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<本作品は委託を受けて販売している委託品です。>
プレイヤーは、ダチョウのサーカス団の一員。6種類の無茶ぶりサーカス芸を、お客さんに受ける程度に程よくこなして得点を稼ぎます。
芸達者なら褒められますが、あまり多すぎると飽きられるので、適度に芸を披露しましょう。
最初のうちは「俺がやるよ!」と皆がやりたがりますが、状況が進むと『どうぞどうぞ…』と譲りはじめ、残った一人が強制的に芸を披露することに。
徐々に増えていくサーカス芸カードと他プレイヤーの芸風を見て、「俺がやるよ!」=「カードを引き取る」か、「どうぞどうぞ」=「勝負から降りる」のどちらかを順番に選択していく駆け引きが気軽に楽しめます。あんまり「どうぞどうぞ」ばかり言ってると団長に「お前たちはダメだ!」と使ってもらえなくなるかも?
お笑い好きでライトゲームが好きな方にお勧めの一品です。
他人をうまく二階に上げてハシゴを外そう!TVでおなじみのアレをそのままゲームにした作品!
【ざっくり解説】
『アールエコ』を世界的作品としてリリースした、カワサキファクトリーさんのもう1つの隠れた名作カードゲーム。TVでおなじみの「ダチョウ倶楽部」の芸の押し付け合いの世界をそのままカードゲームに!
いわゆる話題性で勝負するタイプのゲームではなくて、完成度は高く本質も伴っております。6種類のカードを受け取り過ぎないよう適切な枚数でコントロールするリスク管理ゲームに仕上がっています。
【長所】
TVでおなじみの芸の押し付け合いの世界がわりとそのまま再現されてます。再現性は高いです。他にも芸カードを受け取り過ぎると飽きられて失点というのも、フレーバー要素としてアリだと思います。雰囲気抜群です。
またゲームとしても面白く、ちょうど良い枚数でカードをコントロールするのに四苦八苦するゲームに仕上がっています。雰囲気で楽しめるだけでなく、リスク管理の技術も出るゲームなので多くの人に楽しんでもらえる作品かと思います。
【短所】
後手番が若干不利なところですね。後手番の時は先手ほど強気に行きにくいです。カードを山分けするときは裏向きのカードを受け取る必要があり、リスク管理の面で難があります。
あとはほぼ4人用感が強いゲーム性です。3人でも遊べなくはないですが、4人に比べると格段に面白さが落ちます。
【個人的な評価】
カワサキさんの作品といえば『アールエコ』や『ルールの達人』ですが、本作はその2作に比べて遜色のない出来と言えます。あのTVの世界観をわりとそのままに、雰囲気も楽しく、リスク管理ゲームとしても楽しい。これだけの作品が埋もれているのは非常に勿体ないことだと思います。
元々2011年の作品でかなり古いです。当時はゲームマーケットのアンケートで第2位の人気を誇ったゲームです。あの怪物同人ゲーム『ハート・オブ・クラウン』をアンケートの評価で下した実績があります。
今では知名度の面で逆転されていますが、それだけ当時はそれだけの評価を受けたのです。繰り返しますが、埋もれるのは非常に勿体ない作品です。
推定プレイ回数は3~5回。お手軽に遊べて楽しいのに、しっかり考えどころのあるリスク管理のビッドゲームとして楽しめます。凄い。本作は2018年に再販されたのに、全然注目が集まっていないのは勿体ないですね。今でも全然手に入ります。機会があれば是非遊んでみてください!