エバーデールは、「森に住む動物たちが、建物を建設したり、仲間を増やしたりして、自分たちの街を大きくしていく」ゲームです。
手番では、自分のワーカーコマをボードやカードにあるマスに配置して、資源などを獲得していきます。
そして、手に入れた資源を使って、カードをプレイすることで、手元に「5×3の街」を作り上げましょう。
「冬」からスタートして、「冬⇒春⇒夏⇒秋」と1年が経過したらゲーム終了です。最終的に、最も勝利点を稼いだ人の勝利となります。
※詳しいルールは下記で紹介しています↓
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メーカー:アークライト
魅力あふれるエバーデール谷。そびえ立つ大樹の枝の下、森の動物たちの文明が花開いています。霜の降りる冬から鈴の音が響く秋まで、多くの歳月を重ね、更なる土地を整え、新しい街を開拓する時が来ました。あなたはそのような仕事に熱心な動物の群れのリーダーです。建物を建設し、やる気あふれる動物を迎え、年中行事の主催者となって、忙しい1年を過ごすことでしょう!
冬の月が昇る前に、あなたの街の上に太陽は微笑むでしょうか?
本作は簡単に楽しめるワーカープレイスメントの建物建築ゲームです。果実や樹液などのリソースを消費して、様々な能力を持つ「動物カード」や「建物カード」をプレイすることで、自らの街を発展させていきます。
存在感たっぷりの「永遠の樹」や美麗なイラストで表現される世界観が魅力! エバーデール谷にはかわいいだけでなく、シビアな一面も...。一旦このゲームを始めたら、あなたは、もう世界のとりこです!
エバーデールは、「森に住む動物たちが、建物を建設したり、仲間を増やしたりして、自分たちの街を大きくしていく」ゲームです。
手番では、自分のワーカーコマをボードやカードにあるマスに配置して、資源などを獲得していきます。
そして、手に入れた資源を使って、カードをプレイすることで、手元に「5×3の街」を作り上げましょう。
「冬」からスタートして、「冬⇒春⇒夏⇒秋」と1年が経過したらゲーム終了です。最終的に、最も勝利点を稼いだ人の勝利となります。
※詳しいルールは下記で紹介しています↓
エバーデールにおいて強いカードは多々ありますが、その中でもコンボとか関係なく強めと思われる一部を抜粋してカードゲーム的にご紹介します。
カードの左側にあるのがそのカードを出すためのコスト、下が効果テキストになります。
一枚目、最強の歴史家コウモリくん。TCG的には永続1ドロー。
カードを一枚プレイするとカードを一枚引く。このゲーム、1ターンにプレイできるカードは1枚なので要は永遠に手札が減らない。
何なら共通の広場からもカードがプレイできるのでむしろ増える。増えるコウモリ。
他の人が手札が足りずに補充に資源やワーカー使ってる横でひたすら他のことができるし、何なら手札を捨てる代わりに資源や勝利点を得る行動がやりやすくなるのであらゆる面で強い。絶対に強い。
中盤あたりまでに出せればゲームが変わる。
次。永続コスト獲得。
対象を選ぶので歴史家よりは落ちるものの、序盤で出せれば鬼のように強い2枚。
このゲーム石1つ得るのにワーカー1体を使うこともあるので、他のカード出しながらそれが取れるのは非常に強力。
また店主の資源(果実)は大抵の動物カードを出すのに2、3個しか使わないので、うち1個が戻ってくるなら同じように他のことがやりやすくなる。
あとボードゲームで一緒に遊ぶ友達がいない的な下のセリフやめてください(笑)
次。生贄でコスト減らす2枚。
宿屋の主人は果実1つ払って一点分。ただし主人を生贄にすると果実3個分のコストを減らせる。
エバーデールはカードによる攻防がなくターン経過でダメージ受けることがないので、1ターンで主人を出して次ターンに生贄にして3倍のコストのやつを召喚、とかしてもデメリットは薄いのです。つよい。
右のクレーンもおそろしく強力。
石1つで石3つどころかバスケットアイコン=任意のコスト3つにまで変えられる。
しかも建物カードなので、捨て札にする前にリンクしてる「建築家」をノーコストで引っ張った後に使用できればコウモリの次くらいにはヤバいかもしれない。
この2枚は効果対象が制限されますが制限に意味がないレベルの強カードでしょう。
コスト変換とドロー+サイド枠。
左の裁判官はどんなカードでもコストを支払って出すとき、1アクションで3個取れる木を1アクションで1つしか取れない石の扱いにして支払うことができます。一度に一個までの制限はあるものの、さっきのクレーンのように強力だが石を要求してくるカードなんかがあるとおそろしく輝く。
永続効果なので中盤までに出せればそれだけで強い。
右の旅人は地味つよ枠。
