れない問題がある。
〇あまり強いインタラクションはなくソロ感が強い。その割には嫌がらせのようなカードが存在する。
〇複数の拡張が日本語版で発売されており、かなり評判の高い拡張もある。だたし原語版と若干内容が異なるものがあるのがややこしい。
〇基本ゲームで2-6人の幅広い人数でプレイできる。BGGでは3-4人がベスト、2人、5人が推奨、6人は非推奨となっている。2人でも楽しめるのは大きな利点の一つ。ソリティアもできる。
〇国内版流通が潤沢。再販されてはプレ値がつくあのゲームとは異なり、精神的に良い。
カードを使用するのは楽しいですが、カードの引き運に左右される度合いがやや強めであることは気になりま
した。とはいえそれが勝敗を決める決定的要素にはなりませんし、なんといってもこのテーマは多くの人に受
入れやすいものだと思います。
2020年6月時点でBGGでのランキングは22位。これはこのようなタイプのワーカープレースメントでの筆頭と
なっています。ウェイトも3弱で本格的なワーカープレースメントとしては遊びやすい部類です。
がちがちの本格派、というわけではありませんが、幅広い層におすすめできる傑作です。
また、新規にアプリも発売されているようです。
評判通り、非常に面白いワーカープレイスメントでした!
他の駒が置いてあっても、無視してアクションできる駒を1人1つ持ってスタートする事と、ワーカーの維持に食料等のコストが掛からない為、他のワーカープレイスメントに比べてのびのびプレイできました。
ワーカープレイスメント初体験の人でも楽しめるんではないでしょうか?
拡張の評判が大分良いですが、個人的には基本ゲームだけでも十分名作に値すると感じました。
4月17日追記:
あまりに面白いので、友人が所持しているのですが私も買ってしまいました。拡張も買えるといいなぁ
☆個人的評価☆超良い
パパとママの残してくれた
コンポーネントやゲームプレイが雰囲気たっぷりで、とても素晴らしいワーカープレイスメント(労働者を配置して決められた利益を得る)ゲームです♪
プレイヤーは両親から引き継いだ荒れ果てたブドウ農園を再建して、様々な訪問者や観光客を呼んだりブドウの木を植樹して育てワインを作り出荷をすることで名声(得点)を稼ぎ競い合います。
プレイヤーは最初に両親を決めて、それにより現在のブドウ農園の状態が決まります。もうここから雰囲気バッチリで面白い♪
1ラウンドは「春・夏・秋・冬」の4つに分けられ
春→1年の計画決定、プレイする順番と各種カードや一時労働者入手などボーナス
夏→ブドウの木カードの入手と植樹、建物などの建設、観光客や訪問者の来訪
秋→訪問者カードの入手
冬→ブドウの収穫や醸造、ワインの出荷や関連カード入手、労働者を増やす、訪問者の来訪
と、それらをこなして名声を稼ぎます。
他の方もレビューで書かれていますが、このゲームはワーカープレイスメントとしての機能も素晴らしいですが各種カードの影響も強く、どんなに綿密な計画を立てて労働者を派遣し推し進めても思い通りにならない事があります。その点で(ワーカープレイスメントゲームとして)好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は誰にでも勝つ可能性が見えてくるので面白いなぁと思いました♪
現在は日本語版が発売されているこのゲームですが、今年(2018年)に拡張ルールも日本語版が発売される予定で、それを使うと更に面白くなります。それが今から楽しみです♪
お酒に関連するゲームが好き、農場などの雰囲気が好き、何かを経営するゲームが好き、そんな方は楽しく遊べると思います。ぜひ遊んでみてください♪
それでは、お互いに楽しく素晴らしいゲームライフを!
未経験者1人、残り3人経験者ですがおよそ半年ぶり位のブランクがあります。
今回は拡張を含まない無印のみでのプレイです。
プレイ時間は説明1時間、プレイ3時間の4時間でした。
3人は植樹からワイン出荷という流れの中、私は全部の畑を売却してカード便りプレイをしました。
結果として2位の17点でした
やはり無印では序盤は夏に集中し、終盤は冬に集中、特に出荷アクションはヤバいくらい集中します。
ゆえ終盤ほど手番順が重要でそこが面白いところです。
ただ毎回そうなることが多いため、やはりトスカーナ拡張は必須であると思います。
ぶどうを植えて収穫し熟成させたワインの出荷を競う牧歌的なワイナリー経営ゲームです。大地に生き、その恵みを謳歌する。デスクワークに疲れた現代人には実に魅力的な箱庭ゲーム。そう思ったあなたは既に作者(J.Stegmaier)の術中にハマっています。
プレイすればわかります。地道にワインを作っても、都会からの訪問者(カード)を味方につけた他プレイヤーに圧倒される。ワイン農家はただの一次産業じゃない。評論家や芸能人を満足させ、◯報堂や電◯とコネを作り、テレビや雑誌にばんばん露出して牧歌的なモノづくりイメージをブランド化すればワイン売るしか能がない他の農家なんか軽くふっとばせる!
つまり本作は、田舎暮しに憧れながら冷暖房完備した室内でボードゲームに明け暮れる私たちへの強烈な皮肉をシステムに落とし込んだ怪作であり、カードが強すぎるのではなく農村を食い物にする都会が強いんです。たぶんw
3年寝かしたワインを出荷するより、評論家にワインあげたりブローカーに金払う方が手っ取り早く勝利点をもらえます。ただしカードに頼ったプレイは不安定になりがちで、その匙加減がすばらしい。
都会に媚び売るもよし、農の力を集めて(農業系訪問者も豊富です、強くないけど)金満ワイナリーに対抗するもよし。アグリコラ系箱庭ゲームへの揶揄を優しいワーカープレイスメントと強カードマネジメントの接合によって面白さに昇華したワイナリーの四季、おススメです!
あ、「皮肉なんか知らん!のどかな農業ゲームがやりたいんじゃ!」という方は是非ラインガウ拡張を入れてください。業界人去りますw
ワイナリーの再興。施設を整え、訪問者をうまく使いつつ、ブドウの樹を植えて、収穫して、醸造して、出荷する。
ワインのことには詳しくないのだが、ああ、ワインってたしかこんな感じで作るんだよなーっていう感じを味わいながら楽しめる。ブドウの樹には品種名が記載されており、「ああ、シャドルネ(正しくはシャルドネ 子供に指摘される)ね、あれはおいしいなー」なんて知ったかぶりもできたりする。収穫したブドウや醸造したワインは年を越える毎熟成しグレードをあげていくのもそれっぽい。ワインの出荷はワインの種類とグレードに指定があるため、注文にあわせてブドウやワインセラーを管理するおもしろさがある。
ワーカープレイスメントにありがちな「ワーカーへのお給料」が不要なため資産運用で詰みになる恐れがなく、伸び伸びと自分の作りたいワイナリーを形にしていくことができる。訪問者カードが強力で特殊効果の処理に多少時間を要するが、盛り上がる効果が満載なので問題ない。90分いけるのなら初心者にも安心して勧められる。
ゲームは勝利点20を誰かが越えた時点で最終ラウンドとなり、最も勝利点の高いプレイヤーが勝利する。勝利点は時間に比例せず、終盤急激に延びる。終了のタイミングを予測しておかないとあっけなく出し抜かれてしまう。5点で中盤、10点こえたら終盤くらいの感覚。この加速感のある得点感覚がすばらしい。十分にしゃがんだプレイヤーの逆転劇もあり非常に盛り上がる。カードの引き運要素は多少あるが、であるからこそファミリーストラテジーの傑作。
基本的にはワーカープレイスメントの皮を被ったカードゲームです。
特に来訪者カードはどれも強力で回りがよければワインを1本も出荷せずに勝利なんてこともあります。
ですので、よりワイン造りの雰囲気を楽しむためには拡張のマップを使用することを推奨します。
こちらは終了トリガーの点数が引き上げられ、ボードの先着ボーナスが増えたことにより相対的にカードパワーが
抑えられています。序盤の金回りの苦しさや建築の混み合いも改善されゲームバランスが大幅に改善されています。
ブドウを植樹して収穫して醸造してという長い作業やワイナリーの大きさなどで作れるワインのレベルを高くしたり。。出荷までの道のりが長く、他プレイヤーへの妨害がほとんどないので、いかに早くワインを出荷できるかドキドキしながらプレイしました。
長い行程の分、出荷したときの喜びはとても大きいです。
訪問者カードという補助的な効果で、一気に状況を有利にしたり、ボードで見えているところからいきなり得点が高くなるなど、ワインを出荷する頃にはもう終盤なので、もう少しワインを出荷したいなーと思ったところで終了という感じです。
あの状況から逆転?もう一回
という感じで何度かやりたくなるゲームでした。
『1人でワイナリーの四季』両親から受け継いだ、寂れたワイン農園を盛り上げよう!
