基本的にはウノのような感じでその時の場に出ているカードに倣って手札を出していくだけなのですが、これがものすごくおもしろいです。
ウノとの違いはフォローしているカードが手前の番の人が出したカードではなく、親(1枚めのカードを出した人)のカードをずっとフォローしていくといったところです。
その為、親がカードを出した時点で、自分がそのラウンドで何枚カードを出せるかがわかります。
手札からカードが出せなくなったらみんなが出したカードを引き取り、最終的に引き取った枚数の多い人が負けになります。
親がカードを出した時、「このラウンドは勝負に出るぞ!」みたいに意気込んで望むことができますよね。
手札のカードが出せる状況でもパスをすることで他プレイヤーの出したカードを引き取ることが可能です。
それによりカードを引き取る傷を最小限に抑えるなんてこともできるので、手札や親の出すカードの運だけではなく、戦略的に戦えるところもあります。
通常カードは「引き取ったカード1枚につき負債ポイント1」の計算となるのですが、赤色のカードは「引き取ったカードに書かれている数字が負債ポイントとなる」というルールがある為、誰かが赤色のカードを場に出した時の「これは誰が引き取るんだ・・・!」といったどぎまぎした空気がこのゲームの醍醐味かと思います。
早めにカードを引き取ることで負債ポイントを最小限に抑えることは可能ですが、「引き取るカードは3枚以上」といったルールがある為、親の次の人がカードを引き取る場合(場に1枚しかカードが出ていない)、山札から2枚カードをめくる必要があります。
もちろん山札にも赤色のカードがある為、山札をめくるだけでどぎまぎした空気になります。
誰かが手札を全て出したら(手札は12枚)そのまま1周してゲーム終了なので、1ゲームが短時間で終わります。
短時間で戦略的な読み合いや、どぎまぎした空気を感じられる大変名作なカードゲームです。