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白鷺城 / ホワイト・キャッスル
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  • 1~4人
  • 80分前後
  • 12歳~
  • 2023年~
(3.5)

白鷺城 / ホワイト・キャッスル

メーカー:アークライト

1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
ようこそ姫路城へ

 西暦一七六一年、日本。江戸将軍家の老中首座として権勢をふるっていた上野前橋藩主・酒井忠恭は、移封によって播磨姫路藩主となった。そのため各藩は、酒井氏の機嫌をとろうと躍起となったのである。この麗しき姫路の白き城(別名・白鷺城)の、ありとあらゆる階層に同族の者を仕官させ、藩主忠恭に影響を与える必要があった。政治的な官職や、軍事的な称号のみならず、果ては庭園の面倒をつぶさにみる庭師に至るまで。

 このゲーム『白鷺城/ホワイト・キャッスル』において、小大名たる各プレイヤーは、白鷺城における一族の地位と将来を賭けて互いに争います。狡猾さ、臨機応変なる資源管理、姫路城内での一族の配置が、勝利への鍵となっています!

内容物
カード77枚、操練場タイル8枚、ダイス・タイル15枚、ダイス・タイル15枚、一文銭24枚、五文銭8枚、家紋20枚、+40/80点タイル4枚、橋3基
藩ボード4枚、白鷺城ボード1枚、侍コマ20個、藩士コマ20個、庭師コマ20個、資源キューブ12個、影響コマ4個、白鷺コマ4個、扇子コマ4個、ラウンド・マーカー1個、ダイス15個

世界観/フレーバー/アートワーク

レビュー 7件

レビュー
1810名が参考
1年以上前

日本の世界遺産姫路城に潜入しましょう。世界同時発売となった本作は、日本大好きイスラ&シェイの作品です。


3色の立体的な橋に昇順に並んでいるダイス。このいずれかの橋の左右どちらかの端にあるダイスを取り、アクションスペースに置きます。

置く場所は、自藩(個人ボード)の3箇所、白鷺城内の5箇所、丘の上、お菊の井戸です。

↑  序盤ならこんな時、何も考えず白の6を取っておきたい。理由は、6との差が大きいから。ただ、ここではオレンジダイスを取り、城内1階の3の目に置けば、上2つのアクションができてお得。右下、お菊の井戸。


メインアクションは、自藩内の3種の駒達を派遣することです。(   )はコスト。

オレンジ…廷臣を白鷺城の城門や城内に進める(城門:2金、城内:真珠)

黒…庭師を城外の池のほとりに置く(食糧)

白…侍を武道稽古場に送る(鉄)

この廷臣、庭師、侍が、そのままこのゲームの得点源です。

あともう一つ、白鷺トラックというのがあり、これは白鷺アイコンを入手するだけで進みます。MAX15VP。

この4種類が大きなVP(終了時VP)となります。


ダイスプレイスの際、アクションスペースにはダイスの目が印刷されていて、この目より小さい目の場合、差額をお金で支払わなければいけません。反対に、大きい目の時は収入となります。このような簡単な計算技術を使うダイスプレイスメントは、マデイラ、シニョーリエ、ルチアーニの作品など、過去の重ゲーに見られがちでしたが、このゲームの特徴の一つとして、「すでに置かれているダイスの目を新しい基準として、ダイスを2階建てに積み重ねて置く」ことができます。

つまり、元の数字が変わり、もう一度同じスペースでアクションすることができます。(さすがに2階までで、3階は不可でした…)

また、過去のダイスプレイスメントなら、小さい目の時も何かしらアドバンテージがありバランスを取っているはずなのですが、このゲームでは、(特に序盤は)大きい数がお得です。(実際は、左端の(小さい)ダイスを取った場合、灯籠ボーナスというのが貰えます)

↑  右下、丘の上。メインアクションができる。今、白のダイス(3の目)の上にオレンジの6をプレイス。2階建てとなった。アクション前に3金の収入が入った。右上、武道稽古場(右上)。展開によっては、写真のようにコスト1鉄スペースに集まってしまう。


