「これはボードゲームですか?」と最初は誰でも思います。(おもちゃでしょ、と私は思ってました)
「1994年ドイツ子供ゲーム大賞受賞してます」と言われてあぁそうですか、と思います。
くるりんパニックは昔からある古いゲームで、私も興味を持った頃にはすでに廃盤になっていました。
「アークライトから再販されました」と聞いて、じゃあ買ってみようかなと思った次第です。
まずは結論から。「くるりんパニック」は高校生の娘がいるオッサン達がキャッキャ言いながら楽しめる傑作です。
子供に独占させてはなりませぬ。
もう、これは理屈じゃないです。理屈抜きで楽しいのです☆
「考えるな、感じろ」とブルース・リー師匠も仰っている通り、
もう遊んじゃいなよのノリで楽しめますよ。
一応、得点計算のようなこともできますが、正直誰が何点取ったかなんて誰も気にしていないし全然関係なし。
くるりんのヒコーキで相手の陣地に急降下爆撃が成功したかどうかが正義であって
細かいこと考えるゲームではありません。
くるりんヒコーキを弾くペダルが実に良くできていて、
急降下爆撃が成功するためのスイートスポットが非常に狭く設計されています。
ゴルフで言えば狙った所に打つためには、正しいスイングが必須です。
同じようにこのゲームにも作法があります。
まず、左手でしっかりパドルを押さえて固定する。
この固定が甘いと自分で叩いた振動でコインが落ちるようになっています。(自爆)
そして、正確な角度とタイミングでパドルをヒットさせる必要があるのです。
少しでも上記のスイートスポットを外すと、
ヘタすると自分のコインをみすみすくるりんヒコーキに落としてもらうことになります。
ただ、ひとつ、このゲームには重大な欠点があります。
それは「飽きるスピードがハンパない!」(爆)
マトモな大人はすぐに飽きますよ。絶対。
小さなお子様からは「もういっかいやろ!」をしつこく繰り返されて
大人がズルズルつきあわされる系ゲームのひとつですが、
理性も知能も子供より少しだけ上のオッサン達は、
さすがに5~6回も遊ぶと「なんか飽きたな・・・」と誰かしら言い出します。
あー
オッサン同士で遊ぶ場合、遊ぶ時間よりも組み立て・箱にしまう時間の方がかかるかもしれません。
でもこれは、子供用のゲームを遊んでいるので当たり前の話。
お子様と遊ぶには最適で楽しいゲームだと思います☆
「戦略やコツ」の方にお勧めセッティング法を提案させてもらいました。
よければご覧下さい☆