ソロプレイの方法をまとめておきます。
植樹、醸造など様々な行動が書いてあるマスに、早い者勝ちでコマを置いて選んでいくゲーム、
1人で遊ぶ場合は「オートマカード」で示されたマスが先に埋められてしまいます。
ゲームは7ラウンド(7年)で終了、それまでに目標の点数(基本は20点)より多ければ勝利です。
<4色のカードの説明>(細かな用語は追々説明します)
緑カード(ブドウの樹カード)カード下、赤丸/白丸の中に書かれた価値の、赤/白ブドウが収穫できます。
カード左上に灰色のシルエットが書かれていたら、予め対応する設備を建てておかねば植えられません。
紫カード(注文カード)冬の出荷アクションで、左上アイコンで示された価値以上のワインを支払います。
(赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン(ピンク色)、スパークリング(細いグラス)) 報酬として、左下に書かれた勝利点と、右に書かれた付加価値がもらえます。
黄/青カード(夏季/冬季訪問者カード)使うと基本ルールすら超える効果があります(カードの記述優先)
(他のプレイヤーが使った時に利益を得られるカードを引いた場合は、捨てて引き直します)
<ゲームの準備>
1)6色あるコマの内、自分の色と、オートマカード(以降オートマ)の色を選びます。
2)ガラスコマ(主にぶどう、ワインとして使います)、お金(単位はリラ)を取りやすい場所に置きます。
3)大きな「ゲーム盤」を用意します
緑、黄、紫、青のカードをそれぞれよくきり、上辺の対応する場所に置きます。
勝利点マーカー(円柱)を下辺の勝利点表に置きます(自分の色は0点、オートマは20点)
ワインボトルの形をした自分の色のコマを、右下方の付加価値表の中央に置きます(付加価値0を示しています)
左下方の起床計画表の1~7各段に、ガラスコマを1つづつ置きます。7段目には灰色の人型コマも置きます。
4)小さな「ワイナリーボード」を1枚用意します(以降ワイナリー)
ブドウ畑カード(価値合計7以下、6以下、5以下)を各1枚づつ、売却済みと書かれていない方を表にして、 上辺の対応する場所に置きます。
パパカード、ママカードをよくきって1枚づつ引き、カードに書かれている資産を得ます。
(親方(大きい人コマ)、労働者(人コマ)、四色カード、お金、施設コマ(シルエットと同じ形のコマ))
親方と労働者は利用可能な労働者コマ置き場へ、施設コマを得られたらワイナリー上の対応する場所に置きます。
5)手に入れる前の労働者や施設、オートマ色の労働者は、ワイナリー外の空いた場所に置きます。
6)オートマカードをよくきり、裏にして空いた場所に積んでおきます。
7)他の物は使わないので、箱にしまって大丈夫です。
<1年の流れ>
春、夏、秋、冬、年末の手順を行います。これを7回繰り返したらゲーム終了です。
1)春
起床計画表1~7の内、まだ選んでいない所から、置かれているガラスコマと、右に書かれたボーナスを得ます。
(上段より、無し、緑カード、紫カード、お金1、黄または青カード、1勝利点、その1年限り使える労働者)
ガラスコマが置かれてない場所は既に選んでいるので、再度選ぶことはできません。
2)夏
オートマカードを1枚引き、黄緑または黄の欄で示された、ゲーム盤上のアクションゾーンにオートマ用の労働者 を置いてふさぎます。(ピンクのTマークが付いている項目は拡張版用なので今回は無視します)
空いている黄色マスと市場マス(あればワイナリーの農耕馬マスも)に、労働者を置いてもよいです。
3)秋
訪問者カード(黄または青カード)を、どちらか1枚引けます
4)冬
オートマカードを1枚引いて、赤または青の欄で示された、ゲーム盤上のアクションゾーンにオートマ用の労働者 を置いてふさぎます。(夏同様Tマークは無視します)
まだ労働者が残っていたら、空いている青いマスと市場マス(あれば農耕馬マスも)に置いて使い切きります。
5)年末
熟成:ワイナリーの圧搾場に置かれたぶどうコマ(ガラス)それぞれを、1つ大きい数字に動かします。
ワインセラーに置かれたワインコマ(ガラス)も同様ですが、4以上に熟成させるには中規模セラー、
7以上にするには更に大規模セラーも必要です(条件に満たなくても無くなりません。熟成しないだけです)
回収:労働者コマを自分、オートマとも全て手元に戻します(灰色の労働者はその年限りなのでもう使えません)
追加収入:ゲームボード右下の付加価値表に示されたお金を得ます(0~最大5リラ)
手札調整:使っていない手札は7枚までしか持てません。超えた分はどれか選んで捨てて下さい。
<労働者の配置>
ゲーム盤の各種アクションゾーンそれぞれに3つのマスが書かれていますが、今回は左端の1個しか使えません。
マスにおける労働者は1コマだけ。ただし親方コマだけは、マスがふさがっていても置けます。
労働者を置いたマスのアクションを実行します。この時、春に得られたガラスコマを1個払うことで、中央のマスに書かれたボーナスを得ることができます。ガラスコマは貯めて置いて別の年に使うことも可能です。
(アクションとボーナスどちらが先でも可です。例えば、建設資金が1足りなくても事前にボーナスを得られます)
<アクション(と、ガラスコマを払った時にもらえるボーナス)>
ゲーム盤に書いてある説明で足りると思われるものは省略します。
1)夏のアクション
夏季訪問者(もう1枚黄カードを使えます)
ブドウの樹購入(緑カード1枚)
観光客(お金1リラ)
建設(お金1リラ)ワイナリーに黄丸で書かれた建設コストを払い、対応する木ゴマを置きます。
植樹(緑カードをもう1枚畑に置けます)ワイナリー上の畑に緑カードを1枚置けます。
(既に何か植えてある畑でも、赤丸白丸合計した数字が畑の価値合計以内なら、丸が見えるよう重ねて置けます)
ブドウ販売/畑売買(1勝利点)
ワイナリーにある圧搾所のブドウコマを何個でも売れます(上段1リラ、中段2リラ、下段3リラです)
ワイナリーの、何も植えていない畑カードを1枚裏返し、黄丸で書かれた代金を得ます。
(売却済みと書かれた畑にはブドウを植えられませんが、このアクションで買い戻す事は可能です)
2)冬のアクション
受注(紫カードをもう1枚引けます)
収穫(もう1つの畑からも収穫できます)畑1枚分の赤と白をそれぞれ合計し、ワイナリーの圧搾場の対応する色と 数字の所にガラスコマを置きます。その場所にすでにコマが置かれているなら価値は1つ下がります。
この時、畑に置かれた緑カードは取り除かれず、来年以降も収穫可能です。
※例え他に収穫の機会があっても、1つの畑から収穫できるのは年1回のみです。
労働者訓練(お金1リラ)翌年から使える労働者を1コマ得られます。
冬季訪問者(もう1枚青カードを使えます)
醸造(ワインを余計にもう1つ作れます)ブドウコマを支払って、ワインを「2つまで」セラーに作れます。
赤/白ワイン :赤/白ブドウのガラスを、そのまま同じ色同じ数字のワインの所に移動させます。
ロゼワイン :赤と白1つづつの数字を合計し、同じ数字のロゼワインの所にガラスを1つ置きます。
スパークリング:白1赤2の数字を合計し、同じ数字のスパークリングの所にガラスを1つ置きます
ロゼワインを作るには中規模セラーが、スパークリングワインを作るにはそれに加え大規模セラーも必要です。
同じ場所に既にワインがある場合や中規模セラー、大規模セラーが無い場合は、置ける場所まで格下げされます
例)価値3、4、5の赤ブドウと、4、5の白ブドウがありました(セラーは中規模、大規模ともに建設済み) 価値4の白ワインを作る時は、圧搾所の4の白ブドウを取って、ワインセラーの5の白ワインに置きます。 もう1つワインを作れるので、スパークリングワインを作ることにしました。 圧搾所から赤の3と4、白の5のコマを取り除いて返します。合計は12になりましたが、スパークリング ワインの最大価値は9なので、ワインセラーの9のスパークリングワインにコマを1つ置きます。
