軽~中量級のタイル配置ゲームとして、ボドゲ初心者さんにもある程度ボドゲに触れてきた人にもお勧めできる一作。
自分の遊園地を作り、たくさんのお客さんを呼び込むことで更に拡張するための資金を得、誰よりもお客さんを満足させられた人が勝者となるというキャッチーな設定。
複雑な処理もなく、1ラウンド回してしまえばゲーム感がわかるので終わるころには「あーすればよかった!」「次はこうしたい」というのが見える出来になっている。
◆ルール
各プレイヤーは、ラウンド毎に決められた資金を得る。
その後各プレイヤー順に、大、中、小のパネルを資金を使って購入する。
獲得したタイルを自身の敷地内に道がつながるように建てる。
その際、トイレ、土産屋、ハンバーガーショップが隣接していればお客さんが来る等の条件があるため、
タイル配置の際にその先の展望を考える必要がある。
更にアトラクションを建てるときは様々な種類のアトラクションを建てることで勝利点が伸びる仕組みとなっており、道がつながればいいというわけではないのも悩ましい。
また、後にお客さんを獲得する必要があるが次にくるお客さんは見えており誰を呼び込みたいかも合わせて考える必要があるため、実は考える要素が多いのが本ゲームの良いところだと思う。
資金が尽きたり、このターンやりたいことがなくなった場合は、パスを宣言する。その際、ハードパスとなるため同ラウンドでのタイル配置は不可。
パスを宣言したプレイヤーは、プレイヤー数+1枚並べられているバスからお客さんを獲得する。
お客さんは、4色で別れており自身のタイルに何色のお客さんであれば入園してくれるかが決められているため
早めのパスは、自身の欲しい色のお客さんが獲得できるチャンスでもある(最後のプレイヤーは残った2択になる)。
全てのプレイヤーが入園するお客さんを決めたら、お客さんを入園させる。
この際、トイレが隣接していないと配置できない等があるため注意。
ここで入園させたお客さんは今後のラウンドで資金を生んでくれる。
ここまでが1ラウンド。これを4ラウンド行い、最終的に以下の項目で勝利点を計算する。
・建てたアトラクションの種類(7種類未満だと0点)
・入園したお客さんの人数(色によって1or2点)-(マイナス)入園できなかったお客さんの人数(色によって1or2点)
・タイルとタイルが隣接しており、つながっていない道の数(-2点)
最終的にはお金をどれだけ稼いだかではなく、どれだけ綺麗でバラエティ豊かな遊園地を作れたかが肝になる。
自身がプレイした感想として、上手くタイルがはまった時はとても楽しく盤面がどんどんにぎやかになっていくゲームで繰り返しやりたいゲームであった。
戦略面としても、バスで待機しているお客さんとの兼ね合いや、欲しいタイルが出ない時の悩みなどボードゲーム慣れしている方でも十二分に楽しめるものとなっている。
なお、プレイ時間は4人で1時間弱でできるため、重ゲーの息抜きや軽量級が続いたときの頭の体操として如何だろうか。
ちなみに、2回目やったところ60点であったのでアトラクションの種類は大事だと思います!