5/10(BGAでの評価)
チューリングマシンやクロノロジック、蟻の国のデザイナーによる独特なSFテーマのボードゲーム。BGAでプレイ。
基本はワーカーの効果を発動してリソースを増やすか、タイルを購入して個人エリアのタイルを増やすかの2択。
ワーカーは1人3個でお互いが使い切ったらラウンド終了して、購入されたタイルが補充される。
タイルは3種類に分かれていて、後半になるほど強力になっていく構成のタイプ。
各種類のタイルがなくなったら「1年」が終了し、3年やったらゲーム終了。得点が高い人が勝ち。
ルールの大枠だけ書くとシンプルなのだが、独特なルールが結構存在し、初見でルールだけを見ると結構わかりづらい。
タイルを購入するために使用したワーカーは、特定の条件下でないと戻ってこないし、タイルを購入しても、そのタイルを購入するために使ったワーカーの場所にしか配置できないし、科学点の処理もなんかしっくりこない。
全体的にプレイ感が地味で、ボードのイラストが無駄に凝っているがゆえに、配置できるタイルなのか、ただのイラストなのかも把握しづらく、自分より後ろの人がいるほど得する効果があるのに、それを衝立で隠すルール設計のため、そこのインタラクションの把握がしんどかったりと、悪くないんだけど、なんかいろいろ把握が疲れるゲーム。
あと、このゲーム、2人ベストとGeekで言われているが、その通りで、BGAで2人プレイでやっても2時間近くかかるし、人が増えたところで、そんなに意味があると感じなかった。
これは、手番の選択肢は少ないのだが、ワーカーの回収のための配置位置やらリソースの生産・管理やらいろんなタイルの購入ができるやらなど、1つの選択肢の中で選べる選択肢が多く、ゲーム後半になるにつれ、それが増えていくので、どんどん時間がかかっていく点と、自分より得点が低いプレイヤーがもらえるメリットの恩恵が非公開のためわかりづらい点などがあげられる。
最近、なぜか半額近く値下げされて投げ売りされている印象だが、まぁ、そうなるのも仕方ないのかもと感じた。
ただ、悪いゲームではなく、独自性もあると思うので、2人で独特なゲームを遊びたい人にはありかもとは思う。