出荷(1勝利点)紫カードを1枚選び、条件以上のワインを支払えれば、勝利点と付加価値を得られます。
3)その他のアクション(夏、冬どちらでも可能です)
市場 このマスのみ何人でも労働者を置けます。
農耕馬(ワイナリーに建設してあれば利用可)畑からブドウカードを1枚取り除く、または畑1枚分収穫ができます
<勝利点について>
勝利点はカードの副作用などでー5点まで下げられます。例えば-4から2下がる場合なども-5で止まります。
ただし-5点の状態からは、勝利点を下げる行動はできません。
7ラウンド(7年)で終了、勝利点が目標(基本は20点)より多ければ勝利です。楽しいソロプレイを♪
人とプレーしても楽しいですが、1人でもかなり楽しめます。同じボードゲームを1人で何回もプレーしたのは初めてですね。テーマとゲームのルールがとてもマッチしててよいですね。訪問者カードがいいスパイスになっていると思います。サイズとかも持っているのですが、こちらの方が気軽に楽しく遊べるのでオススメです(1人プレーだとさらに気軽さが違う)
基本ルールは簡単で経験がない人でも結構すんなりプレイできます。
日本語版だとボードに表記されてるのでよりプレイしやすいかと思われます。
ただ夏冬訪問者カードが強力なのでそれをいかに効率よく使うかが勝敗を左右していきます。
余談ですがワイナリーの四季もメタルコインが別売りで販売していますので、こちらもお財布と要相談です。
基本はワイナリー運営なのでぶどう栽培から熟成をへて、出荷するのですが、やりようによっては出荷少な目でも勝利できるところが面白い。
個人的にはターンごとに進む熟成フェーズをもうすこしじっくりできればよかったかなと思う。
システムは簡単なワーカープレイスメントです。
両親から受け継いだワイナリーの経営をするというテーマで、ワインを造る行程が簡素的ながらも本当にワインを造ってる感じがして大好きです。
ソロプレイするのもセッティングが楽で、オートマの処理も面倒でないので、気軽にできます。
お気に入りの一つに入りました。
拡張のトスカーナも楽しみです。
ワーカープレイスメントかと思ったら、カード要素がかなり強いゲーム
ワカプレならではの、先に取ったもん勝ちのジレンマは楽しめますし、
後置きでもプレイできるワーカーが一つあるので、カツカツで厳しすぎる!とはなりません。
親からサビれたワイナリーを相続して、がんばって再建しよう!というゲームなのですが、
ワインを出荷するには、手間がかかる割に効率が悪く
ワイン造りはそこそこに、親から引き継いだ土地を売って
カードを引いてその条件を満たすプレイをするほうが強いです笑
カードも強弱があり、カード引き運もわりと大きいです。
カードのバランスを調整した「ラインガウ拡張」というのがありますが、
個人的には調整されてない初期の大味さのほうが好きです笑
その大味さも含めてやっていて楽しいゲームです。
基本のみだと、夏冬アクションですが、「トスカーナ拡張」を入れると春と秋にもアクションができ、世界が広がるのでお勧めです。
ただ、プレイ時間も伸びるのでさっくり楽しみたいという場合は基本のみでも十分たのしめます。
ブドウ畑を作り、設備を整えて、労働者を雇い、ぶどうを植えて収穫をし、ワインとして醸造し、出荷する…その全てを楽しむワーカープレイスメント中のワーカープレイスメントです(´›ω‹` )!!
お酒が飲めない人でも、めっちゃ楽しいです⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
ボドゲカフェでやる時は、勿論ワインを飲みながらやるけどねっ(っ ॑꒳ ॑c)🍷🍇✨
私を本格的にボードゲームの沼に引きずり込んだ張本人(張本ボードゲーム?)です。
ボードゲームを試すにあたり1人でもプレイできる確実に面白いものを探し、いくつか候補がありましたがワイナリーの四季との出会いは強烈の一言でした。
引っ越したばかりの時に近くのヨドバシカメラに行き、「あるんかい!!」と叫びながら購入したのは一生の思い出です。
帰って即開封andプレイしましたが衝撃and衝撃からの衝撃。
シミュレーションゲームが好きな私にドンピシャでハマる「ワイナリー経営」というジャンル、ディスプレイがないのに目の前に広がる雄大な葡萄畑、1人でプレイしているのに強者と競っているかの如く勝てないオートマ…
デジタルゲームしか知らない私にアナログゲームの面白さを教えてくれた師匠のような存在です。
しかしながら、今思い返せばやはり初心者がプレイするには若干無理がある難易度だったかもしれません。
ルールは多少複雑でYouTubeでプレイ動画もいくつか観て3回目くらいのプレイでやっと理解できた部分も多くあります。
私のように「買ったんだから何がなんでも楽しんでやる!」という根性で食らいつけば必ず道は拓けますが、そうでない場合は別のゲームから始めても良いかと思います。
もしあなたがこのゲームを未プレイなのであれば、今すぐ購入し、プレイすることを強くお勧めします。
シミュレーションゲームが好き、経営系ゲームが好き、ワインが好き、コンポーネントが凝ってるのが好き、ボードゲームが好き、以上の好き者であれば必ず面白さを感じられる作品だと思いますので、是非お試しあれ!
それでは最後にこの言葉を皆様にお送りして締めたいと思います。
「偉大なるワインを作るには、次なる人たちが必要である。狂人がぶどうを育て、賢者がそれを見張り、正気の詩人がワインを造り、愛好家がそれを飲む。」
ーサルバドール・ダリ
ワーカープレイスメントのゲーム。
ワイン造りがテーマのゲームなので興味がありました。
ワイン造りを一年かけてしていきます。
個人的にははじめての本格的なワーカープレイスメントでした。
畑とぶどうの組み合わせが肝になりますが、訪問者カードの種類が多いのでそちらを使うのも楽しいです。
ワインのぶどうの種類に精通している人だと味を思い浮かべたり、飲んだことのあるワインになぞらえて遊ぶとより楽しいと思います。
初めてでも楽しめたので本格的なワーカープレイスメントの入門にもいいかもしれません。
何気に6人までできるのはポイントが高いです。
ワインを作らずカードでVPを稼いでゲーム終了してしまうという、ワイン作りがメインなボドゲだけにテーマからそれてしまった残念すぎたボドゲ
内容はすごく面白い。だが真面目がバカを見るのはいただけない
拡張第三弾で夏・冬カードを入れ替える事を強くお勧めします
リトルフォレストさんで、ワイナリーの四季会ということで、初プレイは僕1人、あと5人はルールの怪しい経験者といった感じ。
とにかくお金がない。畑をうっても、お金が足りない。
手札の出荷カードが安めのものだったので、それを急いで出荷して、序盤リードしたが、ぶどうの苗も足りないし、ワーカーもたりない。後続手段が続かず。
訪問者カードに逃げてなんとか18点ぐらいまで伸ばして3位フィニッシュ。
訪問者カードがつよいという評判だったし、今回プレイしてみて、そう思ったが、今度は、労働者をぶどう作りに振り分けて、戦ってみたい。
ワーカープレースメントとしては、けっこう緩めで、遊びやすい印象。ちょっと間違えても、なんとかなる感がある。
ワープレ初心者に勧めたいが、訪問者カードがつよいのと、プレイ順を選択しないといかないのが上級者向けになってる気がする。
初心者ルールは、そこ、改善できないかなあ。
中級や重量級に興味のある方が初めてプレイするのにありなゲーム
よくあるワーカープレイスメントゲームですが
資源かつかつ置き場所もギチギチで苦しい....ってゲームではないです
親方駒があるので緩めなワーカープレイスメントを楽しめます
なのでワーカープレイスメント形式の入門にもありです
ギチギチカツカツ苦しいが好きな人もいるので...