メインアクションは、丘の上にダイスを置くと簡単に発動します。ダイス目は「5」。5未満のダイスではコストが掛かります。また、自藩のカードや城内のカードの中にもメインアクションアイコンは潜んでいます。ただ、自藩や城内の場合、メインアクションをするには、ダイスの色を合わせなければなりません。

メインアクションを発動したら、

・廷臣は、まず2金を払って、白鷺城門の前に送ります。さらに続けて、真珠2つを払って城内に1階分進むことができます。今門前に置いた廷臣でなく、すでに城内に居る廷臣を1階分動かすことも可能です。門前に置かず城内移動だけもOKです。城内は3階建てで、3階は天守閣となります。真珠5つを払うと、一気に2階分上がることができます。

1階(3つの間)、2階(2つの間)に入った場合、そこにあるアクションカードを取り、自藩のカードスロットに置き、そのカードボーナスが貰えます。古いカードは、裏にして灯籠の隣に並べておきます。

以上が廷臣の場合で、終了時VPは、各廷臣につき、天守閣10VP、2階6VP、1階3VP、門前1VPが貰えます。

・庭師は、6箇所ある庭カードスペースに置き、食糧を支払い、アクションをします。コストもアクションも終了時VPもカードに書かれており、コストが多いほどVPも高く、1〜9VPまであります。庭師は(廷臣も侍も)5人まで配置できます。

・侍は、3つある稽古場のいずれかに置きます。コストが1鉄、3鉄、5鉄と差があるので、アクション内容にもある程度の差があります。終了時VPは、全ての稽古場にいる侍の人数×城内に居る廷臣の数となります。なので、いくら侍が多くても、廷臣が一人も居なければ0VPです。また、5鉄の稽古場は、1人の侍を2人分として数えます。


個人ボード内の3つの自藩アクションは、資源の補充とカードアクションです。カードの中にメインアクションがあります。自藩アクションの印刷の目はどれも「6」です。また、2階建てはできません。取ったダイスと同じ色のスペースにダイスを置き、コストを払ったら、その列で開放されている部分の資源を貰い、その後、その列のカードアクションを行ないます。

↑  さっきの白6で自藩アクション。まずコストは±0。次に真珠を3つ貰い、カードアクションで家紋を1払い侍アクションを実行。侍駒を1つ取って稽古場に置き、その稽古場のタイルアクションボーナスを得て、手番終了。中央下のカードは、灯籠ボーナス。この3枚ぐらいがあれば十分強力なので、小さいダイスをドラフトできる。


5つの城内アクションですが、1階部分と2階部分の計5つの間に、直接ダイスを置きます。1階の印刷の目は「3」、2階の印刷の目は「4」です。コストを払ったら、そこにあるアクションカードのアクションを行なうのですが、内容がダイスの色で分かれています。例えば1階のアクションカード内には3種類あり、ダイスの色によっては、2種類のアクションができる場合もあります。

この城内アクションの中にも、メインアクションアイコンがあります。(というか、どのカードにも1つのメインアクションアイコンが含まれています)


これら3種のメインアクションを中心に、一ラウンド3ダイス、3ラウンド行ないます。手数で言うと、たった9手番です。


考察

◾️まだ方針が定まっていない序盤は、どの色でも単純に大きな目の方を取り、資源の貯まっているメインアクションをコツコツ行なっていきたい。収入になり易い城内でメインアクションするのが一石二鳥。

◾️メインアクションをする時は、丘の上よりも、できる限り城内や自藩にあるカードのメインアクションを優先する。城内は、印刷の目が小さく収入になり易く、また、複数のアクションの可能性もある。自藩の場合は、印刷の目は丘の上より1大きいが、開放の資源が貰える。終盤は、開放されているので自藩アクションが強い。

◾️3周目は、普通、小さい目しか残らない。序盤は1や2だと、やはり城内がオススメ。1階の間の「3」の目もいいが、家紋を使わずアクションできる2階の「4」の目も考えたい。逆に、終盤はお金を貯めて、小さい目でも無理して目的のメインアクションをしよう。

