奴らの首を取れ!クニツィアの手軽なセットコレクションゲーム。
【ざっくり解説】
クニツィアのセットコレクション(種類集め)ゲーム。6種類のカードを手札と場のカードと合わせて集めて、セットとして公開して得点に変換することを目指すゲームです。
それを6か所に出没するヴァンパイアの首を狩るという、なんとも物騒なテーマでデザインされた作品です(笑)。
【長所】
基本は2枚引いて1枚捨てるをメインに繰り返して、同じ色を集めるお手軽なゲーム性です。捨てる場合は他人に拾われる可能性があるので、単にいらないのを捨てれば良いわけでないのが悩ましいところです。
また一度得点として公開した色は、追加で点数を足すことはできず最初からやり直しになります。そのためセットとして公開し得点化した色は以後、無駄カードになることが多いです。なんともシンプルな悩ましさです。
【短所】
なぜ首を集めるとかいう物騒なテーマにしたのか謎です。アメリカを意識したのでしょうか?もっとシンプルに動物を集めたり、お菓子を集めたりとかいろいろやりようがあると思います。無意味にホラーにしなくてよかったと思います。
このテーマ性のためかオリジナル版のイラストは本格ホラー過ぎて賛否両論あります。ゴールドジーバー版もイラスト面では賛否があろうかと思います。
【個人的な評価】
基本は2枚引いて1枚捨てるの繰り返しが中心になります。元TCGプレイヤーとしては、このシャカシャカ手札を回す動作は気持ちがよく、脳が活性化する感じがあります(笑)。シンプルなセットコレクションとして万人に楽しまれて良いタイトルの1つです。
ですが、いかんせん首を集めるゲーム性にしたのが災いしたのか、さほど評価されていないのが残念なところ。テーマが悪くて埋もれた傑作だと僕は思っています。賛否あるとはいえ、せっかく可愛いイラストになったのだから、もっと多くの人に評価されて良い作品だと思っています。
推定プレイ回数は3回程度。久々にあそびましたがシンプルで楽しいゲームです。得点にした色は無駄カードになりやすいゲーム性が非常に得点化のタイミングを悩ましくしています。基本は公開した種類数を多くする方が強いので、ある程度はわりきって公開していったほうが良いと思います。
ファミリゲームの王道を行く、定番作品足りえる良作です。元々は、強すぎるラインナップで有名なゴールドジーバー社のゲームです。クニツィアが好きならばマストプレイです。流通しているうちに押さえておきたいタイトルです。
【詳細レビュー】
当サイトにて『ヴァンパイア』の詳細レビューをアップしております。このゲームの魅力とルールを分かりやすく解説しております。是非、ご覧ください!