魔法使いの縄張り争いのゲーム。文字通りシマを取り合う影響力比べゲーム!
【ざっくり解説】
12島の所有権を橋の掛け合いで争う、2人の魔法使いの争いをテーマにしたゲームです。各島は3~6本の橋がかけられます。そのうち過半数を取る(橋3個の島なら2本で過半数)と島を支配し、その島にかかる相手の橋を除去できます。これを12島×2枚の24枚のカードを使って行うゲームです。
この支配確定時の相手の橋の除去で連鎖的に相手の支配権を、なかったことにできるのも面白い点です。この辺はパズルゲームの連鎖反応のような楽しさがあります。山札が3度尽きるまでこの領有権争いを繰り返します。
【長所】
連鎖反応が気持ち良いことです。島の領有権を得る→相手が橋を失う→相手が領有権を失うの流れができるとそれだけで楽しいです。パズルゲームが好きな人がハマりそうな要素といえます。
ほどほどの時間でありながらじっくり思考型のゲームを楽しめるのも魅力です。カフナの島々を手札の的にどの順番で攻略していくのか計画しながら行っていく必要があります。
【短所】
2人で直接的な殴り合いに近いゲームなので、好き嫌いははっきりでるかと思います。直接的な妨害をし合うゲームなので、ケンカにならないよう注意したいです。
基本ルールだと第3ラウンドはもう橋が置けないぐらいパンパンになりました。そういうことがあり得ます。正直、メビウス訳のルールをお持ちの方は最初からヴァリアントルールで遊ぶことを強くお勧めします。
【個人的な感想】
じっくり思考型の2人用ゲームとしてなかなかないゲームだと思います。橋3~4本の島から攻略していき、そこから隣接する島を取っていく、じわじわ影響力を伸ばしていく流れはなかなか楽しいです。
反面、大勢が決するとなかなか覆すのは難しいです。序盤の少しの遅れは取り戻せますが、一旦相手の大きな確定エリアができてしまうと、そこを切り崩すのは困難です。
また要求される技術のカウンティングも各島のカードが2枚ずつという、ざっくりでは覚えにくい構成で単純な記憶力が求められます。「青のカードがたくさんでたなー」ぐらいのざっくりカウンティングは通用しにくいので、向き不向きははっきり出そうです。
推定プレイ回数は5回ほど。基本的な攻略の流れは同時アップロードの攻略記事を見てください。
思うこととしては、序盤はカードの使い道の選択肢の多さに長考しがちです。序盤はすこぶるテンポが悪くなりがちです。もう少しサクサク遊べるゲームの方が好みですね。連鎖的に支配権を伸ばしていく流れは好きですが、ちょっとプレイ感が重苦しいです。攻略法を確立すると悩ましさが控えめに感じてしまいました。
悪くはないのですが所有して遊びたいと思うことはないです。持っている人に誘われたらまあまあ遊びます。そんな感じです。個人的にはPlay:game基準なら5点の基準点みたいなゲームです。
【サムネイル用画像とその裏話】
自分の中で攻略法だと思う方法を確立して、弟と対戦した第一ラウンド終了時のものです。FAAA島にカフナ置き忘れていますが、カフナ駒的にはダブルスコアを第一ラウンドからかましています(笑)。
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