またゲームボードのデザインが綺麗だと思います
問題点
1回だけプレイしての感想です。
面白いです!
そのゲームが面白いかどうかの判断基準は人によって様々かと思いますが、私の場合はそのゲームの持つテーマを、プレイ中に感じることができるかどうか、これを最も大切にしています。
このゲームにおいては、自分がワイナリーの経営者になって、ぶどうを植樹し、収穫し、醸成し、熟成し、出荷するという一連の工程をまるで自分が実際にやってるかのような錯覚に襲われること。そんな雰囲気を、これまで経験したどのゲームよりも味わうことができました。
また、女性の方にも親しみやすいゲームかと思います。うちの妻はこれまでどんなボードゲームにも関心を示したことがないのですが、こと本作については、ぜひやってみたいと言ってます。
そこまでじっくり考えるゲームではなく、ルールも比較的簡単なため、どのゲームを購入しようか(やろうか)迷っているなら、本作を購入してはいかがでしょうか。万人受けするゲームかと思います。
ワインを作る…!はずが
私はビジネスマン。
ワインを作って勝利点を稼ぐルートを捨てて20点までなんとかいけましたが、点数で負け…25点、20点、16点でした。
カードの効果で勝利点、観光案内で1点を積み重ねてワインは一切出荷せず。
カードも毎回引き続けて最大値を狙いましたが限界がありました。
初プレイでしたが良いところまではいきました!
少しずつ積み上げる感覚が気持ち良いゲームですね!
ワインを作る。という内容も素晴らしい😆
「ワイナリーの四季」は、ワイン工房を発展させていくワーカープレイスメントのゲームです。
これだけを聞くと地味なゲームなんだろうと思われるかもしれません。実際、私もプレイするまでは、そう思っていました。でも、一度プレイしてみたら、とても面白かったです。ワーカープレイスメントのゲームがあまり好きでない次女(小5)も、このボードゲームはプレイしたがります(アグリコラは駄目ですが)。
さて、このゲームでやることは、ブドウの樹を植え、ブドウの収穫、ブドウの醸造、出荷です。基本的に出荷をしないと勝利点は獲得できません。これをひたすら繰り返して、20点を獲得したプレイヤーがでたラウンドで終了となります。ラウンド終了後、勝利点が最も高いプレイヤーが勝利となります。必ずしも、先に20点を得点したプレイヤーが勝利するわけではありません。
どのようにして、ワインを作っていくかというと、このゲームはワーカープレイスメントですので、ワーカーコマをボード上のアクションスペースに置いてアクションをします。このワーカーコマを置く時期が春と秋の2フェズあります。そして、コマを置いて発動するアクションが春フェイズと秋フェス図とでは全く異なります。ですが、1年を通じて使えるワーカーコマの数は決まっているので、自分の手持ちのコマを春アクションと秋アクションにどのように配分するかをよく考えないといけません。また、コマを置くスペースは、プレイヤーの人数によって違いますが、複数のコマを置くことができます。コマを置くスペースが空いていなければ、普通のゲームではコマを置けませんが、このゲームには「親方コマ」というのが各プレイヤーに1個だけあって、スペースの空き状況に関係なく置くことができます。この親方コマはどうしてもアクションをしたいスペースが他のプレイヤーのコマで占められている場合に有効です。
また、このゲームには「夏季訪問者」と「冬季訪問者」の2種類のカードがあり、これらのカードをプレイすることによって、カードに記載されている効果が発動します。同じ効果のカードはなく、カードの使い方によっては、コマを使わなくても同様のアクションをすることが可能で、ワーカーコマが少ないゲームの序盤では役立ちます。また、勝利点をもらえる効果のカードもあり、これらの効果を持つカードはゲームの後半戦で役立ちます。
以上のように、ひたすらワインを醸造し、注文カードに応じた品質のワインを出荷して得点を稼ぐというゲームです。どのようにワーカーコマを配置して、効率よくワインを醸造していくかといった戦略的な部分と、どんな効果が記載されている「訪問者カード」を引くかといった運の要素とがバランス良くできているボードゲームだと思います。
下の写真は、家族4人でプレイした時の様子です。私は長女(中2)に1点差で負けて2位でした。
お父さんとお母さんに感謝しながらワインを作るゲーム。
テーマもアートワークも素敵。ワイナリーを増築する駒もかわいくて、とってもスパークリング。
雰囲気をゆったり味わってるうちにだいたい負けてる。
ワイナリーの経営というテーマの下でゲームボードからコマにカード、トークンまで「これぞボードゲーム‼」といわんばかりのワーカープレイスメントの代表作と言えるタイトルです。また、このワイナリーの四季は5つのフェイズを1年(1ラウンド)として数ラウンド繰り返して勝利点を獲得していくゲームとなっています。
ゲームの流れ
まず準備段階でワイン農園を相続してくれる両親を決定し、お金及び労働者(ワーカー)、手札とたまに設備を獲得します。(両親の出番はこれでお終いです)春フェイズにて、起床計画表に基づいて親からその年に活動をしていく順番を決めそれに付随するボーナスを獲得していきます。夏フェイズでは春に決めた順番で夏にできるアクションを手元のワーカーコマを該当するアクションゾーンに置くことで実行していきます。基本的に夏は施設建設やブドウの木の植樹をしたりそれを助けてくれる(夏季)訪問者の力を借りながらワイナリーを大きくしていきます。手持ちのワーカーは特別な効果がない限りは使いきりになってしまうので、引き際が難しいです。またプレイ人数によってアクションゾーンにおけるワーカーの数も決まっているので優先順位を考えたりするのが夏の醍醐味な気がします。秋フェイズでは起床計画表の順に先述した夏季訪問者か、冬季訪問者から1枚(この枚数を増やす施設もあります)を手札に加えてフェイズが終了します。冬フェイズでは基本的に夏と同じようにワーカーを配置してその効果を発動します。冬季には夏に植えたブドウの木を収穫、圧搾してくれたり醸造、出荷を手伝うものや自分の扱えるワーカーを増やすなどのアクションがあります。ここでは夏で使わなかった分のワーカーをうまく回していかないといけないのでそこのワーカーの管理もさることながら収穫したブドウの管理も並行して行わなければなりません。全員がワーカーを使い切るもしくはパスをすると年末フェイズに進みます。年末フェイズでは、収穫したブドウや醸造したワインをランクアップさせ、ワーカーを回収して付加価値表(自分のワイナリーが出荷したワインの評判による儲け)に基づいてお金を獲得し、手札を7枚に調整、親を次の人に移して1年が終了します。
少し注意点を挙げるならば、勝利点は出荷したり訪問者カードによって獲得できますが、初期手札によっては作るのがめちゃくちゃ難しいワインや植えるのが難しいブドウなどもあるのでなかなかゲームの序盤は出荷による勝利点を獲得するのが難しかったり、ゲーム自体が単調で進みづらくゲーム展開を遅く感じてしまう事があるかもしれません。また、手札によってはタイミングを逃すとずっと手札の中で腐ってしまうものもあるのでそこのマネジメントも最初は苦戦しました。
しかしながら経営に頭を悩ませたり、他の人にそのゾーンを取らせないなどの戦略・駆け引きもゲームの中にはある他、1人用のソロルールが備わっており様々な縛りや難易度でゲームをすることができるので一人でする分にも十分なボリュームだと思いうので、ワーカープレイスメントの第一歩としては十分なコストパフォーマンスのボードゲームだと思います。