◾️例えばダイスが1と2しか残っていない場合、敢えて小さい1を取って、灯籠ボーナスを貰いたい。灯籠ボーナスは、終盤は強力になる。が、中盤から積極的に取りに行きたい。

◾️灯籠の強化の仕方は、廷臣アクション1、2階で新しいカードを取ること。古いカードが裏にされ、ミニボーナスに変わり、それが累積されていく。

◾️白鷺アイコンをどんどん進める戦略は、春夏秋冬を表す冬のマスまで到達すれば大きなVPとなるが、特化はなかなか難しい。ただ、次ラウンドの順番トラックにもなるので、秋の6VPあたりを目標にして進めたい。

◾️庭師だけは、第一第二ラウンド終了時にもボーナスが出る。ダイスが最低一つでも残っている橋(の庭)にいる庭師には、再度その庭アクションカードボーナスが貰える。なので、他プレイヤーの庭師が多く存在する橋のダイスは、協力して全部使い切ってしまいたい。

◾️補充は、お菊の井戸。(姫路城に本当にあるらしい)。「ダイスの目−1金(6なら5金!)、家紋トークン、真珠や鉄などの2つの資源」というミックスセットがまとめて貰える。珍しい補充形態だが、9手番のうちの一手番を使うので、できればダイレクトでアクションしたくない…


中終盤はコンボが効いてきて、案外アクションができるようになります。あまり長いコンボは好みではありませんが、策を捻り出すのは楽しいものです。

ただ、バランスが気になります。
コスト3鉄稽古場は、1鉄と5鉄の間に挟まれ、3鉄無い時は1鉄へ、5鉄あれば5鉄に行かれるので、優遇性が薄い存在です。ここには、自藩アクション、または、プロモタイルの「任意のメインアクションができる」を置いてパワーアップを図りたいところ。

もう一つ、白鷺城トラックも、そもそもあまり進めず、しかも紋章が足りなくなるので、10VP以上の「冬」に入るのはほぼ不可能…。これも、1鉄稽古場を紋章にするなど、稽古場や橋の左を、紋章や白鷺アイコンで埋めておきたいです。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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たまご
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
レビュー
1368名が参考
1年以上前

日本大好きなデザイナーが作った作品。2023年はとかくあれこれ言われないテーマの作品がでている。


ファンタジー

SF

そして日本である。


まぁ、日本をモチーフにしたゲームのハチャメチャぶりを笑って許せる民族性ならでわなので、突っ込んで笑うだけに私もしている。


とはいえ、このゲームに関してはシーモンジャパンさんも監修したらしく、歴史考証などをやっている。


箱の大きさは赤の大聖堂を作ったデザイナーならでわなのか、大きさはほとんど同じ、厚みが若干姫路城のほうが厚みがある。

かといって、刑部姫とか宮本武蔵がでるわけではなく、時代は酒井氏が転封(転勤みたいなもの)して姫路城城主になったので、新しい主君の下で自分の勢力の拡大を狙おうというのが目的となっている。


基本はダイスによるワーカープレイスメントで場内や橋や井戸にダイスを置いてアクションやリソースを獲得していく。

写真は3人用で1人分のコンポーネントを広げています。


ではザックリとした動きとシステムみたいなのを紹介していきます。



各橋の両端にあるダイスを一つ選びボードにあるアクションポイントに置いてプレイします。(左の低い数値は灯篭ボーナスがついていますが、それについては後ほど)


下に描かれているダイス目より差額分を高いダイス目ならお金の収入が、下回ったら支払いを行い、色タイルに描かれたアクションを実行します。


3人用からの追加ルールですが、同じ場所にアクションする場合はこうしてダイスを重ねて行うことができます。しかし、下のダイス目は6になっていますので6を基準に差額分の収支が行われます。