果実2個と安めで出せる上、基本的に手札の減ってくゲームで一気に3枚を補充し、しかも1点(名前の横)にしかならない代わりに、町の区域に配置しない=「自分の場に15枚までしかカードを出せない」制限を無視して置くことができます。
ラスト、大学。
ワーカーを置くことで発動する=1ラウンドで基本1回しか使えない代わり、コストは安いけど点も安いカードをどかして使用した資源を回収+αした上、どかしたカード枠が空くのでさきほど述べた「15枚までしかカードが置けない」問題も解決してくれます。
エバーデールには点数にならないが一回だけ強い効果を発揮するカードもいる上、一種だけ相手の場所に置くお邪魔カードもいるので、建てて使える状態にしとくと終盤でやたら強力な一枚。
以上、コンボで強いカードなんかもまだまだありますが一先ずここまで。
多少でも今からやる人の参考になれば幸い。それではありがとうございました~。
TCGに近いプレイ感のため、それと同じ定跡が通用しました。
◆カードアドバンテージの差は勝ちへの一歩。
より良いカードを引くことはもちろん、《安息地》で資源を得るためにも「カードを引く」テキストを持つ〔旅人〕や〔移動遊園地〕は積極的にプレイしていきたいものです。特に後続をプレイするたびにカードを得られる〔歴史家〕は、最序盤に出せば圧倒的なアドバンテージをたたき出せます。
◆オープンスペースも狙い時。
〔宿屋〕や〔郵便局〕と言った他のプレイヤーが使える建物は次の手番のプレイヤーに使われてしまうデメリットがあるものの、ワーカーがいないタイミングで出せば自分だけがその恩恵を得られます。
故に、「他にワーカーがいなく、自分はワーカーがいる」状況ではオープンスペースが光り輝きます。
◆重いカードを捨てる時は要注意。(“リアニメイト”の悪夢)
TCGには「リアニメイト」と呼ばれる戦術があります。捨て札置き場のカードを正規のコストを払うことなく何らかの手段で呼び戻し、場の優位を築くもの。
最高な(最悪な)ことに『エバーデール』にはそれを可能にするカード〔墓地〕があるわけでして。
このカードを建てた後にワーカーを配置し、しかも、そのワーカーはゲ―ム終了時まで戻って来ないというデメリットがありますが、それを上回るカードを捨て札置き場から呼び戻せれば問題ありません。
なので、相手が〔墓地〕を出している時、勝ちを決められるようなカード(〔永遠の樹〕や〔女王〕)を《安息地》で捨てることは厳に慎みましょう。
逆に、自分が〔墓地〕を引いた時は“リアニメイト”を狙っていきましょう。
◆総じて
美麗でインパクトあるコンポーネントでカモフラージュしていますが、基本的なTCGの動きが学べるという感想です。TCGプレイヤーをボドゲ沼に引き込む、あるいはボードゲームをプレイしている人にTCGの魅力を知ってもらう架け橋になってもらえそうです。(尤も、その両者はわりと親和性が高いのですが。
ゲーム名称:エバーデル (Everdell)2018年 BGG8.1
デザイナー:ジェームスA.ウィルソン(James A. Wilson)
キャッチーな見た目とカードイラストで女性受けがいい重げーランキングナンバーワン!(たぶん)
ゲーム自体はよくあるワーカープレイスメントで資源を獲得するなどして、建物やどうぶつカードをプレイして、村を発展させていく形。
しかし、エバーデルが他のゲームと大きく違うのは
ラウンドという概念が無く、プレイヤーがワーカーを使い切るなどして、やれることも無くなったら春に行くことができ、ワーカーを回収する。
これが他のゲームで言う、いわゆるラウンドの終了だが
それをするのが個人個人のタイミングに委ねられている。
誰かがワーカーを回収して春になっても、他の人がまだ冬を実行している可能性があるということで、
それはつまり、その人が回収しない限りワーカーが退かない事も意味をしている。
そのアクションを実行したくても、ワーカーがあったとしても、その人がワーカーを回収しなければそこに置く事ができないし、
退いたところで手番順の妙でそこが取れるとは限らない。というのが特徴だと思う。
と、インタラクションが強そうなことを書いていますが、
実際のところはインタラクションや直接攻撃はそこまで高くありません。
そこがエバーデルのプレイしやすいところだと思います。
(自分の好みのインタラクションの基準が高いのかもしれませんが)
そして、基本的なルールは非常に飲み込みやすい形です。
資源を獲得して、その資源で建物やどうぶつを村に建てろ。これだけです。
わりとボードゲームを始めたばかりの女性でも楽しんでおられるところを目撃しております。
ただ、複雑なのがカードの処理。
かなり色々ある上に、カードのコンボも結構ある上に言語依存があるので、和訳処理は必須だと思います。(先日日本語版の発売が発表されましたね!)
