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0~109の数字カードと10枚のブロックカードをよく混ぜて、各プレーヤーに4枚ずつ配ります。そのほかに、3枚のカードをテーブル中央に表にして並べ、ゲームスタートです。
このゲームの目的は、自分の前に8枚カードの列を3つ作ることです。
手番になってできることは次の3つのうち1つだけです。
①カードプレイする。②手札を増やす。③ブロックカードをプレイする。
①自分の前にカードの列を作ります。4列までカードの列を持つことができます。プレーヤーは、一回の手番ではいずれか1つの列にのみプレイできます。また、それぞれの列のカードは昇順になっている必要があり、新たにプレイする場合は列の最後に加えるようにします。なお、同色のカードをプレイする場合は複数枚同時にプレイすることもできます。また、プレイしたカードの列を他のカードの列に付け加えることもできます。もし、8枚のカード列ができたら、最初の1枚を裏にしておき、残りを捨て札にします。裏になっているカードは8枚列ができた証拠です。最後に、プレイした枚数を山札または表になっているカードから取ります。
②手札枚数を増やしたい場合には、まず表になっている3枚のカードをすべて捨て札にし、山から3枚表にして並べなおします。そのあと、山または表になっているカードを1枚とります。これで手札が1枚増えました。今後増えた手札枚数でプレイできます。
③ブロックカードは他のプレーヤーのいずれかの列の最後にプレイします。ブロックカードは2つの部分に分けられており、2種類のカードに付けられるようになっています。カード列の最後に置かれているカードと同じ色のブロックカードの方を残して列の最後に差し込みます。こうすることにより、描かれているカードをその列にプレイできなくなります。そのあとカードを2枚補充できます。これの寄っても手札枚数が1枚増えます。
8カードの列を3つ最初に作ったプレーヤーの勝ちです。
カードを1回の手番でたくさんプレイできた方が有利です。そのためには同色のカードを集めるべきです。また、列の移動をうまくすることにより、効率よく8枚カードの列を作ることができます。
★7(個人的10段階評価)
多人数対戦型ソリティア。良くも悪くもシンプルルールの優等生
1~109までの数字カード一枚ずつと、ブロックカードというお邪魔カード10枚(11枚?)程度で構成されるシンプルなコンポーネントのカードゲームです。
ルールとしては、ソリティアを少し緩くした様な内容ですかね。
自分の前に四列の空きスペースがあり、そこに手札からカードを一枚ずつ「昇順に」プレイしていくことで、いち早く「3列・8枚以上」(3×8)の列を完成させた人の勝ち。
ポイントはこの「昇順」というところで、ソリティアと違って数字が「1」ずつ違う必要はないわけで。1~109までの間で漠然と昇順が成り立っていればいいので、意外と完成はスピーディです。そこは対戦ゲームとしては素晴らしい調整なのですが、「ソリティア」的な「上手く出来た!」という快感は若干薄い気がしますね。
また独自要素としてブロックカードという存在がありますが、これがそこまで上手く機能しているかというと、少し疑問です。要は相手にお邪魔カードを送り込むものなのですが、上記したように割とゆるいゲーム性なので、多少邪魔されてもそうプレイは揺らがず。そこに一手使う程の価値が、あんまり見出せなかったりします。いや、自分の手札が増えるボーナス要素もあるのですが、やはり地味です。
と、なんだかマイナス気味なことばかり書き出してしまいましたが、基本的には面白いです。なんせソリティアなんで(笑)。根源的に面白い上に、このゲームではソリティアのダラダラした部分を改善しているとも言えるわけで、そりゃまぁ面白くないわけがない。
……なんですが、じゃあ説明以上の何かがあるかと言えば、ないわけで。この手の数字並べ系全般につきまとう淡泊さが、どうしても顔を出してしまう。「数字を並べる」という意味では協力ゲーの「ザ・ゲーム」がありますが、ルール的な味付けで会話(空気)が盛り上がるよう出来ていたりするので、決して数字並べがダメというわけでもないのですが。
ただ、私がプレイしてきた中でも指折りの、飲み込みやすく「やりやすい」数字並べゲームですので、元々この手のゲームが好きだったり、入門編として持っておきたい人にはお勧めのゲームです。