なのでこの場合1文支払う必要があります。


基本的なアクション



このゲームにおける基本的なアクションアイコンはこの三つです。ここのアクションポイントは置いたところの左右どちらかをプレイできます。

このアクションアイコンはボードの至る所にありますので、その場所にダイスを置いてアクションを行えます。


このアクションで自制力のコマをゲームボードに配置して影響力を高くしていきます。


藩士アクション



主にお城のアイコンになります。


自勢力の藩士ゴマを登城させてリソースを支払って(賄賂ともいう)3階建ての城を駆け上がっていきます。2文でコマを一つ配置できますが、個々の部分だけは一気に配置することが可能になっています。

こちらが10文支払って藩士ゴマを城門に集めさせた図です。

そのあとにコマ1つを1フロアか2フロア上に上げることができます。ただし2フロア上げる時は1つのコマしか上げることはできません。

リソースは個人ボードの左側に表示されています。上にある家紋もリソースになっています。

真珠母(右側のリソース)が2あるので1つ上に上げることができます。


上に上がるとアクションポイントのカードを獲得します。


そして個人ボードのカードの場所に入れ替えて、元のカードは裏に返して灯篭のラインにずらして並べてえきます。


そして背景が白のアクションが1つ選べます。


井戸アクション

ちなみに上の井戸アイコンは、アクションポイントでも訪れることができます。ここは常時ダイス目が1であり、ダイスを重ねる必要はありません。

そして家紋とゲーム毎に決まるリソースを2つ手に入れることができます。


二四節気トラック

カードの下に描かれているアイコンは24節気トラックを進めるアクションです。これは城内の影響力を示しています。

スタートプレイヤー争いも含まれていて、先頭を走っているプレイヤーが有利になります。

途中、木をまたぐごとに家紋を支払わないと先に進めませんが、進めば進むほど最終勝利点が多く獲得できます。


侍アクション


侍コマを修練場に配置できます。


各マス3箇所それぞれの左下のリソースを支払うと配置でき、そのマスのアクションを実行できます。

5を支払うと2つのアクションがプレイできます。


庭師アクション



庭師のコマをダイスの置かれていた橋のたもとに配置してアクションを行えます。これはプレイヤー一人につき1マスまでです。各マスの右上にあるリソスを支払います。


光で見ずらいかもしれませんが、左側のアクションは最終勝利点は低めで主にリソースの獲得、右側のアクションは最終勝利点は高いものの、追加の文を支払って追加のアクションが行えます。



灯篭アクション


これは個人ボードに描かれてカードの裏面を並べたものですが、灯篭アクション自体にダイスを置いてアクションするものではなく、なにかの追加で獲得できるものです。

しかし侮れないのは登城でたくさんの藩士コマが進んでいくとここのカードは増えていき、ここのアイコンに並んだ分が獲得できます。



個人ボードのにもアクションポイントがあります。



各コマが取り除かれた個人ボードの下にはリソースのアイコンがあります。そしてその横にはダイスアクションができる場所があります。ちなみに2文払って赤ダイスのアクションをおこなっ場合、食料4、3文、家紋、井戸アクションが行えます。


という感じで各自プレイして行って橋の上にあるダイスが3個になったらラウンドが終了します。

とはいっても各自1ラウンドにダイスは3つしかピック出来ません。


そして右上にあるシャチホコのラウントマーカーは3しかありません。


つまり9個ダイスをピックしたらゲームは終わるのです・・・


以前友人に「ゲーム中ダイスを9個選ぶだけの簡単なゲームだよ」といってものすごい警戒をされましたが・・・


うん、言いたいことはわかる。9手番で何が出来るんだと・・・


結構動かせるから不思議だ・・・


9手番で自分の個人ボードの勢力を拡大するのが目的なので、自藩コマを城内の要職に据えたり、侍を登用させたり、お庭番として(忍びというわけではなく庭師という意味)場内に潜入したりと、ありとあらゆるところに自藩のコマを置きまくる。


