ライナー・クニツィアによるクトゥルフモチーフのゲームということで、興味津々。日本語版のサンプルをいただいたので遊んでみました!
ミスカトニック大学というのは、クトゥルフ神話の架空の大学とのこと。ネクロノミコンっていう有名な架空の魔導書が収蔵されています。その図書館で名状しがたき化け物が学生を襲ってしまいました。知識の断片や印章、学生たちを集めつつ正気を保とう!というストーリーです。
ゲーム的には、特殊効果がありちょっと複雑になったチキンレース系坊主めくりって感じでしょうか。
集めるカードは3種類あって、印章カード(下)、断章カード(右)、学生カード(左)です。印章は3種類、断章は5種類揃うと3点です。
実際には揃うと捨札に行くのでこういう風に手元のボードに集まることはないのですが、めちゃくちゃ変わった形のボードはカードがうまく噛み合う感じに置けるようになっています。すごい!
学生カードは4枚揃うと防御カードを復活させることができます。防御カードというのは各プレイヤー同じカードセットを持っていて、引いたカードをなかったことにしたり他の人からカードを奪ったりする、特殊効果的なカードです。
ゲームの流れはシンプルで、カードを1枚引くか、降りるかを選びます。降りる場合は得点カードを得て終わり。カードを引いた場合、うまく揃うと得点ですが、同じカードを引いてしまうと脱落で得点できません。
つまり、ダブらない程度までカードを引き、いい具合で降りればいいんですね。
2人で遊んでみました。最初は防御カードを何でも使えることもあり、点差もないのでさっくさく。徐々に、点差を巻きかえすためにリスクを取ってでももう1枚引くか、確実に点数を得るために降りるかを悩みだします。
カードの枚数はとても多いのですが、2枚目で1枚目と同じカードを引いてしまう、事故のような展開もありました。。引き運ゲーですが、防御カードで緩和されている感じです。
ゲーム終了時。私は41点でしたが、相手は65点で、大敗。。。まあ、運が大きいし、さくっと遊ぶゲームですからね。。。ラウンドごとのシャッフルは念入りにすることをおすすめします!!
ゲームのルール的にはクトゥルフを意識することはほぼないのですが、クトゥルフ好きな人はアートワークで気に入るかもしれません。クニツィアの同様のゲームというと、なつのたからものを思い出しますね。バーストするかどうかが中央の場ではなく個人のボードなので、こちらは個々人がそれぞれ悩むような雰囲気ですかね。
このゲーム、本みたいな作りになっています。割とぱかっと開いちゃうので、バンドでとめて置くといいかなと思います。