勝利点を確実に毎回稼げる施設を手に入れるというのはあるのですが、このゲームはこれだけテーマとやることが合っていて駒も可愛くて、非常に面白いゲームなので、せっかくならみんなでワインを熟成させながら売るといったワイン生産家の気持ちになって、今年のワインはよく出来てる、うちのワインはもっといいとか言いながら、楽しむのがいいかと思いますw
ワイン農場を経営して、先に名誉を20点集めた人が勝ちというゲーム。1ゲームに1時間以上かかる、いわゆる「重ゲー」。コマやカードの種類が豊富で、実際にワインを醸造しているかのようなワクワク感がある。ワインとチーズ片手にやってみたいもんだ。
・プレイ人数
1~6人
・戦略性
★★★★★
・洞察力
★★★☆☆
・ワイワイ度
★★★★☆
・オシャレ度
★★★★★
ワイナリーの四季・完全日本語版(上から読むだけでインストになります)
2人プレイの場合で,ワイン造りの流れをメインに説明します。セットアップが終わったところから。
■ 時間の流れ
1ラウンドが1年で,春,夏,秋,冬の4つのフェイズがあります。誰かが勝利点(VPとも言います)を20点取ると,その年の終わりまでプレイしてゲーム終了です。勝利点の多いプレイヤーの勝ち。
■ 春フェイズ
そのラウンドのスタートプレイヤー(親マーカーを持っている人)から時計回りに,起床計画表の左の数字の上に,にわとりマーカーを置きます。同じ数字に2人置くことはできません。置いたらその右に書いてある効果を得ます。緑,黄,紫,青の長方形はカードを引いて手札に入れます。紫の円は勝利点(VPとも言います)を得ます。人の形は季節労働者(灰色)のコマを受け取って自分のワイナリー・ボードの利用可能な労働者コマに置きます。
この後,夏・秋・冬フェイズとも起床計画表の順番にプレイします。夏のアクションを行ったら,にわとりマーカーを右へ,冬のアクションを行ったら左へ動かして,アクション済みの目印にします。
■ 夏フェイズ
(ワーカープレイスメント)
メイン・ボードの左半分に黄色の楕円のマスが3つ並んでいるところが6か所あります。2人プレイではこのうち最も濃いマスだけを使います。自分の利用可能な労働者コマ1人をこの6か所のどこかに置きます。あるいはパスします。パスしたらこのフェイズではもう行動できません。労働者を置いたらそこに書いてあるアクションを行います。アクションが実行できないようなマスを選ぶことはできません。1つのマスには1人の労働者しか入れません。労働者は最初3人いますから,1手番に1人ずつ計3人分のアクションを夏に行うこともできますが,冬にも同じようにアクション選択があり,1年で3人しか使えないので注意してください。労働者が戻って来るのは年末です。
(親方コマ)
労働者のうち大きいコマは親方コマです。やりたいアクションのマスがふさがっていても,親方コマをそのマスの隣に置いてそのアクションを行うことができます。
(ワイン造りの道その1・ブドウの樹購入アクション)
緑の山札のトップを1枚引いて手札に入れます。購入と言ってもお金はかかりません。ではここで,緑のカードを見てみましょう。
〇 サンジョヴェーゼ種 下に赤い円に1と書いてあります。これは赤ワインの元になる黒ブドウで価値が1です。
〇 マルヴァシア種 白い円に1と書いてあります。白ワインの元になる白ブドウで価値が1。
〇 ピノ種 1枚に2つ円があり,このカード1枚で価値1の黒ブドウ+価値1の白ブドウの樹を表しています。左上はブドウ棚のアイコンです。樹を購入した次には樹を植えるアクションがありますが,ピノ種を植える前にブドウ棚という施設を先に建てておかなければいけないという意味です。
〇 シラー種 黒ブドウの2。ブドウ棚が必要。
〇 トレビアーノ種 白ブドウの2。ブドウ棚。
〇 メルロー種 黒ブドウの3。貯水タンクが必要。
〇 ソーヴィニヨン・ブラン種 白ブドウの3。貯水タンク。
〇 カベルネ・ソーヴィニヨン種 黒ブドウの4。ブドウ棚と貯水タンク。
〇 シャルドネ種 白ブドウの4。ブドウ棚と貯水タンク。
(ワイン造りの道その2・植樹アクション)
手札からブドウの樹(緑)カードを1枚出して畑に植えます。既に植えてある畑にさらに植える場合はカードを上方にずらして重ねます。畑は価値合計5以下,6以下,7以下の3枚あります。ブドウの価値の合計(黒も白も合わせて)がこれを越える場合はその畑には植えることはできません。
(建設アクション)
施設を建設するアクションも選べます。自分のワイナリー・ボードに建てます。建設コストもワイナリー・ボードに書いてあって,ブドウ棚2リラ(₤2),風車小屋5リラ,貯水タンク3リラ,農耕馬2リラ,試飲室6リラ,中規模セラー(ワイン貯蔵所)4リラ,大規模セラー6リラ,宿泊施設4リラです。効果はあとで。
(夏季訪問者アクション)
黄色のカード1枚を手札から出して使います。
(観光客アクション)
観光客のコマなどはありません。2リラを受け取ります。
■ 秋フェイズ
(黄色または青カードを得る)
夏季訪問者カード(黄色)または冬季訪問者カード(青)を山札から1枚引いて手札に入れます。青は次の冬フェイズで使えます。黄色は翌年の夏フェイズで使えます。
■ 冬フェイズ
メイン・ボードの右半分で青の楕円のマスが3つ並んでいる6か所を使います。
(ワイン造りの道その3・収穫アクション)
自分のワイナリー・ボードの畑を1枚選んで,そこにある黒ブドウの価値を合計して,ワイナリー・ボード左下の圧搾上でそれと同じ数値の黒ブドウのマスにブドウ・マーカー(透明)を置きます。もしそのマスに既にマーカーがあったら1つ低い価値のところに置きます。同じように白ブドウの価値を合計して,白ブドウのマスにブドウ・マーカー(透明)を置きます。このマーカーをブドウと呼びます。1回のフェイズで同じ畑から2回収穫することははできません。
収穫してもブドウの樹はなくなりません。一度植えたら毎年収穫できるのです。ブドウがだんだん貯まってきます。
(ワイン造りの道その4・醸造アクション)
圧搾場にあるブドウを,同じ価値を持つワインにします。黒ブドウ・マーカーを右に移動して,同じ価値を持つ赤ワインのマスに置きます。ここに置くとワイン・マーカーとなり,ワインを表します。もしそのマスに既にマーカーが置いてあったら1つ低い価値のところに置きます。
また,白ブドウ・マーカーから白ワインを造ります。1回の手番で赤・白合わせて2つ造れます。片方を2つでもよいです。だんだんワインが貯まってきます。
(ロゼとスパークリング)
白ブドウ1個と黒ブドウ1個を組み合わせてロゼ・ワイン1個を造ることもできます。価値は2つを合計した価値になります。ただし,価値4以上であること。なお,ワインを組み合わせるのではありません,ブドウを組み合わせてロゼを造るのです。白1個と黒2個を組み合わせてスパークリング・ワイン1個を造ることもできます。ただし,価値7以上。
(セラー)
初期状態でプレイヤーは小規模セラーしか持っていないので,価値3までの赤・白ワインしか造れません。夏の建設アクションで中規模セラーを建設すると,価値6の赤・白・ロゼまで造れるようになります。大規模セラーを建設すると,価値9の赤・白・ロゼとスパークリングまで造れるようになります。中規模セラーを飛ばして大規模セラーを建てることはできません。
(ワイン造りの道その5・受注アクション)
受注カード(紫)を1枚引いて手札に入れます。
(ワイン造りの道その6・出荷アクション)
手札から受注カード(紫)を1枚出してワインを出荷します。ここで受注カードを見てみましょう。
例1:左上に赤の5のカード。価値5以上赤ワインを出荷します。自分のセラーからワイン・マーカーを取って共通のストックに戻し,カードの下方にあるように,勝利点2点をもらって,付加価値を1上げます。