最終勝利点

藩士ゴマ、庭師と24節気の勝利点は額面どうりなのですが、


侍コマは置いてある場所(5支払う場所は2であとは1)の総合の数値 X 城門以外にいる藩士コマの数が侍ゴマの勝利点になります。


なのでどっちかに偏っても勝利点が稼げません。


こうして最終得点が高い人が勝利します。


ソロモードについて

ソロモードがついてるのでゲームシステムを知る上で何度も遊びましたが、結構強かったです。

ちゃんとした動きをしないと稼げないのと、24節気はどんどん進んでいくし、勝利点も地味に稼いでいきます。


この間やっと勝利しましたけど、66VS59と下ぶれた時に勝利できました。下手したら100点とかとられて負けますからねぇ・・・


欠点と言えばデザイナーが赤の大聖堂を手掛けていたというわけでもないですが、マニュアルが読みづらいですねぇ・・・


なんかいろんなアクションが複雑に絡んでいるようなゲームですからなおさらなんでしょうが、理解するのにちょっと難儀しました。


まぁ、正直戦略がよーわからんというのが正直な感想で、1手番で一番強いアクションを探すのが上手な人が得意なんじゃないかと思う。(どのボードゲームでもそうだろと言われたらそれまでなんだが・・・)


ソロで何度か回してみて感じたのは、これが難易度が高いのか、私の立ち回りが悪いのかはよーわかりません。ただプレイ感はやってみるとすっきりしてますし、何度でも繰り返して遊べるゲームではないかと思います。


拡張が出る可能性があるデザイナーですので期待しています。


いろいろな要素を詰め込んでぎゅっとコンパクトにまとまったこのゲームよろしければ遊んでみてはいかがでしょうか。

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たまご
リーゼンドルフ
リーゼンドルフ
レビュー
1140名が参考
7ヶ月前

6/10

2023年ゴールデンギークミドルゲーム大賞ノミネート(大賞はアース)、2024年アスドールエキスパートノミネート(大賞はラ・ファミリア)、ドイツゲーム賞では3位圏内(2024/8/28では順位が1~3位のどれかは不明)と、話題になっている作品。

システムは、ダイスワーカープレイスメントなのだが、個人的にダイスワーカープレイスメントは好みではないので、プレイを避けていたが、こんだけ話題になっているので、ついにプレイ。

基本はダイスワーカープレイスメントなので、サイコロをとって配置するだけ。

なんと、これを9回やったらゲームが終了する(笑)早いw

個人的にダイスワーカープレイスメントって、たくさんサイコロ使って、たくさん置いて、みたいに何個もサイコロ持たされて、特に感情移入もわかない無機質なサイコロを置くという点が気に入っていないのだが、1個しか置かず、しかも9回で終わりなので、そこらへんのストレスもなく遊べた。たしかにこれはすごいわ。

とったサイコロは、配置場所が決まっており、各スペースにはサイコロの数字が指定されているのだが、大きい目をおくと、お金がもらえ、小さい目だとお金を支払わなければならない。

じゃあ、大きい目とりゃいいじゃんとなるが、小さい目だと、拡大再生産的なコンボができるアクションができるので、うまいことやれば、小さい目の方が得だったりすることもあるのが面白い。

基本は城にコマを置いて得点、城に置いた数だけ点が増える侍を配置して得点、庭師を配置して得点の3つくらいあるが、そのどれをやるかは、毎回、ボードにおいてあるカードで変わるので、決まった戦法だけでプレイしづらく、都度、柔軟なプレイが求められるところが良い。(これがやだって人もいるかもしれないけど)

逆に手番でできるアクションがカードに依存しているため、コロコロできるところが変わるのが、毎回、自分の手番で悩まなければならず(9回しかアクションできないのでなおさらw)、ダウンタイムが他のゲームよりも長引いてしまいやすいのは気になったかな。

とはいえ、9回しかアクションしないので、普通の重ゲーよりはすぐ終わるんだけどね。

まとめると、ダイスワーカープレイスメントがあんまり好きじゃない自分でも、ごちゃごちゃしすぎて、ストレス感じる前にスピーディーに終わるし、それでいて濃厚なゲームをした感じにしてくれるゲーム。

(ダイスワーカープレイスメントの中では)短時間で終わるダイスワーカープレイスメントに興味があるか、いろいろノミネートされてたり、ドイツゲーム賞で上位に入ってたりするところに惹かれるならアリかな。