ですが、先ほど言ったように基本的なルールは非常にわかりやすいので、女性受けすること間違い無しですぜ旦那!
今回自分は一般動物コンボで、動物カードをプレイするとベリー1つ、動物カードをプレイすると1枚ドロー。最終得点で一般動物は+1点される。
というものでコンボコンボ!
初プレイでは、初期資源なども無く、少ないワーカーでどうやって建物たてるんだ?
って思ったものですが、ゲーム終盤に行くとむしろ15個じゃ場所が足りないと思うぐらいになります。
今回鉱夫を3枚がめることができたので、相手の収入源から生産をがっぽがっぽ!一人だけ桁の違う資源をもらっていましたが、
場のカード制限15枚で素点の低い一般動物と、序盤の0点建物などを排除する要素が引けず、伸び悩み最下位に沈むc⌒っ-ω-)っ
エバーデルとかもちゃんと建てたんですけどねーw
0点の建物や動物を埋めることができればもう少し伸びたかも・・・あと、目的達成を忘れてて取られてしまったのも痛い(自滅)
今回は2回目のプレイだったのですが、次はもう少しうまくプレイできると思うんだけどー。と初回プレイでも思ったような・・・w
ありきたりなワーカープレースメント、という認識でいたため、手を出さずにいました。プレイする機会もなく。
だったのですが、特価品を衝動買いしてしまったため、レビューします。
2018年に発売されてから、BGGでもかなり評価が高く、日本語版の発売が待たれていましたが2020年の頭にめでたく日本語版がでたのは記憶に新しいところです。
その頃はかなり話題となっており、多くのレビューをネット上にみることができましたが、レビューを見たり話を聴くたび、冒頭で述べた思いを強固にしていました。
実際プレイしても、システムはカードプレイを主体とした中量級ワーカープレースメントで、まあ目新しくもなんともないという感想です。
アートワークはこの主題にマッチしたとてもかわいく美しいものです。個人的にはコンポーネントの質はある程度重要視しますが、「かわいい」ものに惹かれることはないのですが。
ただ、そのコンポーネントの質もかなりいいものだと思います。例の木については着脱は面倒だし、じきに痛むな、くらいの感想です。取り立てて使用しなければならない物でもありません。ただこのアートワーク、コンポーネントは、女の方や、子供の方にはよいアプローチとなることは確実ですので、その点は素晴らしいです。また、箱の質感も一級品です。
重さは重量級よりの中量級という感じで、アクション自体は単純ですが、カードの効果の把握がやや大変かなと思えます。特に見た目がキャッチーなだけにそこにすこし乖離を感じました。子供が見たら遊びたいというかもしれませんが、まだ無理だよ、というシチュエーションもありそうです。
アクションスペース、リソース管理などもややゆったりめで、ソロプレイ感が強いです。
ワーカーも最初は2個から始まり季節ごとに増える、そして一定数の手番が終了すればゲームは終わりのため、分かりやすいです。プレイヤー毎に季節が移り、ワーカーの回収が行われるシステムも、自由度を増してストレスを軽減するよい効果があると思います。
よく言われるカードのシナジーはやはりこのゲームの最大の特徴かと感じました。まあこれも既存のシステムといってしまえばそうなのですが、終盤のラウンドで一気にプレイできるカードが増していくのは楽しいものです。シナジーと言っても、カード間でのリソース軽減、勝利点ボーナスなど、実質的にはセットコレクションの様なものが多いですね。
ただ、気を抜くと誘発忘れは起こりやすく、注意が必要と感じました。
人数により存在するカードの一部しか使用できないこともあるため、ゲームに含まれるカード内容をしっかり把握してからが、本当にこのゲームを楽しめることになるでしょう。勝利点はカード以外の部分も重要になってきますが、やはりこのカードで効率良く点数を獲得することが醍醐味といっていいと思います。
総評としては、経験豊富なゲーマーの方にはすこし物足りないかなという気もします。バランス的にも若干粗削りなところはあります。
逆に、比較的ワーカープレースメントの経験の少ない方には絶対におすすめできます。美しいアートワークにストレスの少ないプレイ感、そしてシナジーの爽快感があり、そこにワカプレの基本がしっかり備わった現代的な作品です。
カードドラフト、ハンドマネージメントを備えたワカプレはボードゲームの王道といっても過言ではありません。このゲームはそれらの中でも、カードコンボの要素が強く感じられます。カードの強弱や、組み合わせを把握してからが面白く感じられるため、何回もプレイしたくなります。
この作品を楽しめるなら、多くの名作もまたプレイする価値があると思えるでしょう。
現時点で流通も問題ありませんが、今後はぜひ拡張の日本語版も発売してもらいたいものです。