(付加価値)
ボトル形のマーカーで表します。ゲームの最初は0で,出荷アクションを行うと1または2上がって,5が最高です。下がることはありません。付加価値は年末に収入になります。
例2:赤2,白2のカード。この2つのワインを両方出荷できたら,勝利点と付加価値が上がります。
(受注カードを引く)
受注カード(紫)を1枚引いて手札に入れます。
(冬季訪問者カードを使う)
青のカード1枚を手札から出して使います。
(労働者を得る)
4リラ支払って,労働者1人を利用可能な労働者コマのところに置きます。このことを労働者を訓練すると言います。
■ 年末フェイズ
1.(ワイン造りの道その7・熟成)
これは自動的に行われます。すべてのブドウとワインの価値を1つずつ上げます。ただし,小規模セラーしか持っていない場合は3が上限,中規模まで持っていれば6が上限です。
2.労働者コマを戻す
3.付加価値表による現金収入
4.手札が7枚を越えていたら7枚にする。
5.親マーカー(次のラウンドのスタート・プレイヤー)を右隣へ。
■ その他のアクション
〇 夏フェイズ
・ブドウ販売/畑売買
ブドウをワインにしないでブドウのまま売ります。ワイナリー・ボードの圧搾場で上の段は1リラ,中段は2リラ,下段には3リラで売れます。ワイナリー・ボードの圧搾場に金額が書いてあります。
畑は5リラ,6リラ,7リラで売却して裏返すこともでき,その値段で買い戻すこともできます。売却する畑にはブドウの樹があってはいけません。すぐあとで説明します。
〇 夏フェイズでも冬フェイズでも
・市場アクション
メイン・ボードの中央下方にあります。労働者コマをいくつでも置けます。1リラを受け取ります。
・農耕馬アクション
ワイナリー・ボードの中央にあります。ここに農耕馬の施設を建設すると選べるアクションです。ブドウの樹カードを1枚取り除き手札に戻します。あるいは畑を1枚選んで収穫します。
■ 建設アクションの効果
ワイナリー・ボードを見てください。
〇 ブドウ棚(₤2)と 貯水タンク(₤3)ある品種のブドウの樹を植えるために必要でした。
〇 風車小屋(₤5)ブドウの樹を植えるたびに勝利点(VP)1点になります。
〇 農耕馬(₤2)農耕馬アクションができるようになります。夏でも冬でも。ブドウの樹を引き抜くか,または畑1枚から収穫します。
〇 試飲室(₤6)夏に観光客アクションを行うとVP1点になります。この方法でVP2点以上得ることはできません。
〇 中規模セラー(₤4),大規模セラー(₤6)高級ワイン造りに必要でした。
〇 宿泊施設(₤4)秋フェイズ開始時に訪問者カードを1枚よぶんに引いて計2枚を手札に入れます。
■ 訪問者カードのアイコンの見方
・緑・黄・紫・青の長方形の中に+・・・山札のカード。その前の数字は引く枚数。
・灰色の長方形・・・任意の色のカード
・緑の長方形・・・ブドウの樹
・黄色の円に数字・・・お金
・紫の円に数字・・・勝利点
・オレンジの円に₤1.時計回りの矢印・・・付加価値を1上げる。
・灰色の円に₤2。時計回りの矢印・・・付加価値を2上げる。
・ボルドー色の円・・・黒ブドウ
・ベージュの円・・・白ブドウ
・円が斜めに分割されてボルドー色とベージュ・・・黒ブドウまたは白ブドウ。ブドウを支払うというのは共通のストックに戻すこと。
・グラス・・・ワイン。ワインを支払うというのは共通のストックに戻すこと。
・黒い人・・・労働者。訓練するとは今まで使っていなかった労働者を利用可能な労働者マスに置くこと。
インストは以上です。
ゲームを始めましょう。1年目の春,にわとりを置くところからです。
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■ 同点のとき
ゲーム終了時,勝利点が同点なら次の順で勝者を決めます。
1.持っているリラが多い
2.セラーにあるワインの価値合計
3.圧搾場にあるブドウの価値合計
■ バージョン
ワイナリーの四季・完全日本語版は Viticulture Essential Edition 第2版に拡張トスカーナのカードの一部を追加したものです。
■ 言語依存
英語版を購入する場合でも訪問者カード76枚は日本語化が必要と思います。日本語版では,メイン・ボード,ワイナリー・ボードとも,ゲームの流れやコスト,VPが書いてあり,おもて面が日本語,裏面が英語になっています。
はじめてやった重ゲがこれでした。
普段重ゲをやらない私がめちゃくちゃハマったゲームです。
4人でやって3時間くらいで終わりました。
拡張込みの方がより面白いのでプレイする際は是非拡張と一緒に遊んで欲しいです
1)ゲーム名:ワイナリーの四季
2)勝利条件:プレイヤーの1人が20勝利点を獲得したラウンド終了時にもっとも勝利点を獲得しているプレイヤーが勝利者となる。
3)ゲームの準備
①ゲームボードをテーブル中央に配置
②各プレイヤーのコマの色を決め、コマとコマの色に対応したワイナリーボードを各プレイヤー配布
③「ブドウの樹カード(緑色)」、「夏季訪問者カード(黄色)」、「注文カード(ワイン色)」、「冬季訪問者カード(青色)」をシャッフルして、ゲームボー上の同じ色の場所の左側のマスに山札として置く。右側のマスは捨札置き場。
④各プレイヤーは、勝利点マーカー(円柱のコマ)を「勝利点表」の0点のマスへ、ボトルマーカーを「付加価値表」の真ん中にそれぞれ置く。
⑤各プレイヤーの「ワイナリボード」の「ブドウ畑」のエリアに、「畑カード」を3種類(価値合計5以下、価値合計6以下、価値合計7以下)を絵柄があうように置く。
⑥プレイヤーの一人が全プレイヤーの「ニワトリコマ」を取り、その中からランダムに1つ選ぶ。そのコマの色のプレイヤーが親となる。
⑦親は、「ママカード」と「パパカード」をそれぞれよくシャッフルして、各プレイヤーにそれぞれ1枚(合計2枚)を配る。
⑧親から順番に時計回りに「ママカード」をオープンし、そこに記載してある数の労働者コマと各種カード(色によって判別)の枚数をそれぞれ山札から受け取る。また、コインを受け取る場合もある。
⑨同様に「パパカード」を親から順番にオープンし、「親方コマ」とコインを受け取る。そして、施設や労働者コマを得るかコインを得るかのどちらかを選択する。
4)ゲームの進行
1ラウンドは、以下の5つのフェイズで構成されている。「夏フェイズ」と「秋フェイズ」にワーカーコマを置いてアクションを行う。
①春フェイズ
・「起床計画表」に「ニワトリコマ」を親から順番に、数字の欄に置く。数字の横にボーナス効果があれば、ただちに発動する。同じ数字に別のプレイヤーのコマを置くことはできない。以後、このラウンドでプレイする順番は、この表の数字の順番に実施する。
②夏フェイズ(ゲームボードの左側の部分(マスの色が黄色)に「労働者コマ」を置く)
・「起床計画表」の順に従って、「労働者コマ」や「親方コマ」をアクションゾーンのアクションスマスに1個づつ配置していく。配置を止めるときは「パス」を宣言する。このフェイズではその後手番は回ってこない。
・「労働者コマ」を置けるスペース(アクションマス)は、2人の時は一番左の濃い色の1マスのみ。3〜4人の時は真ん中のボーナスマスが追加され2マス使用できる。5〜6人の時は3つ全部のマスを使うことができる。1つのマスに1個の「労働者コマ」しか配置できない。空いているマス(かつプレイヤーの人数によって利用できるマス)には自由にコマを置ける。左から順番に置く必要はない。また、ボーナスがあるマスにコマを置いた場合は、ただちにそのボーナスを得ることができる(必ずボーナスを得る必要はない)。