あと、自分はやらないが、ソロルールがほぼ無理ゲーと言われてるみたいなので、もし、ソロやる人は要注意。

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たまご
白州
白州
レビュー
849名が参考
1年以上前

「赤の大聖堂」のデザイナー作、姫路城モチーフのダイス&ワーカープレイスメント。
とりあえず取説はちと読みづらい。コンポーネント名称は書いといてほしい。
それを乗り越えると9手番で色んな角度で点を稼ぐ戦略を考えるのが楽しい中量級ゲームでした。あとソロは激ムズです。中々勝てません。
ソロプレイのみですがご紹介です。


概 要

タイトルにもなっている「the white castle」=白鷺城=姫路城。海外デザイナーによる日本テーマの作品。あんまり日本テーマの作品ってやってなかったので新鮮(「千本鳥居」以来かな)。
テーマを無視して説明すると、大まかなところは次のとおり。

・毎ラウンド3つの橋の上に人数+1(ソロもオートマと2人プレイ扱いなので2+1)のサイコロが小さい順に左から並べられる(左端<中央<右)。
・そのダイスを選択し、お城の中の各エリアに配置するとアクション実行可能。自分のボード内にいる3種のミープル(藩士・庭師・武士)をリソース払って送り込んだり資源を獲得したりする。
・エリアにはダイス目が描いてあり、それより大きい目を置くと大きい分お金がもらえ、少ないとお金を払う。
・直接点が得られるアクションもあれば終了時に得点になるもの(場内の藩士×武士等ミープル配置数やスタP争いにもなる二十四節季トラックの位置等)もある。それらを終了時に積み上げて点の高い方が勝ち。


ソロプレイ

オートマとの対戦。難易度3段階調整可能。オートマ用デッキからカードを引いて行動を決定します。
セットアップは2人用準拠。ただしオートマはボードをもたずリソースもお金以外得ないので、各種ワーカーとお金が置けるエリアを作ってやればOK。
ちなみにスタPがどっちかは難易度で変わります。

準備は次のとおり。

①オートマデッキ(9枚)を橋の面を上にしてシャッフル
②自分の初期資源&カードは場から取らず、ランダムに1枚ずつ引いたものを使用(多人数の場合は人数+1組並べて順番に獲得する)
③各色ダイスは3個ずつ振って橋にセットする。


【全体セットアップ(対オートマ)】


大まかな流れ

①ダイスを選択(橋内の最小の目であれば「燈籠アクション」実行)

②ダイスを場内のエリアに配置し、アクションを実行。


③①と②を交互に3回ずつ繰り返したら、そのラウンドが1ラウンド・2ラウンドなら、ダイスが残ってる橋の両端に設置した庭師がいればアクションを実行してラウンド終了。二十四節季を確認して前にいる方が次のスタP。
④3ラウンド終了時、庭師のチェックは無しで得点計算。

という感じ。
たった3ラウンド9手番しかないので、1手は非常に重いです。
【1ラウンド終了時の様子】


オートマの手番

めくられるカードにより取得ダイスやワーカー配置場が決定します。

例:このカードの並びだと、左のカードで「白の左ダイス」を「該当するところ(城内1段階目)」に置きます。そして右のカードで「藩士を1人城門に配置」して「二十四節季+1、3円獲得」というアクションになります。
終わったら、カードを橋の面を上にしてデッキの底に戻します。


オートマの特徴

・リソースなし:ノーコストでコマを配置していきます。
・お金はもらうときだけ:ダイスと置く場所はカードで決まります。置いたダイスによってはお金を払ったりもらったりすることになりますが、オートマはもらうだけ。払いません。極悪。
・ダイスが置けなかったときは井戸へ:置く場所が既にふさがってたらすべからく井戸へ。差分のお金を獲得です。
・ダブルアクション:やるうえで避けたいところ。2手番・3手番目は特にですが、指定されたダイスが取れない場合があり、その際はさらにカードをめくり、とれるダイスが出るまでめくります。そうしたら、めくったカードの最後とその次、2枚のアクションを実行することになります。純粋に手数が倍。デッキは3色×3枚しかないのとめくるカードの色はわかっているので、逆算して予防できるなら該当ダイスをピックせず残して1枚のみのアクションで止まってほしいところ。