・「親方コマ」は、アクションマスが空いていないアクションゾーンにでも配置して、アクションを実行することができる。
1)夏季訪問者アクションゾーン
・プレイヤーは、手札にある「夏季訪問者カード」(黄色)を1枚プレイすることができる。
2)ブドウの樹購入アクションゾーン
・プレイヤーは、「ブドウの樹カード」(緑色)を山札から1枚引いて、手札に加える
3)観光客アクションゾーン
・プレイヤーは、銀行から2リラ受け取る。
4)建設アクションゾーン
・8つある施設を建設する。ただし、施設の建設にかかる費用が支払える場合のみ。
5)植樹アクションゾーン
・自分の手札にある「ブドウの樹カード」を1枚、畑カードに植えることができる。
6)ブドウ販売/畑売買アクションゾーン
・自分のワイナリーボードにあるブドウマーカーを1個以上売却する。
・自分のワイナリーボードにある畑を売却したり(ブドウの樹カードが無い畑)、買い戻したりする。
7)市場アクションゾーン
・銀行から1リラを受け取る。また、このアクションゾーンは夏フェイズ・冬フェイズの両方で使うことができ、他のアクションゾーンと異なり置ける労働者コマの数に制限はない。
8)農耕馬アクションマス
・自分のワイナリーボードに「農耕馬」を建設しているのならば、畑1つから収穫するか、「ブドウの樹カード」を1枚取り手札に戻す。「市場アクションゾーン」と同じように、夏フェイズ・冬フェイズのどちらでも使うことができる。
③秋フェイズ
・起床計画表の手番に従って、「夏季訪問者カード」又は「冬季訪問者カード」のどちらかを1枚引く。なお、「宿泊施設」を保有しているプレイヤーは追加で1枚引くことができる。
④冬季フェイズ
・「起床計画表」の順に従って、夏季フェイズで使用していない「労働者コマ」や「親方コマ」を夏季フェイズと同様にアクションマスに配置していく。
1)受注アクションゾーン
・プレイヤーは、「注文カード」(紫色)を山札から1枚引いて、手札に加える
2)収穫アクションゾーン
・自分の畑を1枚選んで、ブドウを収穫できる。収穫するブドウの価値は、その畑からとれる各ブドウ(黒ブドウ・白ブドウ)の価値をそれぞれ合計したもので、その合計値と同じ数字の圧搾場のマスにマーカーを置く。もし、すでにその数字のマスにマーカーが置かれていたら、1マス下の価値の数字のマスにマーカーを置く。
3)労働者訓練アクションゾーン
・4リラを銀行に支払い、未使用の労働者コマを1個「利用可能な労働者コマ」スペースに置く。なお、新しく追加された労働者コマはこのラウンドでは使用できない。
4)冬季訪問者アクションゾーン
・プレイヤーは、手札にある「冬季訪問者カード」(青色)を1枚プレイすることができる。
5)醸造アクションゾーン
・圧搾場にあるブドウマーカーを使って、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン(黒ブドウマーカー1個+白ブドウマーカー1個)、スパークリングワイン(黒ブドウマーカー1個+白ブドウマーカー2個)をつくる。もし、すでにその数字のマスにマーカーが置かれていたら、1マス下の価値の数字のマスにマーカーを置く。
6)出荷アクションゾーン
・手札にある「注文カード」にかかれている必要なワインマーカーを支払い出荷する。
⑤年末フェス
1)熟成
・ワイナリーボードの各ブドウマーカーとワインマーカーを1マス前進させる。ただし、ワインマーカーは自分が建設しているワインセラーの規模によって価値の最大値が異なる(小規模は価値3まで、中規模は価値6まで、大規模は価値9まで)また、1つのマスにはマーカーは1つしか置けない。
2)労働者コマを戻す
・全ての労働者コマを「利用可能な労働者コマ」スペースに戻す。季節労働者コマは銀行の脇に戻す。
3)追加収入
・「付加価値表」を参照し、対象のプレイヤーは追加収入を銀行から受け取る。
4)手札調整
・7枚を超える手札を持っているプレイヤーは、超えた分の枚数のカードを選んで捨てる。
5)親マーカー
・親マーカーを右隣のプレイヤーに渡す。
以上
とりあえず、ワインを作る正当派プレイと放蕩息子インバウンド観光地化でプレイスタイルがかなり異なる。
畑は売る物。
詳細はこちらでも(*´∀`)
私のレビューサイトです♪
https://www.bonabe.net/posts/item5.html
【勝利条件】
勝利点が20点に到達した人が出たらそのラウンドを最後まで行い、勝利点が一番多い人の勝ち。同点の場合は所持金の多い方の勝ち。同じならセラーにあるワイン価値の合計が多い方の勝ち。それも同じなら圧搾場のブドウ価値の合計が多い方の勝ち。それも同じなんて言う奇跡が起きたらそんな時はもう最初からやって下さい♪
【ゲームの準備】
1.各プレイヤーは任意の色の駒を全て受け取り、その色に対応しているワイナリーボードを受け取る。
2.畑カードの価格5,6,7の3枚を受け取り自分のワイナリーボードに置く。
3.緑、紫、黄色、青のカードをゲーム盤の所定位置に置く。
4.各プレイヤーは以下の駒をゲーム盤上の所定位置に置く。
・ニワトリマーカーを起床計画表へ。
・勝利点マーカーを勝利点表へ。
・ボトルマーカーを付加価値表へ。
5.各プレイヤーはパパカードとママカードを1枚ずつ受け取り、そこに記載されているカードや施設を相続する。施設を相続した場合は、対応している施設マーカーを自分のワイナリーボードの所定位置に置く。以降、このパパカードとママカードは使いません。また、ここでは必ず親方コマ1つと労働者コマを2つ受け取る事になります。
6.適当に親を決めて、親を示すブドウマーカーを渡してゲームスタートです。
【ゲーム手順】
・このゲームは春夏秋冬の4つの季節(フェイズ)と年末フェイズから構成されている1年(ラウンド)を、いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすまで繰り返しプレイすることになります。
※全部覚えてからプレイするのは大変なので、1ラウンド目は各フェイズのルールを読みながら、実際にプレイする事をお勧めします。
春.このラウンド内の各フェイズでの順番を決めるフェイズです。
親から右回り(時計回り)で起床計画表にニワトリマーカーを置いていきます。選んだ番号の横に書いてある特典を受け取って下さい。
このラウンドに限り、選んだ番号の若い順にプレイする事になります。
(1) 無印:特典なし
(2) ぶどうの樹カードをもらえます。
(3) 注文カードをもらえます。
(4) 1リラをもらえます。
※お金の単位はリラです。
(5) 夏訪問者カードか冬訪問者カードのどちらか1枚をもらえます。
(6) 勝利点1をもらえます。
※ただちに勝利点を1点加えて下さい。
(7) 季節労働者コマを受け取ります。
※このラウンド限定で自分の労働者コマとして使えます。
夏.春フェイズで決めた順番でプレイしていきます。
各アクションゾーンを行うには自分の労働者コマを使います。アクションゾーンにはプレイ人数に応じた定員がありますが、親方コマは定員に達していても使えます。
また、アクションゾーンの労働者コマ配置箇所にはボーナスを受けることの出来るマスがあります。他のマスが空いている場合、ボーナスを完全に行える場合にのみ置く事が出来ます。但し、2人プレイ時にはボーナス制度がありませんのでご注意下さい。
ちなみに、労働者コマは使い切っても構いませんが、そうすると冬フェイズで何も出来なくなりますのでご利用は計画的に♪
1つ行動したら次のプレイヤーの番になり、全員がパスをするまで行います。夏フェイズで行えるアクションは以下の通りです。