・ラウンド終了時ボーナス①庭師:置かれた庭師のコマ数×現在のラウンド数が得点として加算されます。
【下図:ラウンド1なら2点、2なら4点といった具合】

・ラウンド終了時ボーナス②お金変換:オートマがスタPなら3円×1点、2番手なら5円×1点に変換され、端数は次ラウンドに持ち越しです。
例:11円持ってたら、スタPなら3点とって2円持ち越し。2番手なら2点とって1円持ち越し。


あとは通常通りプレイして、得点を計算し、上回っていれば勝ちです。
【終了時の様子】


感 想

赤の大聖堂好きとしては一度やっておきたかったのでとりあえず満足…なんですが、取説はもうちょい何とかならなかったのか。カード種類もまあまああるのにどれがどれか書いてないのにびっくり。分かりづらい。理解してしまえば、ゲーム自体はたった3ラウンドで各ラウンド3回ダイスピックして対応アクションするだけ。いかに資源確保してワーカーいっぱい配置できるか頭を悩ますいいゲームでした。一手が重いし手番も足りない。難しい。


オートマ超強い。5回やってようやく最弱難易度に勝てました。といってもダブルアクションほぼ打たれなかった&こっちのコンボが綺麗にはいったところが大きいです。最高難易度に勝てる気が全くしないんですけどどうなんだろう。BGGフォーラムでも「強すぎ」「イージーは先手だけどオートマのダブルアクション誘発するんで実質ミディアム超では」みたいなことも言われてました。
努力で勝てるレベルであってほしい。正直勝てたらラッキーぐらいの気持ちでやってます。

そういう意味ではやっぱ9手番じゃ足りない。ようやく自藩が育ったぞってときに終わるのでちょっと物足りない。あと1ラウンドくらいやりたい。

まあダイス運もあるし、カードやボーナスの配置・ダイスカラーの配置もランダムで、有効打が見えない。それを探すのを楽しめるか。やりがいはある。取説の不親切を乗り越えるといろんな要素が絡み合って重厚だけど箱サイズは中量級のそれっていう中々いい感じ(同作者の「赤の大聖堂」も同じくらいのサイズで程よい中量級)。
コンパクトサイズで重いゲームがやりたいならおすすめです。
※複数人プレイだと「ダイスを重ねる」ことができるのでまた違った感想になると思いますが、ソロプレイの感想ということで。

とりあえずオートマ強すぎなんで心折れそうですが、曰く7~8回に1回は勝てるくらいの難易度らしいので、有効打までいかなくても取るべき行動はあるんでしょうね。

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たまご
じむや
じむや
レビュー
732名が参考
1年以上前

 重ゲって聞いてたから割と警戒してたのだけど、要素はそこまで多くない(ファイユーム位かな)。割と素直なゲームだなと思いました。

 やる事そのものはそこまでややこしくないのだが、ボード全体に視線を巡らせるのがちょっと難しい(というかボードデザインがごちゃごちゃしてちょっと見づらい……)。アクション同士の絡みが強いので、ダウンタイムは結構食う。拡大再生産的な要素は多少あるが、そこまでキツくないし余り拡大しなかったけどトップタイ2着取れるくらいのバランスなので、拡大再生産キツイのが苦手な私には合っていた模様。拡大再生産しゅきぃ~って言う人は多分物足りないですね。ゲーム自体は割とスタンダードな作りなので、10年くらい前の重ゲって感じがしました。これくらいでいいんだよ、これくらいで。尖った要素はあんまりないですね。

 プレイ順を決定するコマとラウンド駒が不安定な作りなのでよくこけるのがちょっと気になりました。もうちょっと安定感のあるフォルムにしてよ……。

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たまご
有我悟(あるがさとる)@GM2024秋秘教機械土B18
有我悟(あるがさとる)@GM2024秋秘教機械土B18
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