※ゲーム盤の左半分に配置されている黄色の円があるところです。
(ブドウの樹購入アクションゾーン)
ブドウの樹カードを1枚もらう事が出来ます。
ボーナス:1枚追加でもらえます。
(植樹アクションゾーン)
所持しているブドウの樹カードをワイナリーボードの畑に植える事(配置)が出来ます。1回の植樹で置けるカードは特殊な場合を除き1枚ですが、畑には複数枚植える事が出来ます。畑には価格が書いてありますが、ブドウの樹カードに書いてる白ブドウや黒ブドウの価値の合計までしか植える事ができません。カードはブドウの価値が見えるように重ねて置いて下さい。また、ブドウの樹カードにブドウ棚や貯水タンクが表示されている場合は、その施設を建設していないと植える事が出来ませんので注意して下さい。
ボーナス:所持しているブドウの樹カードを1枚追加で植える事が出来ます。
(ブドウ販売/畑売買アクションゾーン)
圧搾場にブドウがある場合、表示された価格で何個でも売却する事が出来ます。また、樹が植えられていない畑も表示されている価格で売却する事が出来ます。畑を売却したらカードを裏返して下さい。表示された価格を支払えばこのアクションゾーンで買い戻す事も出来ます。
ボーナス:勝利点を1点もらえます。
(観光客アクションゾーン)
2リラをもらえます。
ボーナス:1リラ追加でもらえます。
(夏季訪問者アクションゾーン)
所持している夏季訪問者カードを1枚使用出来ます。但し、書かれている内容を行える場合に限ります。
ボーナス:夏季訪問者カードを追加で1枚使用出来ます。カードを使用する順番は自由です。
(建設アクションゾーン)
ワイナリーボードに書かれている金額を支払い施設を建てる事が出来ます。建設したら対応するマーカーをワイナリーボードの所定位置に置きます。
施設の効果は以下の通りです。
・ブドウ棚(2リラ):植樹する際に必要な場合があります。
・貯水タンク(3リラ):植樹する際に必要な場合があります。
・風車小屋(5リラ):植樹した時に勝利点が1点もらえます。但し、1ラウンドに1点までです。
・試飲室(6リラ):観光客アクションを行った時、貯蔵庫にワインがある場合勝利点が1点もらえます。但し、1ラウンドに1点までです。
・宿泊施設(4リラ):秋フェイズで夏か冬の訪問者カードを追加で1枚もらえます。
・農耕馬(2リラ):農耕馬のところには労働者コマを配置できるマスが1つだけあります。農耕馬に労働者コマを置く事で、畑から収穫するか、ブドウの樹を一枚引き抜く事が出来ます。引き抜いたブドウの樹カードは捨て札となります。また、労働者コマの配置は夏冬どちらでも可能です。
・中規模セラー(4リラ):価値4~6のワインを醸造出来るようになります。ロゼワインは中規模セラーから醸造出来ます。
・大規模セラー(6リラ):価値7~9のワインを醸造出来るようになります。スパークリングワインは大規模セラーから醸造出来るようになります。
(市場アクションゾーン)
ここは夏・冬共通のアクションゾーンです。定員もありません。労働者コマを配置すると1リラもらえます。
秋.春フェイズで決めた順番で、夏季訪問者カードか冬季訪問者カードのどちらか1枚をもらう事ができます。
※宿泊施設を建設しているプレイヤーはどちらかのカードを追加で1枚もらえます。
冬.夏フェイズ同様、起床計画表の順番でプレイします。1つ行動したら次のプレイヤーの番になり、全員がパスをするまで行います。冬フェイズで行えるアクションは以下の通りです。
※ゲーム盤の右半分に配置されている青色の円があるところです。
(冬季訪問者アクションゾーン)
所持している冬季訪問者カードを1枚使用出来ます。但し、書かれている内容を行える場合に限ります。
ボーナス:冬季訪問者カードを追加で1枚使用出来ます。カードを使用する順番は自由です。
(収穫アクションゾーン)
自分の畑を1つ選んで収穫します。畑に植えられている白ブドウ、黒ブドウの数字をそれぞれ足した数字がそれぞれのブドウの価値となります。圧搾場にある同じ価値のところにブドウマーカーを置きます。もし、その価値にすでにブドウマーカーが置かれていた場合は、1つ下の価値のところに置きます。そこも既にある場合は下にと価値を下げて置き、もし置けない場合そのブドウは収穫出来ない事になります
ボーナス:もう1つ別の畑からも収穫出来ます。
(醸造アクションゾーン)
自分の圧搾場にあるブドウを使って貯蔵庫のワインに変える事ができます。ワインは2つまで作れます。
ブドウマーカーとワインマーカーは兼用ですので、圧搾場にある任意のブドウを貯蔵庫内の同じ数字のところへ移動させて下さい。白ブドウは白ワインとなり、黒ブドウは赤ワインとなります。但し、中規模セラーや大規模セラーを建設していない場合、所持しているセラーの上限を超えて醸造する事は出来ません。醸造は出来ますが、保管可能な価値まで下げての醸造となります。もしその価値のワインがある場合は、収穫と同様で下に下に価値を下げる事になります。もし価値を下げても置けない場合は醸造自体出来ません。
また、中規模セラーを建設していれば白ブドウと黒ブドウを使う事でロゼワインを作る事が出来ます。2つのブドウの合計値がそのままロゼワインの価値になります。
大規模セラーを建設していれば白ブドウ1つと黒ブドウ2つを使う事でスパークリングワインを作る事が出来ます。ここでもやはり合計値がそのままスパークリングワインの価値となります。ロゼワインもスパークリングワインも合計値がそれぞれのワインの最低価値に満たない場合は作る事が出来ませんので注意して下さい。
ボーナス:もう1つ追加でワインを作れます。
(受注アクションゾーン)
注文カードを1枚もらう事が出来ます。
ボーナス:もう1枚追加でもらう事が出来ます。
(出荷アクションゾーン)
手札から注文カードを1枚使用し、カードに書かれているワインを出荷して勝利点をもらう事が出来ます。
また、カードに書かれている付加価値表の数値に従ってボトルを動かします。
ボーナス:追加で勝利点を1点もらえます。
(労働者訓練アクションゾーン)
4リラを支払う事で、まだ使用していない労働者コマをこのゾーンに配置します。この労働者は次のラウンドから使用出来るようになります。
ボーナス:1リラをもらえます。
年末:年末フェイズでは以下の事を全員が実行します。
・熟成:ワイナリーボードのブドウとワインを全て1つずつ前進させて価値を1上げます。但し、中規模セラー及び大規模セラーを建設していない場合はその1つ手前の価値が上限となります。前進させたところにマーカーがある場合は前進させる事は出来ません。しかし、熟成フェイズでマーカーが失われる事はありません。また、いずれも価値の上限は9となります。
・労働者コマを戻す:自分の労働者コマを全て回収し、ワイナリーボードの利用可能な労働者のスペースに戻します。また、季節労働者もゲーム盤の外に置きます。
・追加収入:付加価値表を参照し、自分のボトルが置いてある金額をもらう事が出来ます。
尚、付加価値の上限は5リラです。
・手札調整:手札が8枚以上ある場合は、7枚になるまで選んで捨て札とします。
・親マーカー:親は右隣のプレイヤーへ親マーカーを渡します。
年末フェイズが終了したら次のラウンドとなり、また春フェイズから始まります。
いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすまでラウンドを繰り返し行います。
詳細はこちらでも(*´∀`)
私のレビューサイトです♪
https://www.bonabe.net/posts/item5.html